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宇宙と交信するわたし。

「ときどきわたなべさんは宇宙と交信してるから邪魔しないであげて」

夏の日差しが輝いていたころ
手のひらのなかで
梨の生き生きとした生命を感じては
感動していた。

鱗雲が流れて秋を感じて
病院で勤め始めて3か月目。

まだまだ不慣れです。

心も
体も
揺さぶられてます。

万歩計?
一万歩は有に超えて歩く。
全病棟を歩く。歩く。歩く。

そして、

梨の瑞々しさは過ぎ去って

今は
日に日に枯れゆく生命を
目の前で感じている。

体とは。
病とは。
命とは。

答えもないが、
なんかよく考える。

バイオグラフィーワークでは、

衰えゆく物質(からだ)と反比例して
豊かに熟成しゆくよう魂存在。
思い通りに動けなくなるからこそ(失うからこそ)
高めゆく存在。意志する働きがあるとしています。

失うから得られる存在。

病棟を巡るたびに
感じては頭どっかに行ってしまって
ときに戻ってこない。

そんなわたしをですね、
出逢って3か月の仲間たちは

優しく
ときにユーモアを交えて
あたたかく受け入れて
見守ってくれてる。

今日はそんの言葉を投げかけられて
仲間たちからの愛を感じて泣けてしまいました。

なぁんかね
もちろんお金が必要で働いているけど
もうね、違うのです。

仕事ってきっとそうなんだろうな。

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