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ウラジオストク(ロシア)2018.4.29-5.3
初ロシアです。
一緒に行ってくれたのは会社の同期のさーちゃん(仮称)
さーちゃんはひとり行動がOKな子、時と場合によってはひとり行動したい派。その範囲も結構広く、ホテル近くのお土産屋さんちょっと見てくるーとかではなくて、お互い別々の目的がある場合は何時にどこどこで待ち合わせよう!もできちゃう子。これ結構勇気いることだと思うんだよね。やっぱり海外の知らない土地来たら心細くなるじゃん。
そして今回の旅は、別行動が多かった!
でもちゃんと理由はある。それは後程。
ウラジオストクは、成田から約2時間半。近っ!地図見たら、北緯がほぼ札幌と一緒。飛行機乗っている感覚としては国内旅行と一緒。
4泊5日。今思えばちょっと長かったかな。街自体がコンパクトだし、さほど観光する場所もないので、2,3日あれば十分。
そもそもなんで今回の旅行にウラジオストクを選んだかというと、私がロシアに行ってみたかったから。
これです。私の行きたい場所に付き合ってくれるさーちゃんには感謝です。なかなかいないと思う。ウラジオストク付き合ってくれる子。
さて、ウラジオストクに到着してまず思ったのは、
「…ほぼ、ヨーロッパじゃん。」
街並みは、ほとんどヨーロッパと変わらない。看板がキリル文字だから、そこだけ「あ、ロシアなんだな」って思うけど、アジアに接していて全くアジア感がなかった。モスクワとかはね、地理的にもヨーロッパ近いけど、東京から2時間半で目の前が一気にヨーロッパになったのは驚いた。
今回の旅行の主な目的は、
私は、バレエ鑑賞。さーちゃんはシベリア鉄道に乗りたい。
だったんだけど、さすがにシベリア鉄道乗ると日数がかかってしまうので、シベリア鉄道の始発駅であるウラジオストク駅から出ている電車に乗って日帰り旅をすることに。
本数が少ないということもあって事前にネットで時間を調べて、駅の窓口で切符を購入。
それが、結構大変だった、、。なんとウラジオストクの人、全然英語通じない。日本並みに通じない。ロシア語で圧倒してくる、、。嘘でしょと思いながらなんとか切符を購入。
次は、どのホームに行けばいいかがわからない。そもそも切符がキリル文字で書かれているから数字の部分だけが頼りなんだけど、ホームついたら人誰もいなくて。ホームに電子掲示板もないし、数字の看板だけがある感じ。めっちゃ不安。発車時間が近づくにつれて、ここ違うんじゃないかと思い始めた頃、駅員っぽい人を発見したので、切符を見せながら、どこ行けばいいかを必死に伝える。案の定、間違っていたらしく別の場所を教えてくれて私とさーちゃんは猛ダッシュ。
もうね、発車1分前とかなのよ。
ここで逃がしたら今日1日の予定がおじゃんなわけで。でもさ、教えてくれた場所も指をさして教えてくれたから、その辺まで行ったけど、本当はどこのホームかまだ分かってないのよ。
結局それっぽい電車は見つからず、発車時間が過ぎ、茫然とする2人。
でもね、走って向かっていた時に電車が発車したホームがない感じがして、もしかしたら電車がまだ来ていないのかもしれない、それとも時間より早く発車したのか。その判断が付かなくて、駅員の人に聞きたくても全然近くにいないから、数少ない通行人にチャレンジして聞いてみたんだけど、誰もわからなくて(まあそうよね)結局諦めきれずその場で30分待つことに。
それが失敗だったなー。
すごい覚えている。雨が降っていて寒かったんだよね。しかも外のホームだし。寒い中30分も待ったから、完全にさーちゃん風邪ひきました。
ごめん。
その後、ホテルに帰ってさーちゃんは休養。
私は、その日なにしたかは覚えていない。電車に乗れなかったことがあまりにもショックで、結局どこのホームに行けばよかったのかもわからず、不完全燃焼。たぶん適当に街をふらふらして、夜ご飯だけさーちゃんも外に出て一緒の食べたかな。早速別行動(笑)
気を取り直して、次の日はバレエ鑑賞。
マリインスキー劇場までは少し遠いのでバスで向かうことに。昨日のことがあったから、前日の夜はホテルでめっちゃ調べたよ。バスの路線図もスクショ取った。駅名も覚えた。
念のため、バス乗るときも運転手のおじちゃんにガイドブック見せながら、このバスはマリインスキー劇場行くかアピールもした。おじちゃんも頷いてくれた。よし、と思った。今回はOKと。
でも、バスに乗って初めて気づいた。
「電子掲示板がない…!」
つまり、今どこ走っているのかわからない…!!
降りるバス停の名前を文字では認識できるんだけど、運転手のおじちゃんが毎回バス停の名前を発しているから、聞き取らないといけない。
「終わったかも。」と思ったよ。
でも、めげない。バスの路線図は持っているから、バス停の数を数える作戦に変更。でも、すぐ気づく。人がいないバス停は止まらずに普通のスピードで通り過ぎている。
「やばいな。」
しかもさ、バス停ってそんなに目立たないから、通り過ぎたのか通り過ぎていないのか分からない。自分が持っている路線図と運転手のおじちゃんが発するバス停の名前があっていないような気がしてくる。
でも、めげない。私はバレエを見に行きたい!!
