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クリスマスホリデー接近中 #交換留学日記17
2024年12月9日 冬眠
昨日、往復30キロ以上自転車を漕いだためか、朝ごはんを食べても疲れが抜けず、課題の合間に泥のように寝た。
電動自転車でも、さすがに1時間以上自転車を漕ぐと疲れる。
日が短くなって、身体の冬眠モードが加速している影響もあるかもしれない。
でもラトビアより、若干日が長い気がするよ。
冬至を超えたら、またバイオリズムが変わるだろうか。
2024年12月10日 手紙を書く
だいたいいつも、美術館に行くたび必ず絵葉書を買っている。
今日はその中のいくつかを使って、手紙を書いた。
小さい頃から手紙を書くのもレターセットも好きで、いとこと文通していた。
自分で作ったウェブサイトを通じて知り合った人たちと文通したり、長くは続かなかったけど、海外のペンフレンドとも手紙の交換をしたり。
メールやSNSもいいけれど、やっぱり手紙が好き。
物理的距離や心理的ハードルの高さゆえに伝えにくいことを、思い切って伝えたいときや、出会いや別れの節目に手紙を書く。
ちゃんとした年賀状ではないけれど、年の瀬に一筆贈る習慣は悪くない。
日本では、アナログ回帰の流れで、年賀状を送る人が少しくらい増えるのかな。
大勢に大量に送るのではなく、一部の人に、少数の年賀状を送るくらいなら、無理なく楽しくできそうだ。
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2024年12月11日 大学探検
わたしが通うユトレヒト大学のキャンパスは、サイエンスパークというエリアにある。
たくさん校舎があって、敷地内には、民間企業のオフィスもある。
大学と連携した、さまざまな研究や事業が行われているのだろう。
一つの町のようだが、わたしが使う校舎は、ごくわずか。
せっかくだし、大学の設備を使い倒したいと思い、ずっと気になっていた建物へ行ってみた。
何の学部か分からず、でも「いつも通ってます」みたいな顔をして進んでいくと、白衣を着た学生がゾロゾロ出てきた。やがて、医学部だと判明。
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心なしか、わたしたちがふだん使っている校舎や食堂より、暖房がきいていた気がする……!
病院は老若男女、体調が悪い人が集まるから暖房が強いのは理解できる。
ラトビア大学も医学部の校舎は新しかった。
けれど「文化人類学の校舎も新しい建物に移るかも」と、夏学期の終わりに聞いたから、1月にラトビアに戻ったら、新しい建物を使えるのかもしれないとワクワクしている。
2024年12月12日 大学探索の続き
授業のグループ課題として「今週一週間は、毎日30分以上歩き、その記録をアプリで共有する」というミッションが課せられた。
だから、火曜日から毎日、意図的に自転車を目的地から離れた場所に停めて歩くようにしている。
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ここ数日、もう二度と青空が見られないのではと錯覚するほど重たい曇りが続いている。
でも歩くと、少し気が紛れる。
60キロの人が30分ウォーキングすると約110kcalのエネルギーを消費できるらしい。
わたしの体重は60キロではないけれど、カロリー消費にはなっているかな。
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ユトレヒト付近で見かけるクリスマスデコレーションは控えめ。
もっと派手でカラフルな装飾が、あちこちで見られるかと思っていたけれど、イルミネーションも単色で、デコラティブではない。
意外と淡白なのだろうか?
2024年12月13日 ラストスパートをかけるかトーンダウンするか
朝、いつも確認しているオランダの天気予報アプリをチェック。
今日も曇りか……とガッカリ。
天気を言い訳に家にいるようになると、引きこもりの拍車がかかってしまうが、ウォーキングの記録をしなければという義務感に後押しされ、大学の図書館へ。
12月中旬になると、レクチャーに参加している学生や図書館で勉強している学生も減ってくる。
日本にいると、12月は「今年もラストスパートだ!」と、残りの力を振り絞る感じがある。
ラトビアもオランダに似た雰囲気だったが、クリスマスホリデーが近づくにつれ、仕事をセーブしていく印象を受ける。
学生の視点からセーブしているように見えるだけで、実際に働いている人たちは、日本とは変わらない忙しなさなのかもしれないけれど。
2024年12月14日 グループディスカッション
今日も今日とて暗い……。
曇りが重い。
負けじと自転車を漕ぐ。
昨日とは違う図書館へ行ってみると、今日は学生がたくさん。
クリスマスホリデーに入る前の課題に取り組んでいるようだった。
わたしもグループディスカッションをしている学生たちの隣の席で、修士論文に関するテキストを読む。
オランダ語だから何を話しているかは分からない。
男女混合のグループで、終始、一人の女の子が演説をしていた。
男の子や他の女の子が相槌を打ちつつ、一言挟もうものなら、その数倍の長さで、何かを主張していた。
オランダの学校では、グループディスカッションが当たり前。
一人が話し続けるような様子は見たことがなかったから、少し驚いた。
わたしは人数が4人以上になると、どうしても聞き役に回りがち。
だが、以前受講していた授業での悔しさと反省から、多少ずうずうしいかもと不安になっても、思ったことを声に出すようにしてみている。
実際、誰も聞いていそうになくても、自分の意見を声に出すと、自分だけは絶対に、自分の声を聞いているのだよね。当たり前だけど。
侮るなかれ。この小さな自己満が、いつもちょっぴり背中を押してくれるのだ。
2024年12月15日 クリスマスマーケットへ
インスタで見つけて、気になっていたクリスマスマーケットへ。
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人ごみが想像以上で、写真を撮る隙がなかった。
わたしは無邪気にカメラを向けることに、いまだに抵抗がある。
撮影の仕事として被写体や風景と向き合うなら、自分が無意識に振りかざしかねない暴力について、責任を持つ覚悟がある。
ただ、日常のスナップについては、どうしてもその暴力の影響する範囲を想像してしまって、気軽にカメラを向けられない。
でも、日常のスナップこそ、わたしが一番好きな写真。
とはいえ隠し撮りはしたくない。
撮影の許可を取ると、暴力的な要素は緩和できるが'日常'からは遠ざかる。
今はスマホですぐに、誰でも写真を撮れるし、ソーシャルメディアで拡散できる。
でもだからこそ、毎日、大量の写真や動画が流れては忘れられていく中で、いちいち立ち止まって、撮る暴力性について考えるのは無駄ではないと思いたい。
今週の雑記:努力を努力と思わない人のほうがうまくいく
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