乾癬と性:自分を受け入れてもらうことの意味
こんにちは、美咲です。
今日は、「乾癬と性」についてお話ししたいと思います。乾癬があると、自分の体に対してネガティブな気持ちが増してしまい、恋愛や性に対する不安も大きくなってしまいますよね。
実は、私もその一人で、乾癬があることで性に対して大きなコンプレックスを抱えていました。
でも、優しいパートナーとの出会いを通して、少しずつ自分の体も気持ちも受け入れられるようになったんです。
このブログでは、そんな私の経験を皆さんにお話しし、少しでも安心していただけたらと思います。
乾癬と性に対するコンプレックスの始まり
乾癬が最初に出たのはおでこでした。少しずつ顔や体に広がっていくたびに、鏡を見るのが怖くなって、自分が自分でないような気持ちになることが増えていきました。
乾癬があることで、日常生活のあらゆる場面で不安やためらいを感じ、恋愛や性の場面でも「自分は受け入れてもらえないかも…」と自己否定的な気持ちに悩まされるようになりました。
自分を受け入れてくれたパートナーとの出会い
ある日、出会った男性は乾癬について何も知らないはずなのに、私の内面に目を向けて、ありのままの私を大切にしてくれているように感じました。
何度かデートを重ねる中で、『この人なら、乾癬のことを話しても大丈夫かもしれない』と思うようになったんです。
乾癬のことを打ち明けようと決心した日、心臓がバクバクして、声が震えてしまうほど緊張していました。
『実は乾癬という皮膚の持病があって、見た目に影響が出ているの』と、言葉をつまらせながらも、やっとの思いで伝えました。
彼は驚くこともなく、『そうなんだね』と静かに受け止めてくれて、いつもと変わらない微笑みを向けてくれました。
その瞬間、ずっと抱えていた不安が少しだけ軽くなった気がしました。
性器周辺や敏感な部位に乾癬が出たときの悩み
乾癬が広がってから、肌が敏感になり、性器周辺に乾癬の皮疹ができるたびに痛みや不快感を感じることが増えました。
自分でも触れるのが怖くなるほど痛む時期もあって、性行為に対しても『無理かも…』と思う日がありました。
彼と一緒の時間でも、時には私の体が邪魔をして、気持ちを素直に向けられないことがあるんです。
乾癬治療薬の影響と自己イメージの低下
乾癬の症状を抑えるために、症状が出ている部分に軟膏を使っていますが、特に性行為前後は気をつかいます。
どうしても治療薬の香りが気になってしまったり、薬がしみて少しピリピリする感覚もあったりで、リラックスできない時もありました。
治療と私生活を両立させるのが、こんなに大変だなんて思ってもいませんでした。
パートナーとのコミュニケーションと誤解の不安
乾癬は感染しないと分かっていても、『もしかして、彼が嫌な気持ちを抱いていないかな』と考えてしまうことがよくあります。
彼に乾癬について話すのも最初はとても勇気がいりましたが、話をしていく中でお互いの理解が深まり、『乾癬があっても、この関係は大丈夫だ』と思えるようになりました。
あるとき、彼が『乾癬ってどんなふうに感じるの?』と聞いてくれた瞬間、心が少し楽になりました。
最初は恥ずかしさで戸惑いもありましたが、言葉にしてみることで自分の不安が小さくなるのを感じました。
性生活への影響とQOL(生活の質)
乾癬があると、性に対して積極的に向き合えなくなることが多く、生活の中でもどこか自信を失ってしまうことがあります。
少しでも症状が良くなると生活が明るく感じられる一方で、悪化しているときには気持ちも沈みがちです。
彼がそばにいることで気持ちが救われることもありますが、自分の中にある不安が消えるわけではないと感じることもあります。
自己肯定感を取り戻すためのセルフケアと支え
彼の支えもあり、少しずつですが自分を許す気持ちを持てるようになりました。
乾癬がある肌も自分の一部だと受け入れられるように、毎日少しずつスキンケアを続けるようにしています。以
前は肌に触れることが嫌だったけれど、今では乾癬のある部分をケアするたび、『自分を大事にしている』という気持ちが少しずつ生まれてきました。
Q&A:乾癬にまつわる恋愛や性の悩み
ツイッターでいただいた質問の中から、特に多かったお悩みにお答えしていきます。
乾癬がある中での恋愛やパートナーシップについて、私の経験や感じたことをもとにお話しします。
Q: 乾癬の症状が出ているとき、パートナーとどう接していますか?
A: 乾癬の症状が悪化しているときは、いつもより自己肯定感が下がり、相手に対して素直になれないことがあります。乾癬について話すことで、不安を和らげる工夫をしています。
Q: 乾癬を持っていることをどう伝えていますか?
A: お付き合いが深まっていく中で、リラックスできるタイミングを見つけてお話ししています。私の場合、『乾癬は感染しないけど、私には欠かせないケアが必要』という点に触れて、相手に伝えるようにしています。
Q: 気になる人と恋愛を始める勇気が出ません。どうしたら良いでしょう?
A: 乾癬があると、どうしても相手の目線が気になりますが、私の場合はまず自分を大切にすることから始めました。セルフケアやスキンケアを通じて自分の心と体を労わり、少しずつ自信を取り戻せたことが大きかったです。
Q: 乾癬の症状が悪化しているとき、デートや性行為をどう乗り越えていますか?
A: 相手に正直に気持ちを伝えることが一番です。無理に隠そうとせず、「今少し不安がある」という気持ちを共有することで、彼もサポートしやすくなります。
Q: 乾癬を理解してもらえないとき、どう向き合えばいいですか?
A: 乾癬への理解が得られない場合もありますが、パートナーに期待しすぎずに自分でできるケアを続けることで、自己肯定感を維持することが大切です。理解を得られる人がいれば、それが最高ですが、無理に相手を変えようとせず、自分のケアをしっかりと続けています。
まとめ:乾癬と向き合うということ
乾癬があることで、恋愛や人間関係に不安や戸惑いを抱くことは決して少なくありません。
私自身も、乾癬がもたらす見た目の変化や、時に強いかゆみや痛みに悩まされ、誰かに近づきたい気持ちと距離を置きたくなる気持ちがせめぎ合う日々を経験してきました。
そんな中で、無理に「普通」を装わず、少しずつ自分をありのまま受け入れていくことで、心が軽くなり、自分自身のケアやパートナーシップに対しても前向きに向き合えるようになりました。
乾癬を隠すことなく、自分に正直に向き合う勇気は決して簡単ではありませんが、それができると自分に対する信頼も深まります。
また、同じような経験を持つパートナーや友人と支え合うことも大きな力になります。
乾癬は確かに厄介な症状ですが、乾癬とともに歩む経験が私たちに強さや優しさを教えてくれていると感じています。
どうか、自分を労わる時間を大切にして、乾癬があっても幸せな恋愛や豊かな人間関係を築けることを信じてください。この記事が、少しでもあなたの支えとなることを願っています。