母親になった日②
子宮口6センチと告げられ、陣痛の合間にかろうじて夫に電話。
普段は電話に気付かない夫も、共有していた陣痛アプリと夜中で仕事じゃなかったこともあってかすぐに電話に応じてくれた。
(良かった〜!)
立ち会いに関しては、
「旦那さんいても役に立たないよ〜」
なんてことも言われたりもしたけど、
こんな神秘的な瞬間と感動的な出来事を共有出来る機会があるなら役に立つとか立たないとかはどうでも良いからとにかく共有したい!
と思った私。
夫は助産師さんに言われた通り陣痛中は私の尾骶骨の辺りと腰をさすってくれて、本当に助かった…
わたしは居てくれて良かったと心から思いましたよ。
それからは痛みの強さもどんどん強くなる一方で。
痛みに耐えながらも、なんとなくベビちゃんが降りてくる感覚がわかった瞬間があった。
気付いたらもう子宮口は全開。
(そうだよね、こんなに痛いんだもん!)
(やっといきめる!)
その間、急いで分娩の態勢に準備する助産師さん
助産師さんに言われた通り何回かいきんだら
「赤ちゃんの頭見えてるよ〜」
(え〜!もう?)
病院が休診日だったからか、いつもの院長先生ではなかったけれど、当番の先生も来てくれて。
そこから陣痛に合わせていきんだのは多分5回くらい。
ベビちゃんはすぐに出てきてくれました。
ちなみに、夫が到着してから1時間くらいで産まれてました。
産まれる時の痛みは陣痛の時に比べたら痛くないです。
というか痛みの種類が違う。
ただ、お産が進むのが早かったのか?
会陰切開する気配がなく、
(もしかして切れずに産めた?)
と少し期待したけど、しっかり裂けてたみたいです。
(先生なんで切ってくれなかったんだぁ〜)
出てきてからは、すぐに声を出して泣いてくれたベビちゃん。
横で涙を拭っていた夫。(多分)
本当に良かった〜
と安堵の気持ち。
それから胎盤が出る感覚、会陰を縫っているのをしっかり感じ、そのまましばらくLDRで過ごしました。
カンガルーケアも最高に幸せな時間だったな。
何かと色々と冷静に考えることが出来た初めての出産。
この日は何人も産まれたみたいで、助産師さんもバタバタで大変そうだったけれど…お陰様で?
出産後の立ち会い時間も最初は1時間程度、
と言われていたけどかなり長い間夫も居させてくれて、ベビちゃんと沢山の時間を共有出来たのも本当に良かったです。
既にベビちゃんにメロメロな夫。
「がんばってくれてありがとう」
帰る時に言ってくれた夫。
(立ち会いして良かった。)
そう心から思えた瞬間でした。
なにより、無事に産まれて来てくれたベビちゃんにも感謝。
実は、明日は私の誕生日。
1日違いで産まれたベビちゃん。
私は病院で誕生日を迎えることになったけど、
間違いなく人生最高のプレゼントです。
アドレナリンが出ているのか、
忘れないうちに投稿しよう!と思って手を動かしていますが…
明日からは母子同室。
しっかり休んで明日からの日々に備えよう。
これからどんな日々を迎えることになるのか。
それは分からないけれど、今日の気持ちをずっと忘れずにいたいです。
これから出産のみなさんも心から応援しています!
安産でありますように。
誰にでもこんな1日があったんだなって、
母になって感じたのでした。
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