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MH3版ブロールの環境考察

こんにちは、1001(センイチ)です。
現在、MH3からスタンダード・ブロールを休止してブロールをメインで遊んでおります。
今回は約1ヶ月程度プレイした感じの環境考察になります。

対戦、よろしくお願いします。

1.ブロールの禁止ライン

まずはカードプール全体から禁止カードラインについてです。
MH3からは事前に1枚の禁止カードが発表されてました。

普通に使いたい

真髄の針》系統のカードですね。
①無色なので全てのデッキに入る可能性がある事
②PWや特定の統率者が機能しなくなる事
を防ぐ目的があると思われます。まあ普通に3マナ増えるのだけでも問題がありそうですが、健全なフォーマットの振りをする為の禁止っぽさもあります。

とりあえずブロール(ヒストリックブロール)禁止の一覧です。

裏切りの工作員/Agent of Treachery
虚空の杯/Chalice of the Void
チャネル/Channel
悪魔の教示者/Demonic Tutor
ドラニスの判事/Drannith Magistrate
死者の原野/Field of the Dead
ギデオンの介入/Gideon's Intervention
呪文追い、ルーツリー/Lutri, the Spellchaser
翻弄する魔道士/Meddling Mage
自然の秩序/Natural Order
運命のきずな/Nexus of Fate
王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns
ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker
ルーンの光輪/Runed Halo
破壊的終焉/Shattering Finale
魔術遠眼鏡/Sorcerous Spyglass
汚れた契約/Tainted Pact
時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler
精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon

http://mtgwiki.com/wiki/ヒストリック・ブロール

禁止カードのタイプを分けると
①針とか唱えるの禁止系
・ギデオンの介入
・翻弄する魔道士
・ファイレクシアの破棄者
・ルーンの光輪
・魔術遠眼鏡
・真髄の針(wikiには書いてない)
・虚空の杯
・ドラニスの判事

この辺が1枚で相手の統率者とかを機能させなくなるカード群です。復帰はまず無いと思いますし、この辺は不動の禁止ラインですね。
多人数なら弱いのですが、1:1だと強さが増します。

②ルールを制定しに強かったカード
・王冠泥棒、オーコ
・運命のきずな
・裏切りの工作員
・死者の原野
オーコ以外はウィザーズの匙加減で戻っても良さそうです。原野は全てのデッキに入りそうな枠だから他より薄いですが…
オーコはしかのこのこのにするので①のやつでも引っかかりそうです。

・時を解す者、テフェリー(3テフェ)は禁止に入ってますが再調整が行われて使用可能にはなってるので微妙な表現です。

4テフェになって使えるよ!

③クソゲー回避枠
・チャネル 打ったら勝ち
・悪魔の教示者 コンボパーツのサーチ枠
・自然の秩序 打ったら勝ち枠
・汚れた契約 タッサの信託者枠
・精霊龍、ウギン 全てのデッキ入る逆転要素
基本的には本家統率者でも禁止だったりほとんど採用されるような強力なカードです。
ウギンはスタンダードブロール時でも全部のデッキに入ってました。多様性もクソも無い環境になるので禁止は変わらないでしょう。

④謎
・呪文追い、ルーツリー
・破壊的終焉 
ルーツリーは何か理念的なので禁止らしいです。知らんけど。《破壊的終焉》はシステム的に解除しても問題ありませんがノリで残ってます。

2.じゃあ《有翼の叡智、ナドゥ》は禁止になる?

勝手に生きろ

1番気になる話題だと思います。

界隈では《ナドゥ》は禁止に値するみたいな意見がありますが前例が無さすぎて分かりません。

①ナドゥでデッキの機能が停止するか➡︎NO
②オーコの様に相手の統率者を機能させなくできるか➡︎NO
③唱えたら実質勝ちか➡︎NO
④他のフォーマットで禁止ならブロールでも禁止になるか➡︎NO

これで禁止になるなら、先手1ターン目の非統率者のラガバンや青の《マナ吸収》、《暗黒の儀式》など、もっと理不尽なカードが環境に沢山あります。
とりあえずデッキウェイトを高く設定してカジュアル帯からは少しマッチングしにくい状態を作るのがスタートな気がしますね。

少なくとも、自身が使ってるデッキと相性が悪いから禁止というのなら殆どのデッキが対象になるので不毛な議論になります。

3.デッキタイプ別のメタゲーム

ブロールでの《ナドゥ》は少なくとも環境に良い影響を与えた優良カードに見えます。

まず、前提としてブロールは「打ち消し」や「除去」が非常に強いフォーマットです。
これは上位帯やデッキウェイトが高い統率者ほど、「打ち消し」や「除去」の割合が高い感じですね。
青・黒系を含む統率者はわりとウェイトが高めに設定されてます。《ニコルボーラス》系とか
後は白青コントロールも上位帯に強い統率者に分類されてますね。

