チェイサーゲームW・W2を通して

初めてnoteというものを書こうと思います。色んな方のnoteを拝見して自分も書いてみたい、挑戦してみたいと思ったのがきっかけです。見にくい文章にはなるかと思いますが最後まで見てくれると嬉しいです。

○チェイサーゲームWとの出会い

私がチェイサーゲームWを知ったのは2023年の11月頃。
その当時は主に情報収集の為に使っていたXで、ある日TLにて誰かRPをしたテレ東初レズビアンドラマというチェイサーゲームWの公式アカウントを目にしました。私自身、レズビアンということもあり興味があったので少し詳しく見てみました。まず目にしたのはキャスト。菅井友香さんと中村ゆりかさんのダブル主演と書かれていました。中村ゆりかさんはギルティを以前に見ていてお顔とあの演技に惹かれておりインスタをフォローしていたこともあり中村ゆりかさんが出るなら1話は見ようとその時点で決めました。そして菅井友香さん。欅坂が以前好きであり、その時のキャプテンでお嬢様の子という知識だけはあったのでキャストは良さそうだ!と思いました。でも日本のGLドラマは伊藤沙莉さんと佐久間由衣さんの「トランジットガールズ」は見たことがあり好きでしたがそれ以外はあまり存じ上げてなく、映画なども最後は結ばれなかったりどちらかが死んでしまうなどいった悲恋なものが多かったこともあり、チェイサーゲームWに関してもパワハラ上司は私の元カノというサブタイトルからもドロドロした感じかな?ドラマのストーリーにはあまり期待していなかったのが正直の話です。
そして年が明けて放送日になり1話はリアタイせずに翌日に配信サイトでみました。
まず惹き込まれたのは中村ゆりかさんを演じる冬雨の綺麗さです笑すばり、私のどタイプでした笑
衣装も似合ってるし話し方も強めの女性感が出て良いと思いました。菅井友香さん演じる樹も綺麗だな、ともう惹かれていましたね笑そして1話を見ていく中でん?もしかしたら今までのドラマと違うぞと思ったのは2人でお酒を飲み合うシーンでした。私の勘があそこで働きました笑ん?この子達もしかしてまだ好き同士?未練があるのではないか?とあのシーンをみて思いましました。だって好きじゃなかったらお酒を飲む度にあんなにチラチラ見ないでしょ?と笑あの時の自分ナイスですね、、笑誰も褒めてくれないので自画自賛します笑そこから大学時代の2人の回想シーンをみて、そう!私こいうのみたかった!ありがとうございますって心から思いました笑
そしてあの伝説のキスシーン!私はここで全て冬雨に持ってかれました。なに??何が起こった?あの時の私は確か最低でも2回は巻き戻してますね笑数あるキスシーンの中でもTOP3には私の中で入りますねそれくらい好きです。あんなに強い感じの女性があのキス!?と心が奪われそのままあのEDへ。
そう、こいうのが見たかったの!!と、この2人の圧倒的なビジュアルに演技力!といとも簡単に心を奪われ、そこから毎週かかさず視聴して3話辺りからはリアタイとXでのポスト、感想スペースを聞いたりし始めました。もうその時点で私はどハマりでした。そのような感じでチェイサーゲームWに今までにないくらいのめり込んでいきました。元々ドラマは毎クール気になったものは録画したりとドラマ好きではありましたが日常生活に支障をきたすほどハマったのはチェイサーゲームWが初めてでした。
出会いだけで長くなってしまったので後は割愛します笑ごめんなさい笑

