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なぜフランスなのか【2000字】

こんにちは。

みくじらです🐳


写真は、私が大好きなMoulinの街の絵本の美術館です。


最近のツイートは語学関連が多めです。

というのは、

1月から日本語を勉強しに来ているフランス語圏のスイス人の友達が

普段はほぼフランス語しかしゃべってくれないので、私もついていかざるを得ない状態にあるからです💦

フランス語を使うよい機会なので、私も今必死で話す能力を伸ばすべく練習中です。


さて、タイトルにもあるように

なぜ私はフランスが好きなんだっけ?と振り返ってみます。


はじまりは中学2年生のころに

『なんかフランス語って響きがきれいだな~』

と思ったのがきっかけで、簡単なフレーズや単語を覚え始めるようになります。

中学生のころからメールアドレスに《miel》(はちみつ)を使ったり、少しでもフランス語を織り交ぜるようにしていました。

アクサンのつかない単語を調べて。

それで、よくフランス語のわかる人からは

「はちみつ好きなの?」

と聞かれることもありますが、中学生のころの私にとって、

覚えやすくてなじみやすい単語がmielだっただけなので

深い意味はないです。



そんなこんなで高校生になると、1年生の時に任意で第二外国語を選べる珍しい学校でした。

ちょうどフランス語があったので、迷わず選択。

他にも、ドイツ語やスペイン語なんかも選べました。

毎週1回、普段の授業終わりの時間を使ってやる授業だったのでそこまで人気ではなかったものの、20人くらいは受講していた記憶があります。


一年間フランス語の授業を受けたとはいえ、大学で習った第二外国語はほぼ忘れてしまうのと同じで、高校を卒業するころにはほとんど忘れていました。


いざ大学受験となった時、

国立大学向けの勉強はしていたものの、そこまで興味は強くなく

学費を浮かせるために受かったらラッキーくらいに思っていました。

この時のモチベーションのすべては「父親を超える。絶対現役合格」です。

だから、父親を超えるような大学に現役で合格できれば

それは私にとっての勝利でした。



国立大学では適当に教育学部を選んでいたのに対して、

私立大学の学部選びは明確でした。

すべて「フランス文学科」で受験しました。


それは、

「大学くらい好きな勉強をしたい」

「フランス語なら4年間勉強できる」

「こんな学部を選ぶ人たちはフランスが好きな人たちが集まるだろうし、

そもそも絶対数も少ないだろう」

という思いからでした。


センター試験の結果が芳しくなかったので

すぱっと私立大学向けの勉強にシフト。

私立に特化した勉強は1週間ほど。


それでも文系科目では十分私立大学に合格できるだけの学力はあったことや

高望みをしすぎなかったこともあり、

受験した大学はすべて合格していたので、

一番レベルが高くてブランド力のある大学に進学を決めました。


せっかく大学でフランス語を勉強するなら、

短期でもいいから絶対に留学はしたい。

私はフランスに行く!!!

と決めて入学しました。


入学後の大学生活は、入学前の想定とがらっと変わって

部活動にすべてのリソースの80%ほどを注ぐような怒涛の日々でしたが

毎日が充実していたので後悔はなし!です。


部活動を引退して、やっと、時間ができました。

とはいえ、大学4年生。就活もあります。

就活をしつつ、夏休みの語学留学に向けての準備をしていました。

結果、留学一週間前に内定をもらい、すぐに承諾書を送り、3日後にはフランスへGO!なバタバタさでした。


そして、3週間ほどフランスの田舎町でフランス語を学びました。

3週間で何が変わるかといわれると、劇的な変化はないです。

語学留学を通して変化したことは、

圧倒的にフランス語を聞いたことでフランス語のリスニングが伸びたこと。

クラスの終わりにはメイトの会話が英語になってしまって、

フランス語もままならないのに英語も話せない自分に絶望したこと。

色んな国の友達ができたこと。

そして何より現地に足を運んで、授業で学んできた景色がそこにあることに毎日感動を覚えていました。


同じ時期に留学した仲間とは今でも交流が続いています。

卒業後に一緒にフランスに行ったほどです。


社会人になると、フランス語から離れてしまって、

一人旅を繰り返す度に英語が優勢になっていく自分がいました。

英語が話せるようになっていることはそれはそれでいいことなのですが…


ついには、フランスから遊びに来てくれた友達とも英語で会話する始末。。

フランス語を、しかも専門の学部で学んでいた身としては

しっかり自分のものにしたいと思いました。


だから、フランスやフランス語はこれからも私のアイデンティティの一つにしていきたいです。


語学の道は日々の積み重ねで、一日の変化は目に見えない割に

使わないと忘れてしまうという、一見コスパの悪い学問です。


しかし、その国をよく知るには、やっぱり言語は必要だなと、

不思議の国のアリス(Alice's Adventures in Wonderland)や

星の王子様(Le Petit Prince)の原作を読んだり

スリランカなどのディープな国に行ってみて感じています。


翻訳の性能が上がって通訳がいらなくなっても

100%同じ情報を拾うことは難しいです。


どうせローカルにいくなら、同じ文化、同じ言葉に浸って

ズブズブにはまりたいと思っています。


最後は言語学みたいな話になりましたが

いつまでもフランスが一番好きな国であることには変わりありません。


それではまた。





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