【第8話】私と猛犬ケルベロスの冒険の記録【創作長編小説】
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「ケルベロス。いい?あの砂漠に集まるミキラ帝国とゲイン帝国の飛空艇は時空の歪みの偵察用。私達を攻撃することはないはずよ。だから身を潜める必要はない。このまま一気に時空の歪みに一気に行ってしまおう。」
目標まではあと20km。冥界の遣いの援軍はもう目標まで到着して私達を待っているとハーデスは言っていた。死神からお父さんとお母さん、そして親友のアリサが亡くなったことを告げられたばかりだけど、私は哀しむ猶予もなかった。この3人以外にも疫病