オガール訪問
公務員時代に参加した公民連携プロフェッショナルスクール(現都市経営プロスクール)で、公民連携の先進事例として取り上げられた岩手県紫波郡紫波町にあるオガールに訪問してきました。今回のnoteでは、訪問した感想を書きたいと思います。
※しっかりとヒアリングや調査したものではく、私見ですのあしからず
オガールに行った目的
興味のあるまちづくり分野で、先進事例を自分の目で見て今後のアクションにつなげたいという想いで職場の1週間休暇を活用し、岩手に行く決心をしました。
前提として僕は、過去に島田市の公務員として勤務していました。当時島田市の派遣で公民連携プロフェッショナルスクール(以下、「スクール」)へ参加しました(正確には、参加させられたという方が正しい笑)
スクールでは、頭をトンカチで殴られたような感覚で「公民連携という手法で、こんな街づくりができるんだ、自分がやりたかった街づくりはこれだ!!」と感じました。
同時に、公務員というぬるま湯の中で、自分の価値が高められないことに不安を感じました。結果として、34歳で公務員を辞めて再び民間企業に戻ることになりますが、、
そもそもオガールプロジェクトとは?
オガールは岩手県紫波郡紫波町にあり、公民連携により公共施設整備と民間施設を開発したプロジェクトです。
オガールに行った感想
端的に感想を言うと、決して派手ではないが、「しっかりと町民と向き合った街がオガールにはある」と感じました。言葉を選ばずに言うと、観光客が行くような場所ではない。しかし、紫波町の地主というべきか、お客様というべきかわかりませんが、街の主役である住民と向き合う街がそこにある感じる。
僕の地元島田市にある観光施設とは、雲泥の差。向き合っているものが違う。正直、自分の街を見て、少し寂しく感じる。
街づくりをするとき、交流人口や観光やら言いますが、どんな街なのか街の特徴としっかりと向き合い、主役である住民のための街づくりを、事業をやらないといけないと改めて感じます。もちろん観光が主体の街であれば、観光客を如何に読んでくるかは大事ですが、、
以下、オガールで実際見た日常の風景と投資される街について記載します。
オガールで見た日常
昼過ぎに東北本線の紫波中央駅到着、日中ですが乗降客数が意外と多く驚きました。電車を降りると目と鼻の先に、オガールがある。
平日、日中らしく人はまばらでしたが、オガール中央広場で友達と喋る高校生、子供を連れたお母さん、マルシェに買い物に来た老人がいました。オガールベース(バレーボール専用体育館)では、合宿中の若者も。
夕方は、広場で走り回る小学生、図書館前のスペースで勉強する中学生、図書館で本をとる買い物帰りの女性、隣のフットボールセンターでは、サッカーの練習も始まっている。
夜の居酒屋では、仕事帰りに仲間とサラリーマンが見られ、早朝には中央広場で犬の散歩をする住民も見ることができる。
オガールタウン
オガールには、紫波型エコハウス基準で建築することを条件とした土地の分譲がされており、整った街並みがあります。周辺には、民間投資で分譲されたと思われる住宅地が広がっていました。駅を挟んでオガールの反対側に位置し古い街並みを残す日詰地区とは雰囲気が全く異なります。
オガールで感じた難しさ
そんなオガールでも難しさは感じることがあった。それはテナントの運営だ。微妙に自分がスクールに行っていた時のテナントの変化している。当然コロナはオガールにも大きな影響を与えたのは間違いがない。
自身の仕事において飲食店の再生という課題をプロ人材の行うこともあるが、日々変化、改良していかないとコンテンツは古くなる。時代の移り変わりと共に、変化は当たり前だが、現在は、月単位で変化しなければ生き残れないと最近感じている。
有名な店はお客さんがくる、お客さんが来てしまうからこそ、盲目になり、気づいた時には、手遅れになることもあるそうだ。
有名なオガールでも決して安泰ではないということだ。スクールでも学んだが不動産オーナーもテナント事業者の成功のためにあの手この手を考えなければならない。そして、テナント事業者もお客様を満足させるために日々改善しなければいけないのだろう。
まとめ
オガールに行って、自分も日々日々進化しなければならないことを感じた。止まっている暇はない、学んで、変化し、バージョンアップや時には既存のモノを捨てて、進化しなければならないのだ。
オガールの真似ではなく、自分達の街に合わせた、自分達が憧れるライフスタイルを作りたい。作ってくれるのは、行政ではない、他の誰かでもない、その街に住むあなたの行動だ。
さあ、まず一歩動き出そう。この言葉を自分にも言い聞かせたい
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