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【みーこ's library】 世界一ワクワクするリーダーの教科書を読んで
仕事でリーダーという立ち位置になり、リーダーとしての自分のあり方に迷う思うことが多々ありました。
・リーダーになり始めた人
・リーダーの在り方に迷っている人
・今、リーダーとして楽しめていない人
・いいリーダーにならなきゃと考えている人
・結果にだけコミットしている人
・チームの成功を追うあまりにメンバーの行動が気になってしまう人
そんな方におすすめの本だと思います。実際私も上記が全て当てははまっていたからです。
1.印象に残ったメッセージ
成功したから幸せになるのではない。先に幸せであることが成功を生むのだ。
本では、スポーツの事例などを交えて、困難がある時こそ楽しむことや、リーダー自身がワクワクすることで、チームの雰囲気が変わると言われています。
阪神の矢野監督のメッセージ
「僕のやりたい野球は『愛』と『情』を持って選手と接して失敗を恐れず挑戦して、苦しい時こそ楽しみきること。『心』で野球をすることを伝えていきたい。僕たちの全力プレーでファンの方々に感動を届けたい」
もちろん、成果や結果にこだわるのは大事です。
ただ、まずは「人として、リーダーとして自分自身が楽しむこと、機嫌よく過ごすことが第一であって、チームの雰囲気がよくなれば自然と成果がついてくる」と。
お笑い芸人のトークを聞いていると、面白い出来事が身の回りで起きること多いのかな?と思うけど、そうではなく面白い話をすると決めて生きてるから面白いこと引っかかってくるだけだと千原ジュニアさんの話もありました。
何を教えるかではなく、どんな生き方をしているか。やり方ではなくどんな「あり方」を魅せているか
メンバーに「こうしてほしいな」「こう動いたらうまくいくよ」とつい考えがちで相手に伝えてしまうことがあります。
もちろん伝えたら良くないというわけではないですが、そこよりもまずはリーダーとしてどんな人間でありたい(生き様)かを言語化したいですね。
人の能力は、顕在能力3%、潜在能力97%
驚いたのがカーネルサンダースは65歳でケンタッキーを創業したと書いていました。
65歳・・・すごくね?
自分の可能性に限界を勝手に張っていたんだと考えさせられたのと、人材育成においてメンバーの能力をまだまだ引き出すこともできると。
今の3万倍も能力を発揮させることができるんですね。
人間ってつい自分はここまでしかできないと思い込んでいるだけなんですよね。
・他人のピンチは最高の生き様を伝える最大のチャンス
メンバーに困難が舞い込んできた時こそ、寄り添い、味方であり続けること。そしてそれを伝え、示すことが大事だと。
教員時代、生徒の喫煙指導をした時の自分に言ってやりたい。
そのときおそらく「なんでやったん?」「吸ったらどうなると思う?」と、相手にダメなことだとわからせることにしか焦点を置いていなかったような気がしています。
もちろん指導も大事ですが、教員間で役割分担しながらその子の味方になってあげる人も必要だったなと。
相手の話を聴いて、「こんな優しい面もあるねんな、今回の出来事は悪いことやってしまったかもしれへんけど、これからいい人生歩めるチャンスやで」と今なら言いたいです。
2.これから私ができること
この本を読んだ時に、
・チームのメンバーに日々感謝できていたかな?
・自分自身がワクワクし、周囲に伝えられていたかな?
・チームの夢ってなんだったっけ?
・一緒に目標を達成できた時に見える景色をイメージできていたかな?
・自他ともに可能性に限界を勝手に決めていたのでは?
と、ハッとさせられたのです。
これまで「こうしなきゃ」と思い込んでいたことが一気に覆されたような気がしました。
・毎朝、生きていること自体に感謝する
・関わる人やモノに感謝する
そんな心で日々過ごし、
・部下の味方でいること
・楽しく仕事すること
・ワクワクを伝染すること
そんなリーダーでいたい。
目標を設定し、チームで共有する時には、
・「そもそも自分たちがワクワクする目標を設定できているか」
・「目標に対してどんな心で挑んでいたいか」
・「達成した時のイメージができて、達成した自分は鼻血が出るほどワクワクしているのかか」
と心の状態にも目を向けてみる意識を持ちたいと思います。
また、自分が親になった時にも、
・明るくて家族の太陽となるお母さん
・子どもがいけないことをしたときにそのネガティブ事象にだけ焦点を当てるのではなく、未来をポジティブにする声かけができる
そんな人でありたい。
忙しい中だと、きっと日常にワクワクすることがあったとしても自分では気づいていません。
だから「忙」は心を亡くすって書くんですよね。
忙しい時こそ、ちょっと休憩して自分を振り返ってみること大事ですね。