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私は占術技法の最先端でありたい!

「あなたの占いは他とどう違うのですか?」
こう問われた時、あなたはどう答えるだろうか?
この質問に即答でスラスラ答えられる人はいいが、この質問を受けて硬直してしまったのであれば大問題である。
もし後者なら、しばらくこの質問に対する回答をじっくりと考えて貰いたい。
どんな会社もどんなお店も、起業する時はこのことを徹底的に考える。
自社は他社に比べてどんなサービスをお客様に提供できるのか?
他社にできない自社の強みとは何なのか?
それを徹底的に考えてコンセプトを決める。
それだけに、一度決めたら絶対にブレてはならず、最後まで変わらない。
だからコンセプトはとことん時間をかけて決めるものである。
例えば、喫茶店を起業する際にコンセプトを「別世界」と決めたら、経営が危機に陥った時は必ずその原点に立ち戻って考える。
「鳴かぬなら 基本に還ろう ホトトギス」である。
映画を作る際でも、まず初めに観客に訴えたいテーマ(主題)を決め、次にそれを表現するのに相応しいモチーフ(題材)を決め、それから具体的なマテリアル(素材)の話へと入って行く。
さて、あなたが提供する占いは他の人とどう違うのだろうか?
タロット占いをする人なんて、今やネットや巷の中には溢れ返っている。
なぜ多くのタロット占い師の中から「あなたを」選ばなければならないのだろうか?
「私はカウンセラーの勉強をしてました」そういう人は確かに強みになるかも知れない。
でも「だから何ができるのですか?」と尋ねられて答えることはできるだろうか?
さらに「カウンセラーなんて人の話を聞くだけで、問題を解決しなくても延々と予約を取らせれば良く、それで膨大な報酬を得られるんだから、こんな楽な商売はないよね」と畳みかけられたらどう反論するだろう?
「いや、私は相談内容に対して丁寧に向き合い、カードを使って詳細に分析し、解決の道を導き出しています」
「カードを使って分析すると言っても、結局は本に載ってるのと同じスプレッドを使って占うだけでしょ。そんなの誰でもやってることだよ」
少々意地悪が過ぎたかも知れないが、副業であろうと実際に商売をしている人は、自信を持ってスラスラと反論できないといけない。
この対策として、タロットだけでなく命占や相占にも手を出す人はいるだろう。
実際、卜占・命占・相占のうち、二つ以上やってる占い師の方が優秀だという見方が一般的である。
ちなみに私自身のことを書くと、命占も相占も一般常識程度の知識はあるけど、まず使わない。
卜占しか使わない。
その理由は、固定化しているものなどこの世に何一つないのだと思い知っているから。
私は運命論者ではない。
特に五行説は本当に現実に当てはまっているとは思えない。
全ては思い込みによる妄想なのではないかと確信している。
自分の過去の人生をどんなに分析しても、パターンらしきものは何一つ発見できなかった。
数秘や九星のような9年周期も、十干や十惑星のような10年周期も、十二支や十二星座のような12年周期も、全く当てはまらない。
所詮、人間の浅墓な猿知恵である。
試しにあなたもやってみるといい。
60年で還暦と言うように60年の周期があるとすれば、10年前の自分はどうだったか? さらに10年前は? さらに10年前は? というようにどんどん遡って行く。それらに共通項はあっただろうか?
次に、12年前の自分はどうだったか? さらに12年前は? さらに12年前は? それを生まれた時まで遡り、そこにも共通項を見出す。
この二種類の共通項を合わせたのが今年の運勢であり、60年の周期である。
当たっているだろうか?
恐らく、何の共通項も見出せなかったのではないだろうか?
よくもこんなものを信じる気になれるものだと私は単純に思う。
どこの占いとは言わないが、五行説をむりやり八卦に当てはめ、8を5で割り切れないため、木・土・金は2つあっても火と水は1つしかないとか、こんなバカな話があるだろうか?
