Lycee 初心者さんが勘違いしがちなルール一覧
ようこそ我が城へ、misakieだ。
今回はlycéeの個人的にちょっとわかりづらいルールをソースを載せた上でいくつか記載する。
トーナメントシーンや大会などで相手のルール処理に、
それって本当?って思うようなタイミングが来たらここを参照して見せてやれ
(私の記事ではなく、ソースの方を)。
ちなみに、
lycéeは店舗大会で店員にジャッジ判断を頼っても正しい回答が返ってくるとは限りません。
それが過疎TCGってもんです。
諦めてください。
君達の身はこの記事で守るんだ。
2024年9月29日時点作りかけ。
世論見ながら書くこと調整する予定。
『〜の場合』『〜とき』の処理について
リセではこういった条件文が来た際には、
条件に合致しない場合、以降のテキストに進みません。
例1
ターン開始時になれば誘発自体はしますが、
条件を満たさないと以降のテキストに処理が進みません。
行が区切られていてもとにかくそれ以上後ろに進まないと理解してください。
例2 特殊パターン
このカードはちょっと特殊で、
誘発能力みたいなものを宣言能力で付与しています。
宣言能力の中で、「このバトル中、対戦キャラが場を離れたとき」以降の効果を得ているだけなので、宣言能力としては最後までテキストが進んでいます。
処理されるのはこの宣言能力が解決した後に「このバトル中、対戦キャラが場を離れたとき」の条件に合致したら処理されます。
複数のカードの効果が同時に発動した場合の処理順
リセでは、複数のカードの発動条件を同時に満たした場合は、
ターン進行中プレイヤーが自分と相手のカード問わず処理の順序を選べます。
例
1つのカードの中で複数の処理を行う際の処理順
リセでは、1つのカードの処理の中で複数の処理を同時にする場合、
そのカードの使用者が処理の順番を選べます。
例
応用 1つのカードの中で複数の処理を行う際の処理順と、次に〜と言うメタカードとの処理
リセでは、1つのカードの処理の中で複数の処理をする場合、
そのカードの使用者が処理の順番を選べます。(復唱)
以下の場合、一番しょぼいキャラが復活します。
対象について(知識補助)
対象とはカードや能力などを宣言する際に指定が必要な条件です。
リセでは、宣言する際に黄色文字で書かれた部分を対象に指定する必要があります。
黄色文字は解決時にも再度確認され、対象不適切(対照がいなくなるなど)の場合、宣言の解決が失敗します。
例
黄色文字の対象が指定できない場合は、カードや能力などの宣言をすること自体ができません。
また、黄色文字が書かれてない場合は宣言時に対象を取る必要がありません。
例
この場合は、宣言時に相手キャラの指定をせず、
効果が解決する際に使用プレイヤーが相手キャラを選んで破棄を行います。
コストの支払いの処理について(知識補助)
リセでは、カードを宣言する際に使用代償(コスト)を支払います。
コストの支払いは宣言と同時に行われ、相手の対応を待つ前に解決します。
コスト関連で揉めやすい事例を挙げます。
例1 コストの処理順間違い1
カードを宣言するときにコストを指定する必要があります。
上記のカードはコスト効果を宣言効果で得ることができます。
そのため、カードを宣言する前に、コスト発生効果を事前に得ておく必要があります。
NGシーン:キャラを登場宣言!コスト第七共和国警察庁の宣言効果から!
OKシーン:第七共和国警察庁の宣言、コスト効果を付与します。キャラを登場宣言!コスト第七共和国警察庁のコスト効果から
例2 コストの処理順間違い2
カードを宣言するときにコストを指定する必要があります。
上記のカードはコスト効果を持っています。
NGシーン:コストブラコン妹でデッキを1枚破棄!キャラを登場宣言!
OKシーン:キャラを登場宣言!コストブラコン妹でデッキを1枚破棄!
