花輪奈穂個展「gathers and spillages ― 付加体と礫(れき)―」@ルイヌノ アトリエ
神奈川県三浦市で写真を中心とした展示を企画するmisaki photo exhibitionが写真家の花輪奈穂さんをお呼びし、三浦市のストールブランド「ルイヌノ」のアトリエをお借りして開催します。
開催概要
花輪奈穂個展「gathers and spillages ― 付加体と礫(れき)―」
日時:2023年11月19日(日)~2024年1月31日(水)11:00~17:00
予約制 予約はフォームにて
不定休(会期中なるべく開場)
場所:神奈川県三浦市諏訪町 ルイヌノアトリエ
(京急線 三崎口駅下車 バス「三崎港」徒歩15分 「北条」徒歩6分 住所の詳細は予約時にお知らせします。)入場料:無料
花輪奈穂|Naho Hanawa
1977年生まれ、仙台で育つ。写真をアクリルなどの透過する素材と組み合わせ、レイヤー状に重ね合わせた立体やインスタレーションの制作を行う。主な展覧会に中之条ビエンナーレ2017など。その他個展・グループ展多数。
http://hanawanaho.net/
misaki photo exhibition vol.2では、写真家の花輪奈穂さんをお招きし、三浦市のストールブランド ルイヌノのアトリエをお借りして、展示会を開催いたします。
埼玉県に在住し毎年個展の開催やグループ展に参加するなど、精力的な作家活動を続けている花輪奈穂さん。今回は三浦市にて取材、撮影された新作の展示を行います。
三浦市にある城ヶ島は、関東大震災などの地震による隆起、褶曲(しゅうきょく)などの地質学的に重要な地層を確認することができる特殊な場所です。城ヶ島を題材にすると決めた花輪さんは今回、三浦市、城ヶ島での取材を重ね、地層や地形について理解を深めました。
花輪奈穂さんの作品がもつ特殊性は、写真を撮った後の展示手法にあります。撮影した写真を透明な素材、透明な立体の中に仕立てることで、鑑賞者は写真に写った記録だけでなく、透過した光や、透過して見える空間にも眼を向けることになります。
それはどこか、地層を眺めることに似ています。地層の記録性は礫(小石)の大きさ、形、科学的分析など多数の要素から導き出されるものであり、一見しただけでは分かりません。しかし、石や地層の手触りや形は私たちの意識に残ります。
光や手触りを感覚することは、自分の内部で起こる体験です。記録はその体験の瞬間に物語や記憶として生き始めるのではないでしょうか。記録が記憶になるせつなを閉じ込めたような花輪奈穂さんの作品を、ぜひ会場にてご覧ください。
三浦市のストールブランド ルイヌノ
今回の展示では、三浦市のストールブランド ルイヌノ のアトリエをお借りして開催します。ルイヌノのルイさんから場を使って何かをしたい!というお話からこの展示が誕生しました。
その経緯はこちらから御覧いただけます。
ドネーションのおねがい
展示や制作、企画運営はボランティアで行っています◎
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