稼げるエンジニアとは?【1000文字】
こんにちは。
みくじらです🐳
時をさかのぼること2年半ほど前、
本社での研修を終えて現場配属されたばかりで、
ネットワークについて勉強中のころ、上司にこんなことを言われました。
「稼げるエンジニアになってほしい」
皆さんが想像する稼げるエンジニアってどんな人でしょう?
超難関資格をいくつも保持しているスーパーエンジニア?
特殊スキルに特化したエンジニア?
それとも、業界歴20年のベテランエンジニア?
私も当時は個人のスキルを磨いて「世界で通用するエンジニア」になりたいと宣言した記憶があります。
しかし、上司の言う「稼げるエンジニア」には別の定義がありました。
それは、「エンジニアを育てられるエンジニア」です。
どういうことかというと、
新人でスキルもない私は、月あたりの単価が40万円だったとしましょう。
クライアントさんの毎月の予算は200万円だったとします。
私のようなスキルセットの人を5人雇って頭数で勝負してもよいですし
単価100万円のエンジニアさんを2人雇ってもいいわけです。
エンジニアを雇う側からしたらそりゃー、安くてデキるエンジニアさんがほしいわけです。
でも、予算は限られている。
だから、技術が弱い人5人で揃えるのではなく、
ベテランさん1人、メンバー2~3人とかで構成するのです。
ここでいう「稼げるエンジニア」は、ベテランさんにあたります。
ベテランさんが一人いることで、ほかのメンバーの技術的・業務的なフォローをしつつ
全体のレベルを引き上げることができる。
つまり、提案する側(主に営業さん)としては、このベテランエンジニアさんがプロジェクトに参画することで、他の単価の低い(言い方はよくないですが…)自社のエンジニアを合わせて2人、3人と提案し、クライアントと掛け合えるわけです。
企業からしたら、こうした「稼げるエンジニア」がいることで、新人のエンジニアでも提案することができるわけですね。
「私が育てるので大丈夫です!」と。
もちろんここまで書いたことがすべてではないですが。
SIの業界にいる人はなんとなく同じようなことを感じ取っているのではないでしょうか。
私が業界知識ほぼゼロで大規模プロジェクトに突っ込み、もまれながらもなんとかやってこれたのは、会社側のこうした努力があったからだと思っています。
じゃあ、どうすれば「稼げるエンジニア」になれるの?ということは
また別の機会に考えてみようと思います。
ではまた。