例3 コストと誘発効果の処理順間違い
コストの指定中でも誘発効果は条件を満たすと誘発をしますが、その効果が処理されるのは宣言の条件が全て指定された後になります。
なので、コストの支払い中にリムスでハンデス(コストとして使おうとしてた相手の手札を破棄する)、などは不可能です。
また、上記コスト指定中にリムスの能力が誘発した場合、リムスの処理はその宣言に対する対応宣言を行う前に処理されます。
このQAでは先かどうかに言及していますが、正確には
①レッサーを宣言
②コストにキララのコスト能力を指定
③リムスが誘発
④コストが指定され、宣言の条件が満たされる
⑤リムスの処理
⑥対応宣言の有無を確認
⑦登場宣言の解決。レッサーが登場。
⑧レッサーの登場時効果の処理
の順に進みます。
例4 おしゃれテクニック 使用代償が足りなくても宣言は可能
リセでは、使用代償が不足していても宣言することは可能です。
使用代償が不足している場合は、指定した使用代償は即時処理され、宣言の解決が失敗します。
宣言自体が失敗しているため、相手の対応宣言のタイミングも生まれません。
このルールを悪用するとこんなことができます。
使用代償が不足している場合は支払える分の使用代償を払う形になります。
上記のケースでは青字の『このキャラを破棄する』は公開情報で支払えるため月宮あゆが破棄されます。
コストは指定していないため、コスト置き場に何も置かれておらず、何も破棄する必要はありません。
結果、相手の対応宣言を挟む間もなく、デッキからサーチができます。
また、場を離れて誘発する効果も相手の対応宣言を挟まず起動できます。
味方キャラについて
リセでは、味方キャラとは場に出ている味方フィールドのキャラを指します。
また、味方という文言が付いている場合は原則場にいる状態を指します。
例
上記カードの切札能力では、デッキの下に置ける明月栞那は味方とついているため、味方の場にいる明月栞那(同名であれば別番号のでもOK)をデッキしたに置く必要があります。
ここ、良いQAが思いつかなかったので、有識者コメントください。
一番いい回答をベストアンサーとして載せます。
能力と効果の違い
リセでは、能力とはキャラの持つ特殊能力のことを指します。
効果は能力を含み、手札宣言能力、イベント、アイテム、エリア、キャラの基本能力などを指します。
特にわかりづらいのが、能力にキャラの基本能力は入らない点です。
感覚的にわかりづらいので要注意です。
能力はキャラの特殊能力、効果はそれ以外も含むと思ってくれればよいと思います。
例1 矛盾問題 除去されたら場に戻るカードVS特殊登場メタ
こちらの場にめぐるがあり、
相手の場に天使の加護を張ったDP3以下のキャラに除去を打ったとします。
さて、どうなるのでしょうか?
この場合は、天使の加護の誘発『効果』で除去されたキャラが再登場します。
めぐるの能力は相手の『能力』で登場した時に誘発するため、誘発しません。
つまり、めぐるは天使の加護には無力となります。
例2 めぐるさん無力シリーズ
こちらもエリアの『効果』ですので、めぐるは反応できません。
例3 めぐるさん活躍ケース
こいつみたいに能力で場に出てくるタイプには刺さります。
誘発能力、誘発効果について
リセでは、同一発生源からは同じ能力、効果は1ターン一回しか宣言、処理ができません。
また、誘発能力、誘発効果については条件を満たすとプレイヤーの選択肢はなく、勝手に処理されます。(誘発させるかどうかは選べない)
例1
例2
宣言と使用の違いについて
宣言はカードの使用を宣言すること。
使用はカードの処理を実施することのイメージです。
言語化が難しかったので、実例で説明します。後で補記するかも。
例
つまり、上記例の場合は
エリアを配置(使用)しているが、エリアを宣言していることにはならないということです。
あえていうと、今回の場合宣言しているのは君原の宣言能力となります。
エリアを配置(使用)したことにはなります。
バトルの進め方について
リセでは、バトルを以下の順に進める
①攻撃宣言
②相手の対応宣言(対応された場合は自分もその宣言に対応可能。)
③防御キャラの指定(指定しなくても良い)
④バトル開始
⑤攻撃側から優先権があり特殊能力、サポート、イベントなどの宣言。(対応された場合は自分もその宣言に対応可能。)
攻撃側に宣言をすることがなくなったら優先権を放棄。
⑥防御側に優先権が移り、特殊能力、サポート、イベントなどの宣言。(対応宣言可能)
防御側に宣言することがなくなったら優先権を放棄。
⑦お互いが優先権を放棄するとバトルは解決処理に入る。
⑧防御キャラを指定している場合は数値を参照し、自分のAPが相手のDPを超えている場合、相手キャラをダウンする。
相手のAPが自分のDPを超えている場合、味方キャラをダウンする。
⑨防御キャラを指定していない場合はDMGの値の分、デッキを破棄する。
よくある勘違い例1
防御宣言に対応してそのキャラを除去します!ダイレクトアタック!
