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「今」の自分がある理由
久々の投稿です。
先日、会社のワークショップで「人生グラフ」を書いてグループで自分の価値観をシェアしました。
他のメンバーからはこのような感想をいただきました。
これまでの人生を振り返ってみて自分の価値観のキーワードは3つ。
1.状況を変えるために行動すること
2.価値観の受容性
3.ポジティブ
この3つがなぜ生まれたか振り返ってみたいと思います。
1.状況を変えるために行動すること
ひとつ目
中学生のとき強豪のハンドボール部に所属していた。2個上の先輩は近畿大会まで出場するほど強く、昔から地域から支援される伝統のクラブだった。
私は小学校から地域のハンドボールチームに入っていて、そのクラブチームはその中学校でハンドボール部に入るために育成されるような場所だった。
こんなに強豪で地域から愛される部活だったにもかかわらず、私たちの代は3名しか部員がいなくて、後輩がなんと1名しかいなかった。
先輩が引退し、部員は4名。試合には出れず、練習も先生に他校に連れてってもらい励んでいた。
校長先生からは「次の代で部員の数が増えなかれば、ハンドボール部は廃部にする」と朝礼で言われ、4人で泣いたのを今でも覚えている。
大人の事情で一方的に言われたのが悔しかった。
そこから逆境からの這い上がりが始まる。
4人で集まってまずは部員募集のポスターを作成し、4人の母校の小学校2校に持っていき、先生に掲示してもらうようにお願いした。地域のママたちにお願いし署名運動を行ってもらった。集めた署名を校長室に持って行って「ハンドボール部を無くさないでほしい」と懇願した。
そして中3の春、幸運が舞い降り、新しい新入生が10名以上も入部してくれた。小学校のクラブチームのコーチが短期間で指導に入ってくれた。
初めて自分の代の出た試合が最後の総体。
半分以上が1年生という異例の状況で、県大会まで出場し(ハンドボール部は少ないので県まで行きやすい)県大会では20点差くらいで負けた記憶があるが、あんな楽しい試合はなかったと思う。
それが私の第1時期逆境に打ち勝った出来事。
2つ目。
大学時代に行ったインドでのバックパック&田舎でのワークキャンプでの話。
インドでは当たり前だと思っていたことが当たり前でないことと気付かされたことがたくさんあった。
Kundapurという田舎でワークキャンプに参加した時に学校でのボランティア活動に従事した。
日本ではご飯を食べる前は手を洗う、ゴミはゴミ箱に捨てるなどが普通であるけど、私が行った地域では、子供たちは学校の校庭にゴミを普通に捨てるし、汚れた手で普通にカレーを手で食べていた。
そりゃ衛生的にも環境にもよくないわ。と思い、
子供たちを集めて画用紙に手の洗い方を教えてあげた。子供たちが手を洗うことを覚えてくれた。
そして子供たちとゴミが出たら校庭に捨てるのではなく袋に入れるということやってみたらこんなにもゴミが集まっった。
何か環境に飛び込んだ時には
やってみるからには爪痕残したい、変えてみたい
気持ちが常にあるような気がする。
2.価値観の受容性
前職では多様な生徒が通う高校で働いていた。
大半の生徒は中学校時代不登校。
人間関係を構築するのが苦手な生徒同士が共存するクラスで起きたSNSトラブル。
暴言を吐かれたことも何度もあるし、理不尽な保護者から「教員やめろ」とか怒鳴られたこともある。
一生懸命生徒のことを思って指導していても予想外の反応が返ってくることなんてザラにあった。
ここでは書ききれないほどしんどいことも辛いこともあったけど
「そういう捉え方をする人もいるんだ」と冷静に考えられるようになったし、「表現することはできなくても実はこう思っていたんだよね」と受け入れることができるようになった。
教師は相手に見返りも求めてもなんの意味もない。
いろんな価値観があって当たり前とお互いを認め合って欲しいと思う一心でクラス運営、生徒指導を行っていたし、私自身そう思えた経験だった。
3.ポジティブ
私、ストレングスファインダーでも出ているけど、ポジティブなんです。
基本的にあまり怒らない温厚な人。
人のことを傷つける人とか頑張っている人を見下したり馬鹿にしたりする人は許さんけど、そんな人とは関わらない。
せっかく生きるなら楽しみたい。
でもずっとこんなポジティブかというとそうではなく、昔は落ち込みやすい性格だったんです。
特に高校時代の部活のキャプテン時代。
個性バラバラ、我が強いメンバーが多くてうまくまとまらなかった時は自分のせいにしてたし、先生に怒られたらすぐ落ち込んでいた。私なんて・・・って思うことが多かった。
でも大学から社会人にかけて、海外や教育現場でいろんな価値観に触れて、「自分は自分でいいんだ」って思えたし、自分のことを愛せることができるようになった。
人を変えることは難しいけど自分は変えられる。
結局は自分の考え方と行動次第だから。
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と最後になりましたが、私は
自分が死ぬ時に「あの人といてハッピーだった」と思ってもらえる人が何人もいたら嬉しいし、自分のお葬式は笑顔で包まれててほしい(笑)
これからも楽しいこと探索していきたいし、身近にいる人を大事にしたい。