私が言語を習得するプロセスがわかってきたので解説する【赤ちゃんと一緒】
こんにちは。
みくじらです🐋
以前、こんなツイートをしました。
『なぜフランスなのか』にも書いたように、今必死でフランス語を話す練習をしているのですが、
自分でもびっくりなくらい超速でフランス語能力が復活していることに気づいたので、自分がどうやって言語を習得しているのかを書いていこうと思います。
ツイートにもあるように、私にとって、言語習得時には『聴く』から入る学習が向いているようです。
自分でいうのもアレですが、私は耳がいいです。
遠くの音もよく聞こえる、という意味ではなく、「聞いたままの音をとらえる」のが得意です。
そこで思ったことは、
「これは、赤ちゃんが言葉を覚えるのと一緒だな」
ということです。
TEDにいかに赤ちゃんが天才なのか、という動画があるのを見つけました。
以前英語の先生と会話しているとき、
「言語の耳は7歳でできあがる」
と聞いたことがあります。
動画の研究結果のグラフを見て、なるほどなと思わされました。
では、7歳を超えたら第二言語の習得はダメなのか?
と言われれば、そうではないと思います。
動画の終わりのほうに、こんな言葉があります。
《The social brain is controlling when the babies are taking their statistics. 》
(赤ちゃんがいつ統計処理をするかは 社会的な脳が制御しているのです )
自分に話かけてもらえるような環境、対話が生まれるような環境が大事なんじゃないかと。
フランス語も、会話するときは、相手が話すのを聞きながら、
「そういえばこんなときこう言ってたな」
といったことをひとつひとつ拾いつつ、
次に会話するときに使ったりしています。
これが一番の実践の場であり、大事にしている部分です。
実践の場でハードルが高いように感じるのであれば、まずはチャットから鍛えてます。
チャットになれば、いざとなったらGoogle先生がわからない単語を教えてくれます。
文章を構築する《型》さえ押さえておけば、後は単語を変えて繰り回すだけです。
私はこの《型》をおさえて文章を作っているので、文章を作るための基本の文法がインプットできていたらそれで大丈夫です。
言語によってはたくさん活用や時制があったりしますが、
会話については実際に使う活用も時制も限られています。
だから、覚えることは最小限で乗り切れます。
フランス語なら現在形、半過去、複合過去、近接未来が使えれば何とかなります。単純未来も使えれば尚良しです。
その他の細かい文法は知識としてはありますが、いざ話すときにぱっと出てこないので今は脇においています。
主語についても、私は nous の活用が面倒なのでほぼ on に置き換えてしまっています。
友達と会話する分には大きな支障はないです。
会話においてはレスポンスのほうが大事なので、細かい文法や時制は多少間違えても大丈夫です。
相手に伝わることのほうが大事なので。
そう思った時に、私は臆せず話すことに集中できるようになったように思います。
親切な子や、教養のある先生なんかは細かいところを訂正してくれるのでありがたいです。
フランスにいたときに、フランス語も英語もあまり話せない自分に言ってもらったイスラエル人の子の言葉が印象的に残ってます。
『フランス語でも、英語でも、伝わればおっけー◎』
ようするに、言語は、そういうことなんだと思います。
コミュニケーションのためのツールとして、相手に伝わる表現を楽しく実践的に学ぶことを大切にしています。
ここまでは、汎用的に使えそうな考え方のお話です。
私がフランス語に特化して勉強している方法は、主に耳からのインプットが中心です。
普段はひたすらラジオを聞いて、
聞こえてきた単語で気になるものがあったら調べてみる。
フランス語は、英語と違って読みに関してはほぼ例外なく規則通りに発音してくれるので、脳内でテキスト化するのが容易です。(アクサンは除く)
あるいは、関連のニュース記事(à la une)を読んだりしてみて、
聞いたことのある言葉を文字で認識するようにしてインプットしています。
そんなこんなで、ひたすらフランス語を聞いて、表現のストックをつくって、フランス語ネイティブの子と会話していたらいつのまにか自然とレスポンスが返せるようになっていたのでした。
やっぱり環境をつくるのは大事だなと。
2月に入ってからは強くそう思わされました。
今回の話は以上です。
それではまた🐳