五行説をむりやり四季に当てはめ、4を5で割り切れないから、土だけ適当なさじ加減で一年の中に割り振り、土の期間は土を弄ると運気が落ちるとか、その拘りは頭がおかしいんじゃないかとさえ思う。
もはや迷信やインチキ宗教のレベルである。
今挙げた例は、私達の生活に浸透しているとても権威ある分野の占いである。
でもいくら迷信であろうと、どんなにバカバカしい話であろうと、一つの民族がみんなで信じれば、それは現実化しないとも限らない。
嘘も百回以上吐き続ければ、やがて真実にされてしまうようなものである。
私はどれだけ権威や歴史があろうと、整合性のないものは大っ嫌いだ。
西洋占星術に関しては、社会全体への天体の影響というのは確かにあるかも知れない。
それは科学的にもある程度仮説を立てることはできる。
ただ、それが個人への占断になると段々怪しくなって行く。
私が卜占しかやらないのは、卜占は完全に自分の直感力のみに頼るものだからである。
カードは飽くまで直感力を引き出すための道具でしかない。
ある程度まで極まったら、カードを卒業してしまうかも知れない。
当初の質問に戻るが、「あなたの占いは他とどう違うのですか?」
この命題に対し、私の場合、非常に助かっていることがある。
私の卜術は、やってる人がほとんどいないからである。
そしてそれが非常に優秀なものであることを自分で確かめている。
誰も気づかない、自分だけの宝の山だと思っている。
初めてその占いを知った時、こんなものを憶え切れるわけがないと思った。
こんな占いを使いこなせる人は、さぞや頭がいいんだろうなと思った。
それが第一印象である。
あらゆる占いを極めた人だけが使いこなせる、究極のツールだぐらいに考えていた。
でも一応カードの作り方が書いてあったので、USBメモリにカードのデータを入れ、コンビニに行って印刷し、説明通りに作ったら、本当に立派なデッキが出来上がった。
そして私のコレクションに加わったのだが、実際に使ってみると、最初の私の思い込みとは正反対だったことに気づかされた。
憶えるのが大変ではなく、逆に憶え易く作られていることに気がついた。
この占術に出会ったことで、私は容易く小アルカナと64卦の意味を全て憶えてしまった。
さすがにこれはどんなバカでも憶えられるだろうと感じたほどである。
ちなみに私は気分屋で、記憶力はいい方ではない。
タロットの小アルカナの意味が憶えられないと言う人はよくいるし、それ故大アルカナのみで占う占い師もいっぱいいる。
大アルカナのみであれば、ライダー版を使わなくてもマルセイユ版でも占える。
むしろその方がインスピレーションが湧くだろう。
でも、さすがに大アルカナだけではタロットの本当の醍醐味が経験できず、不満が残る。
そこで私が密かに使用しているのが、ルーン・イーチン・タロットなのである。
私だけが使ってると思っているので、私だけがそのメリットをこれまで享受できた。
私の占いが他の人とどう違うのか?
私ならその質問に対し、この占術のメリットをスラスラと答えるだけである。
ルーン、易、タロット、三つの歴史ある卜術が整合性を持って組み合わさっているので、これ以上望むべき卜術の形はない。
そしてそれらはそうなるべききちんとした理由と根拠がある。
それらをメチャクチャに組み合わせているなら興醒めだが、タロット本来の原型を追求する目的で組み立てられている。
何よりもタロットは絵しかないので意味が薄く、それがネックで小アルカナの中には似たようなカードや印象が散漫なカードが多々あった。
でも易占なら名前を見ただけで、日本人ならある程度意味を把握できる。
これが漢字の読めない欧米人にはできない。
日本に生まれたからこそ、この占いを使いこなせるのだという事実には感謝している。
だけどルーンや易は記号のみの占いである。
そこにタロットの絵が補完されることで、どれだけイメージが湧いて読み易くなることか。
ルノルマンカードをやってる人が、絵に描かれたモチーフだけでなく、たまにトランプの記号からヒントを得ることもあると聞いたことがあるが、それと同じこともルーン・イーチン・タロットには起こり得る。
1枚のカードでより多角的に見ることができ、受け取れる情報量は多い。
スプレッドになると、他の卜占より遥かに深いリーディングができる。
情報量が多いことは何のネックにもならない。
情報量が多いと困ると言う人がいるなら、なんでタロットの逆位置を採用しているのかと逆に問いたい。
倍の情報量になって鑑定に幅が出るからだろう。
それと同じである。
それにマーケティング的な意味でも、先進的な占術をやっていることで、どれだけ先駆者としてアピールし易いか、話題を作り易いか、独自性を出し易いか、そういう意味でも非常に助かっている。
さらにオラクルカードやルノルマンカードと組み合わせることで、単価やメニューの幅も広がる。
私は今、タロットの世界にライダータロット以来の革命が来てると思っている。
ここに書いてることは自分のために書いたメモみたいなものだから、敢えて宣伝するつもりはない。
心情を淡々と吐き出しているだけである。
でもいつか余暇ができたら、動画を作って本格的に始動したいと思っている。
これが私の占いであり、私のスタイルである。
※この記事は、AIで書いておりません。

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