夏だから20時間くらい活動している気がする #ラトビア日記 40週目
2024年5月27日 お疲れ
エッセイを書くのにくたびれて、しばしSNSのタイムラインを眺めていたら、「あらしのよるに」という絵本をベースにした歌舞伎公演の宣伝が流れてきた。
歌舞伎っていろんな演目に挑戦していて、もちろん技術や舞台芸術としての型を極めたり継承したりするのも重要だけど、時代に合わせて新しいことに積極的に挑戦しようという心意気そのものを体現して継いでいこうという姿勢を感じるんだけど、それはわたしが無学なだけなのかな?
2024年5月28日 覚醒気味
朝4時には、もう陽が昇り始め、夜は22時を過ぎても明るい。
そのせいか、最近4〜5時間しか眠れない。
日中に眠くなることはあるけど、天気が良すぎるので身体がずっとハイ状態。
朝起きて、すぐスマホを見る癖、やめたい……。
すぐ手が届くところに置いておくのが良くないのだけど、目覚ましをかけているから、あまり遠くにも置けない。
ラトビアに来てから、一層スマホが手放せなくなった。
ライフラインだから、連絡に必須だし大事なデータが詰まっているため当たり前なのだけれど、単純に眺めている時間が長い気がする。
どうやったら距離を取れるかな……。
2024年5月29日 そうじゃないのに
ガザの夢を見た。
と言っても、わたしはガザに行ったことがないので、おそらくSNSで見た動画や写真と、過去に訪れたパレスチナ自治区の記憶がごちゃ混ぜになった架空の街なのだけど、でも起きていることは現実のガザと同じだった。
世界では、ずっと前から、あちこちで戦争が起き、いまだに終わらない。
だから「ガザの紛争は、今に始まった事ではない」「なぜそんなに騒ぐのか」と思う人もいると思う。
でも、そういうことじゃない。
そうじゃない。
だが、なにが「そうじゃない」んだ?
うまく説明できない。
「戦争にもルールがある。ガザへの爆撃や侵略はルール違反だ」という批判を、イスラエルに向ける人もいる。
しかし、わたしには「戦争にもルールがある」の理論がそもそも分からない。
戦争には、そもそも、ルールもクソもない。
罪のない人が死ぬだけで、暴力に暴力で刃向かっても、後には何も残らないことを、人間は何億万回繰り返せば気が済むのか。
もちろん、世界各地で紛争が起きていることは知っていた。でも、わたしはそこになかなか気が向かなかった。
自分ごとになる瞬間は、どうしても他人は操作できない。
だから、今にして思えば、わたしも無関心を決め込む思考停止人間だったわけだ。
そのときに見て見ぬ振りしていた、さまざまな苦しみに対して、いまはできるだけ知ろうとする姿勢を忘れたくない。
すべてを一度に受け止めることはできない。
けれど、「知らなかった」ことを自覚して、「知ろうとしているか」がまず重要なのであって、「ガザのことを今更言ったところで何になる?」という理論は、「いままで知らないこと・もしくは知らないふりをして行動しないのを言い訳にしないで、向き合うことで何ができるかはこれから考え行動すべきで、知ることそのものもを否定しているような態度が、つまり、「そうじゃない」のだと思う。
「ガザの他にも苦しんでいる人がいる」という発言に対して、だからわたしは「そうですね、だから行動しましょう」と返したい。
「ガザの他にも苦しんでいる人がいるからガザについて発言しない。行動しない」のは、どう考えても筋違いだ。そうではないですか?
2024年5月30日 課外活動したかった
うっかり忘れていた、最大3,000ワードのエッセイに着手。
このエッセイと、リサーチをベースにしたミニマム8,500ワードのエッセイを出せば今学期は終わり。あと少しだ。
この前行って、あんまり居心地がよかったので、またサイエンスの学部の建物へ。
国立図書館は水しか持ち込みができないし、食事もゲートを出ないとできない。
でも大学の校舎なら、コーヒーも自動販売機があるし、水筒の中身が何であっても怒られないし、明るいしきれい。もう少し家から近かったら、毎日通うのにな。
夕方に切り上げて帰宅し、夜はまだ明るい中を歩いて、コンサートへ。と言っても、カフェのコモンスペースを使ったライブで、堅苦しいものではない。
ラトビアの外から来た人たちで構成されたコーラスグループで、指揮者の女性がすごく明るくて、歌っている人たちもみんな楽しそうだった。
こじんまりとしたカフェのサイズも、マイクがなくても歌がちゃんと聞こえる距離感を守れて、よかったな。みんな歌うのが好きなんだな、と思った。
こんなグループがあったなら、もうちょっと早く知りたかったな。ラトビア語も学べるし、歌も知れるし、知り合いもできるし、楽しそうだ。
けれど、もう3週間後くらいには日本に一時帰国してしまうし、9月からはオランダ。
オランダでは、何か学外活動できるといいな。
2024年5月31日 パーティの準備
あれれ、気づいたら5月が終わるぞ。
月初に何をしていたのか、全然思い出せない……。
午前中は課題のエッセイの執筆の続きを。
午後は、週末にお招きされたパーティの準備。
友人の子どものバースデーパーティーだ。
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