→③に対して対応タイミングはありません。
よく似たQA
よくある勘違い例2
攻撃します。(①)
対応ないです。このキャラで防御します。(②③④)
攻撃側からは何もないです。(⑤)
防御側も何もないです。(⑥)
でしたら、このキャラの特殊能力でボーナスを持たせます。
→すでに攻撃側は優先権を放棄してるのでできません。
フローチャートでいうと、⑦に進んでしまっています。
一応、ソースの公式のバトル処理のページも貼っておきます。
バトル中っていつからいつまでなの?
以下の範囲となります
エンゲージという基本能力に関すること
リセは場にキャラが置かれている場所に登場宣言することはできない。
しかし、エンゲージを持っているキャラは登場宣言することができる。
以下公式からエンゲージの説明を抜粋。
画期的な基本能力だが、色んな疑問が湧いてしまった。
エンゲージによる破棄は効果による破棄になりますか?
なります。
エンゲージの処理を行った登場は効果による登場ですか?
いえ、エンゲージを持つ場合でも、宣言による登場として扱われます。
エンゲージの横に書いてある内容は効果ですか?
効果に該当します。
以下は上で貼ったルールマニュアルの文章の抜粋。
『破棄したとき、併記された効果を誘発する。』と記載されています。
元の基本能力を参照している効果を基本能力が消されたキャラを対象に使用した場合、処理できますか?
できます。
元のと書いてある場合は、あくまでカードの元の状態を参照しており、今の状態は関係ありません。
『デッキに置いた時』に関する処理について
リセには極稀に日本語をそのまま読むのではなく、意図や物理的な処理をベースに理解する必要があります。
一見、喫茶ステラの宣言能力の最後にデッキの下に置くと記載されている為、ナツメの誘発能力が誘発するように感じるが、裁定は誘発しないで決着している。
これは何故なのかというと、デッキを見るという操作がデッキを離れていないことに起因する。
例えば残りデッキ2枚で喫茶ステラの宣言能力を使っても、見ているだけなのでそのカードはまだデッキ扱いで敗北にはならない。
見ているカードはまだデッキであることが重要。
喫茶ステラは見ているデッキのカードをデッキの一番下に置く形になるので、デッキ内のカードの位置が移動しているのであって、デッキ外の領域からデッキに置かれたわけではない。
つまり、これは便宜上『置く』という日本語を使っているが、本質的にはデッキ内の移動である。
デッキ→デッキへの移動に対して『デッキに置いた時』の条件では誘発しないので注意が必要。
『このキャラの対戦キャラがダウンしたとき』系能力は相打ちでも発動するの?
攻撃側だった場合発動します。
防御側だった場合発動しません。
相打ちの場合は防御側プレイヤーのキャラが先にダウンし、破棄されます。
つまり、防御側のキャラは攻撃側キャラがダウンするタイミングで既に場にいないので、誘発することができません。
処理忘れ関連について
リセはデジタルTCGではない上に、キャラが12体ボードに並ぶ関係上、処理忘れが多発する。
その際の考え方の基準をこちらに記します。
私も先日まで勘違いしてしまっていたレベルの話であり、私起因で誤った認識を持ってしまった方への謝罪の意も含みます。
申し訳ございません。
また、大前提この話は一般的な基準の話であって、
処理忘れの原因、ターンの進行状況、当時のやり取り等いろんな要素によって変動してしまうため、実際のジャッジの判断とイコールにならない可能性がある点に注意して読んでください。
まず、カードの処理に関しては、
『できる』というテキストと、
『する』というテキストで大きく責任所在が異なります。
『できる』の方は選択制の為、カードの使用者が処理の責任を持ちます。
忘れてしまった場合は『しなかったことを選択した』と見做されます。
『する』の方は強制的に処理する必要があり、両プレイヤーが処理の責任を持ちます。
忘れてしまった場合は後から手札枚数やデッキ枚数、ゴミ箱枚数などの状況が処理した時と変わらないようになるべく巻き戻されることが多いです。
ただし、次のターンになっていたり、故意に忘れることで情報が増えたりハンドが変わってしまう動作をした場合はその限りではありません。
また、忘れた両プレイヤーに警告が与えられる。