ここに《ナドゥ》が登場しました。ナドゥは打ち消しもでき、除去を打たれたらアドバンテージを稼ぎつつ、1マナの呪禁や破壊不能付与みたいなカードで守ってアド差をつくれる既存の環境デッキ?にブッ刺さった統率者になります。

ナドゥ》が強過ぎると思う人はブロールというゲームを理解し、今まで強いカードを正しく選択してたプレイヤーになるので正常な反応にも思えます。

結果としてミッドレンジやコントロール系に《ナドゥ》は有効ですが、アグロ系には速度で負けてます。
デッキの捲りも弱ければ負けますし、勝率は50%前後で収まりそうな感じはしてます。

これまでミッドレンジやコントロール系に弱いアグロタイプの統率者が増えたら、
アグロ➡︎ナドゥ➡︎上位デッキ➡︎アグロ
の三すくみとなり、多様性が生まれるはずです。

4.初心者がブロールに参入するには

まずはじめに、上位帯と対戦をしたいならある程度は資産と知識が必要になります。

現在のブロールのマッチメイクシステムではマイナーな統率者を選択している場合にはなかなか上位帯とはマッチングできません。おそらく。

例えば青黒コントロールを組む場合に《漆月魁渡》(NEO)は上位帯ともマッチできる統率者ですが、他の青黒統率者ではほぼマッチするのが不可能な判定のカードもあります。

これはデッキウェイトのシステムです。
単純な計算で
統率者+デッキの中身=強さ
前提知識はこれで充分です。


Q.初心者でブロールの資産が少ない場合は?

A.上位帯の人気統率者は避けた方がいいでしょう。

仮に統率者のスコアが1000点+デッキ内のスコアが500点の合計1500点のデッキと
統率者が-300点+デッキ内が1800点のデッキは同じ強さと判断されます。
この辺がクソシステム。
明らかにカードパワーが違うのにマッチが発生し、初心者狩りみたいな感じになるのが悪い例です。

Q.じゃあ初心者におすすめの統率者はあるの?

A.気にせず好きなの使え 

MTGを楽しく続けるならマジで好きなカードを擦り続ける方が良いです。負けて悔しいならどんどんデッキを強化して、いずれは丁度いい感じのマッチング帯になります。
勝ち過ぎてる人もデッキを強化してれば対戦相手も強くなり、良いゲームになるマッチメイクになります。

それでも、おすすめがあるとしたらスタンダードの最新セットの統率者が比較的評価が低い傾向があるので資産が少なくてもゲームになります。

同じ理由で《ナドゥ》もMH3なのである程度は強い判定にはなってますがそれでも、上位帯の統率者と比較したら低い方だと思われます。

また単色や2色までの統率者なら基本土地が多くなるのでデッキ内のウェイトが低くカジュアルでも遊びやすいマッチになります。

Q.スタンダードのブロールからやった方がいいの?

A.ブロール(旧ヒスブロ)からでも問題ないです

現在のスタンダード・ブロールは新規参入のハードルが非常に高く、デッキ枚数が60枚と少ないので弱いカードを使うとすぐ負けに直結します。
単純にスタンダードの3年分のレア・神話レアを使えるので資産ゲーになりました。暇つぶしやMTGアリーナのデイリーを消化するためにやるならあり。

Q.アルケミーのカードはどうなの?

A.一部のカードがくっそ強い!

MTGアリーナのブロールではアルケミーのカードが使用可能になってます。良い面としてはアルケミー用に調整されたカードを使用できる点ですね。(4テフェ改変)
その代わりにやばい統率者が度々出現します。
避けては通れないので割り切って楽しみましょう。

よくわからんけど理不尽なカード
普通に強い 初心者狩りには気を付けろ
日本語無かった 土地がクソ増える

Mythweaver Poq / 神話紡ぎのポック (3)(緑)
伝説のクリーチャー ─ 猫(Cat) シャーマン(Shaman)
神話紡ぎのポックのパワーとタフネスはそれぞれ、あなたがコントロールしている土地の数に等しい。
トークンでない1つ以上の土地があなたのコントロール下で戦場に出るたび、それら1つにつきそれぞれそれの複写1つを戦場に創出する。この能力は、毎ターン1回しか誘発しない。
*/*

http://m.mtgwiki.com/wiki/神話紡ぎのポック/Mythweaver_Poq
ソリティア系 
このデッキの面白さを理解するのに私の器は足りなかった。


最後に、最近はボニーポールの記事を書きました。 シミックカラーが好きなら応用が効くと思うので、チラッとだけでも開いてくれると嬉しいです。



対戦、ありがとうございました。

本記事はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。©Wizards of the Coast LLC.

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