乾癬と仕事の両立方法:セルフケアと働きやすい環境づくりのヒント
こんにちは、美咲です。
乾癬を抱えながら働くなかで、キャリアについて悩むことが多くありました。
肌が見える場所に症状が出ると同僚の視線が気になり、通院や体調の波によって仕事に集中できない時期もありました。
症状が悪化すると、通院が増え、欠勤の増加に対する罪悪感も強まるばかりです。
今日は、そんな乾癬と仕事の悩みについて、そして上手く両立していく方法について、私なりの考えをお話したいと思います。
乾癬患者で仕事・キャリアに悩みを持っている人は多い
日本皮膚科学会の調査によると、乾癬患者の約60%が症状により就労に影響を受けていると報告されているそうです。
出典: 日本皮膚科学会「乾癬の疫学調査2022」
この数字の多さをみると、乾癬を患っていることが生活全体に与える影響は非常に深刻だということがわかります。
乾癬患者が仕事に関して抱える主な悩み
キャリアへの影響と収入の不安
私もキャリアの機会を乾癬であきらめざるを得ないのではと悩んだことがあります。
乾癬が原因で選択肢が狭まっていると感じると、将来への不安が強まります。
実際、乾癬の患者の42%が『今後のキャリア改善に見込みが少ない』と回答しているそうです。
出典: 日本皮膚科学会「乾癬の疫学調査2022」
法的権利と支援制度について
日本には乾癬患者が働き続けるために利用できる法的支援制度もあるようです。
代表的なものに、障害者雇用促進法や労働者の安全と健康の確保に関する法律です。
例えば、障害者雇用促進法に基づき、乾癬によって労働に制限があると認められれば、勤務調整や体調に応じた働き方が可能になるかもしれません。
出典: 厚生労働省「障害者雇用促進法」
職場での理解とサポートを得るための方法
症状を説明し、理解を得る工夫
初めて乾癬について職場で話したときは緊張しましたが、説明した後は『無理せずがんばって』と声をかけてもらえてホッとしました。
病名や症状が変わりやすいこと、通院の必要性などを簡潔に伝えると、同僚も理解を示してくれることが多かったです。
この経験から『自分が少し楽になるための勇気を持つことも大切』だと感じました。
具体的なサポートの依頼する
乾癬があると、定期的な診察や治療のための時間の確保も必要です。
主治医の指示書を提出して上司に配慮をお願いしたところ、勤務時間の調整もしてもらえるようになり、体調を整えやすくなりました。
自分に合った仕事スタイルの模索
フレキシブルな働き方の検討
症状がひどいとき、在宅勤務やフレックス勤務を取り入れられると、仕事が続けやすくなります。
私も、通院が多い時期には自宅勤務をお願いし、無理のないペースで働けるようにしています。
出勤しなくてはならない場合は、勤務時間を短縮することでストレスを軽減しています。
業種別のアドバイス
デスクワークが多いときは、長時間座っていると乾癬が悪化しやすいので、なるべく肌に優しい素材のカーディガンやブランケットを活用し、肌が乾燥しない工夫をしています。
また、立ち仕事の方であれば、通気性の良い服装や、肌に刺激の少ない工夫をすることも役立つでしょう。
セルフケアと仕事のバランスを保つコツ
職場でできるセルフケア
乾癬はストレスが増すと悪化するので、仕事中でもリラックスできる方法を見つけることが大切です。
私はデスクに保湿ローションや小さなアロマディフューザーを置き、香りでリフレッシュしています。
昼休みには、軽いストレッチや深呼吸をしてリラックスできる時間を作っています。
ストレスマネジメント
仕事の忙しさが増すと、乾癬の症状が悪化することも多いです。そのため、できるだけ早めに帰宅し、好きな音楽を聴いたり、軽いヨガをするなどして、心身をリセットすることが習慣になっています。
体調管理の工夫
乾癬には規則正しい生活が大切です。私の場合、睡眠時間をしっかり確保することと、できる限り健康的な食事を意識することで、症状の安定が見られるようになりました。
食事は自分に合ったものを選ぶようにしています。
よくある質問と回答
Q. 乾癬があることを面接で話すべき?
A. 面接では、無理に症状を説明しなくても大丈夫です。どうしても必要な場合は『勤務後に治療が必要な場合がある』とシンプルに伝えるのが良いかと思います。
Q. 乾癬があってもキャリアアップを目指せる?
A. 乾癬を抱えていても、自分の体調に合った働き方を工夫することでキャリアアップを目指すことは可能です。必要なら職場に調整を依頼してみるのも良いと思います。
Q. 職場で乾癬について話すときのポイントは?
A. あらかじめ要点をまとめて、症状の特性や通院の必要性について簡潔に伝えると理解を得やすくなります。
Q. 職場の理解が得られないときは?
A. その場合は、医師の診断書をもとに労働基準監督署に相談することも選択肢です。自分を守るための行動をしてみましょう。
Q. 乾癬で困ったときに頼れるサポートは?
A. 日本乾癬患者会などのサポート団体に相談するのも有効です。専門家の意見をもらうことで、自分にとって適切な対応が見つかるかもしれません。
乾癬と向き合いながら働く人の成功事例
同じ乾癬を抱える友人の中には、症状に応じた働き方を実現しながら管理職として活躍している方もいます。
自分に合ったペースで働くことで症状が安定し、キャリアも築くことができたと聞き、とても励まされました。
まとめ:乾癬とともにキャリアを築いていくために
乾癬があっても、自分に合った働き方やケアを見つけて、キャリアを築くことは可能です。
絶対にあきらめないでくださいね!
職場のサポートや自分自身のセルフケアを大切にすることで、無理のないペースで働き続けられると思います。
乾癬に悩む方々が前向きに働き続けるために、このブログが少しでも役立てば嬉しいです。
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