女が老け込んでしまう思考
女性は26歳を過ぎた頃から、ある症状に襲われることが多くなります。
それは、「まだ準備が出来ていない病」です。
学校を卒業して就職した会社にも少し限界を感じて、思い切って転職したいのですが、「まだ専門的なスキルが身についていないので」転職できない女性。
専門的なスキルも知識も身に付き始め、周囲から独立を勧められるほど能力が高いのに、「まだ人脈がないから」独立しない女性。
恋愛感情を寄せてくれる男性がいて、自分も好きな気持があるのに、「あと10キロ痩せないと裸は見せられないから」デートすら断ってしまう女性。
結婚生活が既に破綻していてお互い不幸になるだけなのに、「住む場所も引っ越しも仕事も決まってないので」離婚を先延ばしにしている女性。
いつでも必ず何か「準備していないもの」があるのです。
セックスすら、年齢の割に経験が少ないから練習してからセックスしたいですって言う女性もいました。
女性を突然老けさせる原因の一つが、この病気だと思います。
当たり前の話ですけど、準備なんて最低限でいいんですよ。実務的な準備が最低限あればよくて、あとは全く必要ないと思います。
スキルも人脈もいらないし、セックスに体型なんて関係ないし、風俗嬢じゃあるまいしテクニックなんて求められてないのです。
女性の若さとは向こう見ずに飛び込む勢い、だったはず。20歳の時はどうでしたか?18歳のとき、17歳のときは?
17歳のとき、単純に遠くの街に住んでみたいと思って進路を決めませんでしたか?
18歳のとき、普通だったらあり得ない恋愛に身を焦がしませんでしたか?
20歳のとき、1人で旅行したことがなかったのに、行き先だけしか決めずに新幹線に乗り込んで遠くに行ったりしませんでしたか?
彼氏が出来るのに準備なんて必要でしたか。
セックスにダイエットが必要でしたか。
フェラチオの練習なんてしましたか。
そこまでのことはしていなくても、思い切った行動を取ったのはみんな若い頃だったはず。
年をとったら準備が足りませんって言い出すのは、知識が豊富になって物事を深く考えるようになったから、なんて思っていませんか?
違いますよね。
単純に、面倒になったからです。億劫になってエネルギーを節約しようとしているからです。
もっと言うと、何も欲しくなくなったからです。
外出もしないので化粧もしない、って20歳の頃はあり得ましたか。
彼氏と電話するだけのことで、化粧をして気分を盛り上げたりしませんでしたか。
電話だもん、顔見えないもん、別にスウェット姿ですっぴんでもいいよね、手間が省けるもんね、っていうのは、物事を深く考えるようになったからではありません。
面倒になっただけです。
だから、転職も、起業も、恋愛も、セックスも、離婚も、面倒なだけなんですよ。
それを準備というもっともらしい言い方で誤魔化しているのです。
その状態になると、女は一気に老け込んでしまいます。そして人生ではもう二度と心が大きく揺さぶられるような感動は訪れなくなります。
何歳になっても、思い切って向こう見ずに飛び込んでみると、自分がまだまだ若いんだって思えますよ。本当に心が澄んでいくように、エネルギーが涌いてきますよ。