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卵子凍結と未来のわたし
前回はこちら↓↓
卵子凍結って、実はこんなに大変なの?
卵子凍結を検討し始めた私は、実際に不妊治療を経験した友人たちに話を聞いてみることにしました。
体外受精で子供を授かった子持ちの友人と、残念ながらまだ赤ちゃんを授かれていない友人に、それぞれ体験談を聞いてみました。
友人の話を聞いて、卵子凍結が単に卵子を凍らせるだけのことではないと初めて知りました。卵子の採取数、受精率、凍結、解凍、そして着床…、まるでパズルを組み立てるように、一つ一つのステップをクリアしていく必要があるそうなんです。そして、年齢が上がるほど、一つ一つのステップでの成功率が下がっていく。。
「卵子の数が多い方が成功率が高いって聞くけど、実際はどうなの?」
「体外受精って、想像以上に身体に負担がかかるんだって」
「何回もチャレンジしても、うまくいかないこともあるんだね」
友人たちの言葉は、私にとって現実的なものでした。卵子凍結は、未来への投資であると同時に、不妊治療という現実的な問題と向き合うことでもあるのだと。
未来の私、どこで会える?
卵子凍結を決意したものの、次に突き当たる壁は「どこでやるか」という大きな問題でした。
タイに駐在している間は、現地の医療機関で卵子凍結の手続きを進めることができるけれど、いざ子どもを産もうと思ったときに、パートナーと一緒にタイに住んでいるとは限らない。
日本に帰国してからの治療も考えましたが、
また海外で働くチャンスがきたらどうする?
子どもが欲しいと思ったときに、日本にいるとは限らない。卵子凍結をするという決断は、同時に、自分の未来のライフプランを具体的に考えることでもあったのです。
「一体、私はどこで、誰と、どんな未来を築くのだろう?」
そんな漠然とした不安を抱えながら、何も決められないまま、私は日本への帰国を迎えました。
この記事は卵子凍結・保管への理解向上のため、グレイスバンクの提供でお届けしています