上記を踏まえて、何個かケースを記載します。
ケース① 友利の相手ターン終了時の登場を忘れた場合
『登場できる』と記載がある為、忘れた場合は登場しなかったと見做されて手札に戻ることが多いです。
特に両者に警告はなし。
ただし、相手に手札枚数を3枚と申告し、その前提でしばらくゲームが進んでから友利のことに使用者が気づき、ハンドを4枚に出来るかなどはその場のジャッジの判断に寄ります。(この場合は破棄されるか、手札に戻る上で警告などが予想される。)
基本的にその場で処理すべきカードを後から処理するのは悪用もできてしまう関係で非常にシビアなのでその場のジャッジの判断に従うこと。
ケース② かなみの相手ターン終了時の登場を忘れた場合
かなみの効果は『登場する』と記載があるので、基本的な考え方では気づいたタイミングで戻ります。
ただし、ウォームアップ2ドローした後だと微妙で、
ハンドの状況を確認してかなみの位置を変更できる悪用ができてしまうので、この限りではありません。
また、この処理忘れは強制効果なので、両者に警告が与えられますし、
対戦相手側も気づいているならかなみの登場を指摘する必要があります。
ケース③ リムスの誘発忘れについて
本当に申し訳ないのですが、私がこの処理を勘違いしてここ数年プレイしていました。(2024年10月まで)
私起因で誤った認識を持った方には訂正と謝罪の意を伝えさせてもらえればと思います。
リムスの効果は『処理する』と記載があるので、発動したタイミングで処理を行う必要があります。
この処理は強制効果なので両プレイヤーに処理責任があります。
そして、この処理というのは『リムスの誘発効果の2つの処理を選択する』ところまでを指します。
なので、リムスの使用プレイヤーが
1.下のカードない場合、ハンデスをする
2.下のカードを破棄する
をそのタイミングで明言させる必要があります。
今までの私の認識では、リムスの処理忘れをした場合、
強制効果として発動し、
リムスの下にカードない場合は2.を処理したのと同じ状況になり、
リズムの下にカードがある場合は1.を処理したのと同じ状況になる為、
リムスはテキスト処理した後と辻褄の合う事後状態になってしまうことから、対戦相手側からの『処理したと思っていました。』が理屈上通じるカードと解釈していました。
しかし、これは誤りで
対戦相手側も発動時に1.2.の選択を確認すべきであると言うことと、
強制効果なのでジャッジの判断次第で巻き戻る可能性があることをご認識いただければと思います。
たまに湧く超自信勘違いルールニキとの付き合い方について
ここについてはかなり個人的な意見だと思って見てください。
まず、この記事内で超自信勘違いルールニキとは何を指すかというと、
誤ったルーリングを正しいと主張しゴリ押してくる方を指します。
最初に言っておくと、これに関してはもう仕方ないと思っています。
というのも、リセのルールはかなり難しく、私を含め10年以上プレイしているプレイヤーでも新しいカードの初見で処理を間違えたり、想定と全く違う裁定が公式から下り、驚くことが多々あります。
私の記事で私の意図と違う解釈をされてしまったり、そもそも誤った内容を書いてしまった場合、皆さんにとって私は超自信勘違いルールニキになります。
何が言いたいかというと、これを見ているあなたも含め、超自信勘違いルールニキになる可能性がありますよって話です。
そこに悪意があって誤ったルールを押し付けているケースというのは意外と少ないと思います。
何らかの情報源によって、誤った解釈を覚えてしまったり、他者によってそう聞いたからそう思っていたなんてこともザラです。
そのため、この記事を見てくださっている皆さんには以下のことを理解していただきたいです。
①超自信勘違いルールニキが出てくることは仕方がないこと
②最終的に正しいのは自分の意見でも相手の意見でもなく公式QA
③相手と認識が違うときはジャッジを呼ぶこと
④ジャッジが判断できない(店舗大会など)場合は、公式QAをソースに見解を述べること。
⑤上記をその場でできなかったかつゴリ押されてしまった場合はその日はついてなかったね。次の機会にすっきりできるようにこの記事のコメントで質問書いてくれれば関連QAを張りつけとく。今度会ったとき調教するんだ。
では、正しい知識で良いLyceeライフを!
以上。