最終手段、景色で判断するしかない。
地図を見ると、幸いなことにマリインスキー劇場は橋を渡ってすぐにあるみたい。何ならマリインスキー劇場はきっと大きいからバスからでも見えるんじゃないかと淡い期待を持っていたが、そんなことはなかった。というのも外は濃霧で、見晴らしが抜群に悪い。
これはやばいと思ったよ。うん。
もうこうなったら、バス乗るときに運転手のおじちゃんに地図見せながらマリインスキー劇場行きたいアピールした観光客が乗ってたなとおじちゃんに思い出してもらって、「ここだよ、ジャパニーズ」って言ってもらうしかない。(望み薄い)
願いは儚く、結局降り過ごしました。
明らかに通り過ぎているなって途中から分かったんだけど、バスはどんどん人気がないところに向かっていて、降りたところで徒歩でマリインスキー劇場まで行ける自信がなく、反対側のバス停にいつバスが来るのかもわからない。
しかたがなく、終点まで行って、戻ることに。終点着いた時点でもうバレエ公演始まる時間。
「あー終わった。」昨日に引き続きやってしまいました。
結局、第二部が始まる頃に到着して、途中から入らせてもらって見ることに。さーちゃんは、昨日の風邪が残っていて終始だるそうな様子。今日も終点のバス停、外で待つことになったから、ぶり返しちゃったのかも。
さらに、ごめん。
ハプニング続きだけど、バレエ公演はとても素晴らしかった!幼少期にバレエを習っていたこともあり、元々興味があったから、本場のバレエを鑑賞して感動。そうなるとなおさら第一部見れなかったのが残念…。
と思っていたら、同じ演目(今回はくるみ割り人形をみました)が夕方の部でも公演されることが判明し、あまりにも私が残念がっていたから、さーちゃんが気を利かせてくれて自分は先に帰るから、観てきていいよと。
「ありがとう。さーちゃん。」
風邪ひいてる友達を置いて自分だけ楽しむなんて、と思いながらも、さーちゃんは自分のために友達に付き合ってもらうのがあまり好きでないタイプであり、お互いのやりたい目的が違うのであればどっちかがどっちに合わせる必要はないって考えのお方で(言い訳にしかならない)なので、今回はお言葉に甘えて、その場で当日券を買い。同じ演目をまた観れることに。
普通だったら、ここで「先に帰っているから」とか言えないよね。普通2人で帰るよね。さーちゃんへのありがたみを感じつつ、私はくるみ割り人形を堪能しました。
後から聞いた話、その頃さーちゃんは、ホテル戻るのに苦労してました。
やっぱりバスが難しくて、しかも行きと帰りのルートが絶妙に違うからさ、帰りもどこで降りればいいのか分からなかった様子。
結果、降りた場所がホテルの近くではなかったみたいで、勇気を出してタクシーで帰ることに。英語が通じないんだからすごい勇気。なんとかホテルには着いたんだけど、なんとクレジットカード不可ってことが発覚。今回の旅は、現金あまり持ってきてないから相当焦ったみたい。
なんとか持っている現金で足りたようでその時は本当に「ほっ」としたって。
私はというと、真っ暗な中一人で帰ることに。
もうバスで失敗したくないから、帰りはホテルの近くで降りるのではなくて、街の中心地で降りることに。ここなら、ガイドブックの地図にも乗っているから徒歩で帰れる。夜一人で帰るのは心細かったけど、知らないとこで降ろされるよりは全然よかった。たどり着けるって安心。
実は、夜の部と間が2、3時間空いてたから、歩いて近くのカフェに行ってみたんだけど(結局30分ほどかかる)急に雨が激しく降り出して膝から下が水没。
通行人の道って綺麗に舗装されてないから、水たまりだらけ。夕方で寒いし、雨に濡れるし、道分からないから地図見ながらひとりで歩いてて、本当に心折れそうだった。バチがあたったかしら…。
カフェ着いたときは安心したな、ホットチョコレートが本当においしく感じた。
そんなこんなでウラジオストクの旅はいい思い出がなかったけど、英語が通じないって新鮮でこんなにいっぱいハプニングがあるのも新鮮で、なんだかんだ刺激的だったなー。
正直観光するスポットは少ない。
ガイドブックには可愛いちっちゃいケーブルカー乗って展望台へ行こう!なんて書いてあるけど、上まで行って見に行くほどの景色ではないかな。そう、見に行くところはないね。
でも、可愛いカフェが多い気がする。グム裏とか。内装が可愛いんだよね、食器とかも可愛くて、私は結構好きだった。ご飯は印象に残るほどおいしかったものはなかった気がする。滞在中ずっとピロシキが食べたくて、売っているところを調べて何回か食べたけど、まず種類が多い。ひき肉が定番だと思ったら、全然ひき肉入りがなくて、じゃがいも入っているの食べたな。
ただ、意外とレストランに日本語訳メニューが置いてあるのは驚いた。
一番印象的だったのは、ロシア人みんな顔が端麗。美しい。横顔がすさまじく綺麗。クロアチアに行ったときも思ったけど、自分が「平たい顔族」なんだって痛感するよ。
今回の旅の目的はロシアってどんなところなんだろうという好奇心から行ってきたので、いわゆる「楽しい旅行したい」ってわけではないから、街並みとか人の雰囲気とか、ごはんとか気候とか、を体感できたので、私の中では満足。
次はサンクトペテルブルクでロシアリベンジしたいなと思っている。