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選択の練習とは

どんな乳児期、幼少期を過ごして
どんな教育を受けたかでその人の人生がきまる。

子どもが生まれてはじめて社会に出るところが保育園、幼稚園です。
その中でどんな乳児期、幼児期を過ごしてきたのか、、、

ここが今一番保育業界で重要視されている事です。
なぜなら今現代社会の大人が正しい選択ができていない。
自分で考える力が足りない等のところから重要視され始めました。

保育の流れ

今まで一般的に日本に多かった保育は

”一斉保育”

一斉保育はほとんどの人が受けてきた保育で、THE日本の教育方法です。
みんなで〇〇するよ!今日は〇〇で遊びます。今から〇〇を始めます!
これがほとんどの人が覚えている言葉だと思います。
保育士が今日は何をするかの活動を決め、子どもを誘導する。
これが一斉保育です。

これらの方法と真逆で今少しずつ主流になってきている保育が

”自由保育” 

この保育方法は室内環境を整え子ども自身に今日は何をして遊ぶのかを
考えさせ選択させる。そして子ども主体で保育を回していく為、保育士は
子どもが困った時のみ対応する。

”見守る保育”

この保育方法は自由保育と保育方法と似ていますが、保育名の通り、
自立した子どもを育て、見守れる子どもにしていく保育です。
その為1日の流れが時間帯で決まっています。例えば、


9:00~9:15   サークルタイム(朝の会)
9:30~10:45  活動 
11:00~           給食準備                    ......

このように細かく1日の流れが決まっているため、
子どもたちは自分で今から何をするのか
何時になったら片付けて次何をするのかを
常に考えて行動します。
そして活動内容も自分で好きな遊びを選択していきます。

このように自分で考えて行動でき、自分で正しい選択ができるように
保育も少しずつ変化しています。
が、結局小学校に上がると義務教育という名の一斉指導が待っている為、
根本の問題はここなんですが、、、笑

乳児期の選択の仕方

乳児期の子どもでも自分の興味のあるものが出てきます。
その為、乳児期では沢山の経験をさせてあげる事が大切です。


0歳児・・・指先遊び、触感遊び、知育玩具等自分で触れて感じられるもの
      を沢山経験させて上げます。
1歳児・・・少しずつ選択を取り入れていけるので、食事の際の席を決め
       ず好きな所に座る事ができるような選択をしていきます。
2歳児・・・少しずつ自分の事について知る事ができてくるので、
      食事の際の量を多いものか少ないものか自分の好き嫌いを
      知りながら2つの選択しから自分で正しい選択を練習して
      いきます。

詳しく書いていくと終わらないので、
簡単なもののみしか出していないですが、
乳児期から選択の練習は始められます。
幼児期の子どもでは乳児期からの経験を踏まえているので
以下の事を重要視していく事で正しい選択ができるように
なり、自分の事も理解できるようになってきます。

一番重要な事はまず2つの選択肢から始める事。

選択をした事ない子どもに複数の選択肢を与えても選択の幅
広がり何を選択したらいいのか分からなくなります。
その為、まず始めは2つから始め徐々に3つ4つと増やしてい事が
大切です。

このように乳児期、幼児期の選択の練習の積み重ねにより
大人になって自分で正しい選択ができるようになります。

是非乳児期、幼児期の子どもと関わる際は選択の練習
取り入れてみてください。


正しい選択、自分で考える事ができる大人が増えますように・・・



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