門番

8月のお盆明け、それまで忙しかった日々が嘘のようにお客の入りが緩くなった。

忙しさが祟って、お盆前に姉が、お盆中に母が、そしてお盆明けに私と、見事なリレーで夏風邪を引いた。

体調を崩した私には、天の恵みの数日が訪れた。

そんなある日、開店準備を終えて、ボ〜ッとお店の庭先を眺めていた。

こんな時間が幸せだなぁ〜と思いながら。

すると、庭の入り口にぼやっと大きなシルエットが見えた。

二階建ての我が家の屋根を優に超える高さの大男が立っている。

そこにアンテナを合わせて視ると、四天王みたいな格好をした姿が浮かび上がる。

こんな感じ

私の場合、視えると言っても、目に写るのではなく、イメージ映像が脳内に現れる。

いつから居たんだろう。

話しかけてみた。

先ずは、気づかずにいてごめんなさいと謝った。

開店時からずっと守ってくれていたそうで、本当にありがたい🥹

だからなのか、まだ変な人が来たことが無い（笑）。

彼のおかげだったんだ。

きっと、邪な人は来れない。

護られている✨