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洞窟の草

無いはずのもの。

鍾乳洞に行って、滝に行った1日。

昔何度か父親に連れて行ってもらった覚えがあるんだけど、岐阜に鍾乳洞がありすぎて何処だったかを思い出せない。

少なくとも大滝では無かった。

ケーブルカーは趣があって、鍾乳洞は洞窟探検みがすごくて、中が結構険しかった。

鶏ちゃんが美味しかった。




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何となく予定していた、1人街歩きが出来なくなった。

とっても悲しい。

自分の親はしょっちゅう祖父母にわたし達を預けて、何処かしこに出かけ、MAX数日間消えたと思ったらオーストラリア旅行に2人で出かけていたこともあった。

お土産は髪留め1つだった。
しかも全然使ってくれなかった。

そんな両親は早々に死んで実家が消滅、義実家もお出かけしたーいなんてクソみたいな理由では頼れない環境で今まで来て、やっと自由が一日だけでも……と思った日が目前で潰れた。

まじクソ。

わたしも旦那みたいに「出かけまーす!」と一言言えば、他の家族は消えたも同然、残った人の飯も風呂も何も考えることなく、好きなだけ他人と過ごして、「帰りマース」と言えば駅まで車が迎えに来て、「やっぱり予定の電車より遅らせマース」と言っても黙って待っててくれる。みたいな都合のいい遊び方がしたい。

実際は、そんな遊び方する人生ステージの友だちはいないし、やっても出先でも「これは家族が好きだろうなぁ」とか考えて、何となくお土産を買って、帰ってから死ぬまで一生その日のことを感謝し続けて生きるんだろうな。

絶対に無理なことを、明日もサラッとやっちゃう旦那が羨ましい。

もうこの、言っても絶対なんともならないってことが虚しい。

譲っても譲っても、美味しいうちにわたしに順番は回ってこない。

拗らせ過ぎたおかげで、車の車線変更に入れて貰えないだけで、毎回呪詛を唱えている。

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