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Stable Diffusionで4コマ漫画描いてみた


はじめに

Stable Diffusionで漫画を描いた記事を見て、インスパイアされて、描いてみました。4コマ漫画ならサクッと描けるかな?と思いましたが、結構時間を取りました。でも、自分で1から描くよりも時短だと感じました。

準備

話の流れと、登場人物を、コマごとに大体決めておきます。お母さんが子どもの運動会に行く話、にします。(先日の我が家のイベント)

  1. お母さん登場。保育園に来た!ワクワク

  2. 自分の子どもを探す。どこかなぁ?

  3. いた!走って入場してきた!

  4. 転んだ!!大丈夫かなぁ・・?

Stable Diffusionの導入

Stable Diffusion Web UIをPCに導入・・と思ったら、GPUがないとローカルでは動かないとのこと。[1]を参考に、Google ColabでStable Diffusion Web UIを導入しました。無課金で動かしてみると、エラーでWeb UIが立ち上がらず、Proを購入する必要がありました。約1100円の出費です・・。

【参考】
[1] Google ColabでのStable Diffusionの立ち上げ方法から使い方までを徹底解説! | Romptn Magazine

【補足】モデルの設定

Stable Diffusionのセットアップ時に、モデルを設定することができ、今回はCounterfeit-V3.0を使いました。civitaiでダウンロードできました。デフォルトのモデルだと、絵画っぽい絵や、実写っぽい絵が生成されてしまうので、漫画を作成する場合は、2Dイラストに特化したモデルを使用するのが良いと思いました。モデルはGoogle Driveに保存して読み込みます。こちらも無料では容量の限界で、250円の課金となりました・・。

登場キャラクターの設定

今回は、4コマで、複雑な絵は作らないので、見た目はtext2imgでざっくり設定しました。

お母さん(30歳の設定)

図1 お母さん

胸を小さくしたかったのですが、small breastの指定でもこれが下限でした。

子ども(5歳の設定)

図2 子ども

雰囲気はいい感じです。やっぱり胸が気になります・・。

コマごとの絵の設定

以下は、決定したキャラクター絵をControl NetのReferenceに設定して、場面にあった絵をコマずつ作っていきました。

1コマ目 お母さん登場

登場は、うれしそうな感じで、アップの絵にします。Counterfeit-V3.0では、虚ろな表情になることが多く、happy等の感情を指定するとやっと笑ってくれました。また、openposeで写真を指定すると、顔の向きやポーズのコントロールが楽でした。

図3 お母さん。笑っている
図4 openposeの設定

2コマ目 お母さん子どもを探す

全身の絵を描くのは難しそう・・と思ったので、2コマ目もアップ絵にします。こちらも、openposeで指定しました。

図5 子どもを探すお母さん
図6 openposeの設定

3コマ目 走る子ども

子どもが走っている絵にします。全身映っていて、走っていることがよく分かる絵にしたいです。こちらは、openposeで指定しても、指定通りのポーズをとってくれず、プロンプトにrunningという指示を入れると、よかったです。動作が大げさなので、もう少し普通に走ってほしいですが。

図7 走る子ども

こちらはボツです。走り方はよいのですが、脚が変になっています。後で考えると、img2imgで脚だけ修正すれば良かったです。

図8 走る子ども。脚が変

4コマ目 転ぶ子ども

3コマ目と同様に、falling downいうプロンプトを与えると、よい絵ができました。足と手が見切れてますが、小さくして使う予定なので、いいか、と
手抜きしました。やはり、美少女モデルから作成すると、5歳っぽい絵を作るの限界ですね。お尻がぷりぷり。もっと幼児体系にしたかったです。

図9 転ぶ子ども

実は、最初は、服と靴が白黒でした。3コマ目と統一したいので、img2imgで目立つ黒の部分だけ消して、生成しなおしました。

図10 転ぶ子どもの元絵

漫画として仕上げ

コマにそれぞれの絵を配置して、吹き出し、セリフを描いていきます。ペイントソフトはKritaを使用しました。

完成

完成しました!2コマ目の子ども達だけ、自分で描きました。

図11 完成

おわりに

Stable Diffusion で4コマ漫画を作成しました。
簡単に・・とはいかないですが、自分では到達できないクオリティの絵で漫画が描けたので満足です。色んなモデルを試したり、色んなプロンプトを試したり、まだ遊びしろがあると思いましたので、また作ってみたいです。


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