パッシブハウスを見てきたよ

こんばんは、久しぶりのnoteになります。1月は家庭に加えて、業務が忙しく、更新できておりませんでした、、、継続力なりということで反省しています。

さて、今日は、パッシブハウスのイベントに参加してきたので、アウトプットします。

パッシブハウスとは?

地球のために、住む人のために、持続可能な家のことです。
以下のポイントを技術で叶え、世界基準の認定をうけた家です。床も壁も天井も高断熱と高気密。魔法瓶のような家は、冬は暖気を、夏は冷気を逃しません。
ー 高性能な複層窓。
南向きの大きな窓は、冬は太陽熱を取り込む優秀な暖房がわり。北側の高い窓は、夏の熱気を逃がす道。景色良好、家を明るく保ちます。

ー 計算されつくした庇(ひさし)。
冬の低い太陽は、庇をくぐり抜けて、家を暖めます。

ー 熱交換換気システム
空気はいつもきれいなのに、熱だけリサイクル。これで吸気口から冷たい外気が入ってくることもありません。
→燃費がいい、環境にいい、デザインもいい、長持ちする、ハイブリッドな家。

エアコン一台でも家全体が暖かい。それがパッシブハウスです。

PASSIVE HOUSE JAPN(https://passivehouse-japan.org/concept/)より引用

パッシブハウスについて、理解いただけましたかね?
高断熱、高気密かつ光熱費などランニングコストも抑えられる「エコかつ快適な住宅」、それがパッシブハウスだと個人的に思っています。

パッシブハウスの元はドイツのパッシブハウス研究所(Passive HouseInstitute ※略称PHI)がスタートとのことです。さすが、環境先進国のドイツ。

パッシブハウスの基準

パッシブハウスの基準はいかに設定されているようです。
非営利団体パッシブハウスジャパンにより認定されるようですね。

パッシブハウス基準
・「冷暖房負荷が各15kWh/m2以下であること」
・「気密性能として50Paの加圧時の漏気回数が0.6回以下であること」
・「一次エネルギー消費量(家電も含む)が120kWh/m2以下であること」

2022年基準で50棟程度が日本に存在するという記事を見ました。
クラシック、プラス、プレミアムと3段階あるとのこと。

パッシブハウスに興味がある理由

パッシブハウスというより、エネルギー効率のよく、快適に住める高断熱・高気密住宅に興味がありました。
その理由は、現都市経営プロスクール(以前は公民連携プロフェッショナルスクール)での竹内昌義さんの講義を受けたからです。日本で化石燃料(石油や天然ガス)はとれないので、ほぼ輸入に頼っています。せっかく稼いだお金をエネルギーを買うために消費しています。

薄くペラペラの家が、戦後の住宅政策により大量に供給されたことにより、日本の家の資産価値はありません。潰されて新しいものが建つならともかく、潰されずに放置されている空き家が多く、日本の都市は、中心から外に外に広がっています。インフラを維持するコストもかかるし、人口が密集しないため、商業も育ちにくい地方都市が多いのが現状です。
もし、日本の住宅に価値があれば、日本の今はもっと変わっていたと思いませんか?住宅に投資したものお金が資産として、残っていれば、日本の優位性はもっとあったでしょう。と、ここまでは、竹内さんとかの受け売りです。資産価値があれば労働人口の移動ももっとスムーズにできるでしょう。日本人は、住宅を買うと、ローンという鎖に縛られ続ける人が大半で、キャリアに合わせて住む地域を選択することはほぼできない現状です。

ヒートショックなんかも、家の中の寒暖差が原因で起きるようですね。
ペラペラな家は、健康にも害を及ぼします。

地球環境を考えると、化石燃料をガンガン燃やしCO2を排出し続けることには無理があるし、廃棄のこと考えない原子力に頼り続けるのも良くないですよね。子や孫の世代のことを考えると、異常ともいえる地球温暖化をなんとしてでも食い止めないといけないです。
そのためには、住宅から出るエネルギーロスを減らす、すなわちエコな家にし、できるだけ再生可能エネルギーで自給自足な暮らしをすることに尽きます。

家計にも光熱費の削減という意味で、非常に恩恵がある話です。
ダラダラと書いてしまいましたが、都市政策や家計面で自分はパッシブハウス(高断熱、高気密)に興味を持っていますね。

パッシブハウスって実際どうだったの?

イベント当日は、気温が夜でも10ど程度で、比較的暖かい日だったと思います。パッシブハウスは、薪ストーブが焚かれ、温度を逃すために、一つのだけ窓が開けられていましたが、半袖、半ズボンで十分な気温でした。2階部分は27度程度あったんじゃないかな?

家の設計もあったと思いますが、木をふんだんに使ってあり、温度も雰囲気も「暖かい」って思えました。

住んでいる人に聞いたところ、建坪60坪でも建坪20坪行かない賃貸住宅の光熱費の4分の1程度なようです。
我が家の賃貸も某D社の賃貸で人気がありつつ、防音や断熱は比較的しっかりしています。冬でもそれほどエアコンを使わなくも良い家です。(妻が寒さに強いので、暖房をあまり入れないタイプというのも影響してますが)

そう考えると、すごい性能じゃないですか?
我が家が単純に3倍の建坪と考えると、10分の1程度に光熱費が抑えられるんです。年間で見たら、すごい差になりますよね。何十万の違いです。

何十万が、エネルギーに使われず、単純に消費されたら、それも日本中でと考えると経済効果もすごいことになりそう。。。

まとめ

  • エコな住宅で健康かつ節約できる

  • ランニングコストを少なくすることができる

  • 地球にも優しい

今後、2025年には、住宅の性能は今より厳しいものが義務化されます。そして、2030年に向けて、カーボンニュートラルを国として達成するためには、より厳しい基準ではないと家を建てられないでしょう。
昨日のパッシブハウスを建てられた鳳建設の代表の森さんもメルマガで言っていましたが、今ペラペラな建売を買うと確かに安い、新築で満足できます。しかし、数年後には既存不適格な住居で売買すら難しくなる可能性があるし、適格な住宅にするために高い改修費をかけなければいけなくなるかもしれません。そして、ランニングコストも高いです。

健康のために、家計のために、そして子供が将来安心して暮らせる地球のために、パッシブハウスをみんなで建てませんか?

蛇足ですが、
鳳建設の森さんのように、社会的な課題を考えて、儲けだけではなくお客様にも真摯に向き合うこと、そんなところを自分も見習いたいです。どうせ仕事するなら、社会性を意識して働きたいですね。収益が全てだけじゃなくてさ。何が社会のためになるのか当社も真剣に考えて動かないといけないと思います。

参考
パッシブハウスジャパン
鳳建設
鳳建設メルマガ申込(⇦めっちゃ勉強になります)


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