うつのみや花火舞台裏~その11:ジャグリングサークル~
「イベントに出演してもらうことってできませんか?」
ミヤラジに出演したその足で、私たちは夜の体育館にむかっていた。そうそれは何を隠そうジャグリングの依頼を交渉するためだった。
というのもせっかく子どもたちに展覧会にきてもらうのであれば、展覧会だけじゃなくて何かステージ上でイベントをやったほうが盛り上がりそうだと思ったからだった。実はすでにイメージソングやイメージキャラクターによるコーナーもあったのだけど、せっかくならもっと色んなことをやってこどもたちに楽しんでもらいたいというのが事の発端だ。
そんなときに出た意見がジャグリングやマジックだったのだ。とりあえず検索してみるとうつのみやジャグリングサークルのHPが見つかった。ダメもとで連絡をとってもみると月一で練習しているので是非見にきてくださいとのことだったのだ。
実際行ってみるとアマチュアとは思えない技を披露していて、私たちも体験させてもらうことができた。やはり見るのとやるのでは大違いだったが、こういう体験コーナーを作れば大人も楽しめるし結構いいんじゃないかと思うようになっていた。
結局そのサークルも初めてのことだったのでその場では返事はもらえなかったけど、一週間後に引き受けるとの連絡があった。
他にも知り合いのマジシャンにも声をかけてみると、快く承諾してもらいようやくイベントの目途が立ってきた。
やっぱりこうやって手作りでイベントを作るのってなんか楽しいな。なぜならもし自分たちが行動しなければできなかったことだ。でも本当に子供たちに楽しんでもらえるかな。
大きな期待と少しの不安をいだきながら、私は展覧会が待ち遠しくなっていた。
つづく・・・
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