○私自身が感じたこと

私は分かりやすく言うならチェイサーゲームW・W2に対して肯定派です。肯定派と言っても全てを肯定している訳でもなくて、あまりpostしてないだけでリアタイ時にはツッコミどころには突っ込むこともありますしモヤモヤしてる方の意見を見て分かるものもあります。なるほどなと思うこともあります。でも私がチェイサーゲームW・W2に対して1番思っていることは感謝の気持ちです 。作ってくれてありがとうございます。
最初の方にも書きましたが私の記憶上、日本ではGLドラマや映画はほとんどないですし、私自身見たことがあるものも限られています。そしてその多くは悲恋だったり性的搾取のようなものであったかと思っています。その言わば常識を覆してくれた作品がチェイサーゲームW・W2かなと思います。
表現の仕方・セリフや時系列のことなどモヤモヤポイントも無いわけではありません。でも当事者としては作られたこと、レズビアンが存在しても良いと表現して貰えたこと・もしかしたら身近にもいるのかもしれないと描いてもらえたことが何よりも有難かったです。
私自身の話になりますが今ではX上にて惚気ポストをしたりと隠していませんが、チェイサーゲーム以前はXで彼女のことをポストすることもなく友人、職場、家族にもカミングアウトせず隠して生きていてこの先も隠して生きていくんだろうなと覚悟していました。その理由としては恋愛として女性しか好きになれない自分自身を肯定できず、周りに言って変だと思われたり嫌われるのが怖いという気持ちがあったからです。 
でもチェイサーゲームWを通してX上の交流をしていくうちに私みたいにレズビアンの方、彼女がいる方が沢山いらっしゃって、私は初めて本当にいるんだ。と実感しましたしX上では彼女の話をしても共感して貰えたりとマイノリティだと思っていた自分の恋愛がマジョリティになったのてす。そして様々な生き方をしている皆さんを見て、私も少し自分自身の殻を破りたいと思い、特に仲の良い友人だけには自分がレズビアンなこと今お付き合いしている彼女が居ることをカミングアウトしました。私の友人たちは特に偏見を持つことなく受け入れてくれて今では恋愛トークになると自然に彼女さんとは?と聞いてくれます。これは恵まれた環境での話、それまでの私と友人たちの関係を得ての結果なのかなと思っています。
その一方でそうでは無いことも悲しいですが事実としてあります。私はいつふゆとほぼ同い年です。昔に比べたら偏見とかも少なくなっているのかな?とは思います。私の考え方もこの半年くらいでそうなのかな?と思うようになっていました。ですが、私たちのようなまだ世間では若者と言われる世代でも未だに偏見や嫌悪感を抱く人たちもいるのです。私の職場の話になりますが、職場では私は完全にクローズです。私の職場は規模が小さくて社員数も少ないですし、年齢層も広くなく24歳から36歳の女性です。
ある日のことでした。職場の人が男の子の子どもとディズニーに行くことになったからカチューシャを買おうとしたら女の子用・いわゆるミニーちゃんとかのしかなくて買うのやめた。子どもはこれでいいって言ってて付けたがっていたけど男の子だし、変だからやめたの。という話になりました。私は男の子だけどよくない?なんで?自由じゃん?と心の中では思いましたが口には出さずにその光景を見ていました。私以外の職員はそうだよねー、男の子でミニーちゃんはね。とみんな同意見でした。
またその事とは別の日。最近はBLが流行っているという話になりました。私はそうみたいですね!と流しましたがある1人の方が「男同士はちょっとねー、」と言い、他の同僚もドラマとか漫画で見るならいいけど実際みたらどうなんだろー気持ち悪いって思うかも。と話しており、他の職員も何人かは頷いていました。そうか、、世間にはまだ受け入れては貰えないんだな。と改めて思ってしまいました。私の職場が特別偏見が強い人が集まってしまったのかもしれませんが、そこまで年齢も変わらない人達でもそう思うのか。約半年以上、X上の優しい環境に慣れはじめていた私には衝撃的で傷つく自分もいました。と同時にまだこの世の中では私はマイノリティで認めてもらえないのかもしれないと思ってしまいました。そして職場ではカミングアウトするつもりは元からありませんでしたが絶対に自分がレズビアンであることを隠し通さないといけないと思いました。
チェイサーゲームW2内では、親の反対、幼稚園やお隣さんの描写でそいうことが描かれています。X上でもっと世間は受け止めてくれる、こんな風に嫌悪感を示す人はあまりいなくなっている、これはリアルじゃないという意見を目にしました。実際問題確かにそうかもしれない。でも私の職場のように身近にはこのような意見を実際に持っている人がいるんだってことを知って欲しいし、まだまだ世間には厳しい目を向けている人がいる。その上でチェイサーゲームW2、7話での描写はリアルだなと私自身は思いました。幼稚園の先生の声のかけ方、絵の飾り方のリアルさとかではなく、まだ世間では偏見を持っている人も実際にはいるという意味でのリアリティさです。それをドラマとして描く上であのように分かりやすく描いてくれたのだと思っています。そしてその描写をしてくれたことに意味があると思いました。
チェイサーゲームW・W2はヨルムや皆さんの言葉を借りるなら言わば階段の一段目の作品だと私も思います。この日本でここまでしっかりと描写してくれた作品はチェイサーゲームが初めてではないでしょうか?尺の足りなさ等はありますが当事者が抱える問題など分かりやすく描いてくれたことが本当に有難いなと感じました。また、尊い2人のイチャつきシーンも。男女の恋愛と何も変わらずキスだってするし手だって繋ぐしハグだってする。気持ちが昂ったらそれ以上だって。何も特別なことは無い。と、ドラマとして描いてくれたことによりレズビアンとしての存在を認められたような気がしました。そしてこのドラマを通して大好きな人と一緒に過ごせている奇跡、嬉しさ、愛おしさなど沢山のことを改めて感じるきっかけとなりました。
今はまだこの日本では私もいつふゆだってマイノリティだけれどいつかこのXやここで出会った人たちと遊ぶ時のように「こないだ私の彼女がさー」と何も考えずに言える日が来て、「ふーん。そうなんだ。」みたいな感じで特別なこととして受け止められず、普通に受け止めてもらえる日が来てくれることを心から願っていますしそんな世の中で私は生きていきたいと強く願っています。
その1歩目の作品としてチェイサーゲームW・W2が制作されたのだと感じました。

最後になりますが、私はいつふゆが大好きです。最終回どのような形になるかわかりませんが、私の大好きないつふゆの笑顔が見れますように。

心からの感謝を。
ありがとうチェイサーゲームW・W2。


P.S 見にくい私のnote見てくださりありがとうございます。見てくださった方にいいことがありますように笑
いつふゆファンミや続編あるといいなぁ笑

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