英語版AEを使う理由
皆さんは日本語版のAfter Effects(以下Ae)を使っていますか?
私がAeを使い始めたのは2013年からで、CS5がスタートでした。
世の中がCS6やCCに移行して行く中、2015年までCS5.5を一番使い込みました。
CS5の時は日本語版を使用していましたが、日本人に親切なようで親切ではありませんでした。
CS5時代の日本語版
CS5時代のエフェクトメニューがこちら。(CS手元にない為復元イメージ)
おわかりいただけただろうか?
「Blur & Sharpen」と「ブラー&シャープ」は一体何が違うのか?
「Channel」と「チャンネル」は一体何が違うのか?
「Color Correction」 と「色調補正」 は一体何が違うのか?
(以下略)
英語と日本語がそれぞれ同じ順番で並んでいるという訳はなく、アルファベット→あいうえお順に並んでいるので、ただ只管にわかりにくい…。
英語と日本語の各項目を展開した先に同じものが入っているかと言うと、それもまた謎分類で、それぞれ入っているものが異なります。
え?日本語版って何??
日本語版を使用しているのに、たくさんの英単語が並び、しかも項目に依っては英語と日本語で分かれて存在しています。謎。
英単語でなくとも、カタカナ表記のものも至る所にたくさん存在しています…。
これはもう英語版を使用した方が良いのでは?と英語版をインストール。
英版語にすると何もかもが一瞬で解決しました!
英語の教養があって良かった!
英語版の利点
さて、謎の同一項目?のダブりが解決しましたが、英語版にはもっとメリットがあります。例えば、
🗂平面系の表記がマシになる
🔍問題解決策の検索ヒット率が格段に上がる
🌐外国人が配布しているaepがバグらず使える
🗂平面系の表記がマシ
日本語版でヌルなどを追加すると、プロジェクトパネルの素材一覧に「平面」フォルダが作られ、「ヌル1」が格納されると言うダサ表記になってしまいます。
英語だと「Solid」フォルダに「Null1」として格納されて、気持ちほんの少しスタイリッシュ。(私的には、そもそもフォルダを勝手に作って欲しくないのですが…)
平面・調整レイヤーを作っても、フォルダが勝手に作成されないように、シェイプで代用する方法も併せてどうぞ。
🔍問題解決策の検索ヒット率が格段に上がる
エラーやバグに遭遇した際、日本語で検索しても上手くヒットしない場合や、ヒットしても解決していない場合が多いです。
しかし、エラー内容や単語を英語で検索すると、たいていの問題は、海外のギークらが既に解決してくれている場合が多いので、大変助かります!
Thanx bro!! 🙌
🌐外国人が配布しているaepがバグらず使える
テンプレートのプロジェクトファイルやスクリプトを無償で公開している人の大半は、海外の方々です。
となると、必然的に彼らは英語版のAeを使っている割合が高いですよね。
エフェクトの「エフェクト名」は任意に変更可能ですが、その中の項目名は各言語によって固定されています。
(例:エフェクト名「Fill」は「あああ」などに変更できますが、その中の「Color」は固定となり変更出来ません)
英語版で書かれたエクスプレッションで、「Fill」エフェクト内の「Color」を自由に変えられるものがあったとすると、日本語版で開くとこうなってしまいます。
(※元の英語版では:effect("Fill")("Color"))
effect("塗り")("Color")
日本語版では、UIは「FIll→塗り」「Color→色」になっていますが、エクスプレッション内のテキストは「FIll→塗り」までしか自動で変換してくれません。
なので参照先エラーが出てしまいます。
修正するには、わざわざ手動で下記のようにする必要があります。
effect("塗り")("色")
しかし、英語版を使用していれば、そもそもバグる事はありません!
でも英語版にインストールし直すのは面倒くさい
わかる。
でも、とても簡単な方法があります!
日本語版がインストールされた状態で、「書類」に「ae_force_english.txt」というタイトルのテキストファイル(中身は空でOK)を入れるだけ!
(winの方は「マイドキュメント」に入れるだけです)
日本語版で使用したい時は、書類から先ほどのテキストファイルをデスクトップなど、別のところに移動させてAEを起動すればOK!
さぁ、英語版Aeの世界へようこそ🌐