【KPOPの世界で汗を流す女の子達に突然ハマったワケと時系列第一弾】

★衝撃の出会い

・2016年秋頃🍁
全てはこの時期から始まった。私は一つのMVに散りばめられた数多くの宝物から、どっぷりKPOPの世界(ヨジャグループ)にハマるのである。

新しい先生の体育の授業で、誰かしらのダンスの完コピを覚えて踊ると言う授業があった当時、練習中に他グループの子達の観察をしていると(集中しろ)とあるグループが両腕を上にあげる特徴的で可愛いダンスをしているのが目に止まった。
その時は本当に可愛いダンスと言う事しか私も情報は分からず、彼女達が歌っているダンスが今ではほとんどの若者が知っているTWICEの初のカムバック曲、"CHEER UP"であると言うことを知るのはもう少し先の話なのだが……

当時まだあまり仲良く無かった子達になんの曲かを聞くのも恥ずかしかった私だったが、幸いグループの中に仲の良い子がいたため勇気を出して数日後聞くと、TWICEと言う名前と彼女達が踊っていたダンスの曲名を教えてもらった。

帰宅後すぐにその名前をYouTubeで検索した私は、驚きを隠せなかった。勿論いい意味で。何度もMVを再生した。

★CHEER UPへの感謝と御礼

ある意味、私が最初に沼にハマったKPOPの歌がこの曲でよかったと思っている。むしろ、違う曲を聴いていたら今、KPOPに足を踏み入れることは無かったかもしれないと言っても過言ではない。

元々、中学の頃から、ざっくり言うと「アメリカン」な物(ファッション・ドラマ・色使い)が好きだった私は、まさか韓国の女の子達がMVの中に、こんなにも完璧に「アメリカン」の要素を曲に取り入れる(コンセプトを消化する)ことが可能だと、思ってもいなかった。

このサビのシーンを見た時、完全に私が好きな「アメリカの青春ドラマに出てくる何らかのシーン」を思い出した。パキッとした紫色のスタジャンにショートパンツ、まさにカースト上位のチアガールのような雰囲気を纏った9人の女の子達がキラキラと踊っている姿に、何とも言えない、ただ「あ、私この子達が大好き」と言う感情を抱いた。

アップにするとわかるように、中のTシャツも髪色もバラバラなのに、この派手なジャケットのおかげでまとまって見えていた。そんな一体感のあるコンセプトと雰囲気に一瞬で虜になった。この日から私の頭の全てを、CHEER UPと言うフレーズが満たすことになる。(後ろのエキストラまで色を統一している細かい演出事等も詳しく書きたいけど、長いと読むのがめんどくさくなるので省略、写真だけ貼り付けておきます)

↓こんなに人数がいるのに色味含めた全てがまとまってる……TWICEがこの曲で歌番組で初めての1位をとったの、ONCEじゃないのに超嬉しいんだよなあ………

また、CHEER UPだったからこそ感動できた事がある。当時、乃木坂46が好きだった私にとって、様々なコンセプトで、様々な場所で撮られたダンスシーンを、一つのMVに取り込むと言う方法が前代未聞だったのである。

★私の中に今まで無かった「欲張り手法」

欲張り」というと、なんだか悪い様なイメージだが、勿論ここでは良い意味。当時好きだった乃木坂46は、リリースしている曲が多い分、歌番組で着てきた衣装は多かった。しかし、違う衣装、違う場所で撮った様々な種類のダンスシーンがたくさん盛り込まれていると言う事がほとんど無かった(記憶上)
また、当時の乃木坂の楽曲は特にストーリー仕立てになっていることも多く、「様々なダンスシーンにフォーカスしている」と言うよりかは「メンバーの表情やストーリーにフォーカスしている」と言う事が多かった。(勿論私はこの手のMVも大好きだ)

例えば、2014年にリリースされた『何度目の青空か』はストーリー仕立てになっており、ダンスシーンが少ないが故に、ダンスシーンと衣装はずっと同じこのままである。ストーリー仕立てでないMVも、乃木坂46としてはこの様に成り立っている物が多かった。


一方でCHEER UPはダンスシーンだけで3パターンの場所があり、それぞれ違う印象になる。(1枚目と3枚目は同じ衣装ですが)

もちろんTWICEのMVにも、ほとんど同じ衣装で踊っているものもあるし場所が同じ物だってある。一方で海外での撮影のものは外撮影が多い分シーンが沢山変わるものもあるし…
ただ私にとって、久しぶりに目にするKPOPのMVと音楽がこの歌で良かったと言う話だ。
CHEER UPが私に与えた影響はとても大きい。

★少人数だからこそできる個人シーン

またダンスシーン以外の話をすると、本当に多くのシーンがある。この沢山あるものの細かなコンセプトが、当時の私を掴んで離さなかった。たった9人という人数だからこそできる事なのは重々承知だったが(乃木坂等大人数アイドルにはなかなかできない…)その雰囲気も新鮮で、私にとってはキラキラしていた。(ここからは全てのシーンを紹介しているのでさらっと読んでいただきたい、と言うか恥ずかしいので全てにおいてさらっと読んでほしい。)

Ⅰ. キッチンから始まる電話のシーン

ダンス以外だと、私はこの最初のシーンのナヨンさんにまず一目惚れをした。この曲がリリースされる少し前に流行ったオルちゃんスタイルがとってもよく似合っていて、こんなにも可愛い女の子がこの世にいるのか…と感動した。本当にこの時のナヨンさんは今でも私の中でトップ5の可愛さだ。

(以下、私に刺さったおまけナヨンさん)

(ギ、ギャル〜!カースト上位〜!ルーズソックス履いて放課後KATY2のプリクラに盛り上がっていて欲しい。MiMiyでもなく、HIKARIでもなく、KATY2だ。これは異論は認めない2016年当時ルーズソックス履いてる子なんてほとんどいないよと言う異論も受け付けない。ルーズソックスとKATY2だからこそこのナヨンさんが息をする)

Ⅱ. これまでのコンセプトは何処へ(褒めてる)


また突然始まる、先程のシーンからは想像できないほどのパステルなシーンに『ん〜突然のパステル!』と私の中の粗品が叫んでしまう。(当時は粗品スタイルのツッコミは存在しない)先ほどまでオルちゃんスタイルでバッチリ決めていたナヨンちゃんが、ここではまたパステルなお洋服を身に纏いそれもまたバッチリ似合っている。びっくり。(突然の語彙力の低下)

Ⅲ. さすがミナちゃん国宝ですね、ハイハイ

日本人が着るセーラー服だからこそ、より輝く…
ミナちゃんとセーラー服は間違いない」こんなことわざがあっても良いんじゃないかと思わせてくれるミナちゃんのセーラー服姿。そしてこんなに派手な金髪と茶髪なのにセーラー服がなぜかにあっちゃう日本人組はやっぱりすごいのだ(適当にまとめるな、いや適当ではない。)そしてオルちゃんからパステルガールになって、そして学生に変貌するナヨンちゃんのコンセプト消化能力なに…?!(ここまで一息)

Ⅳ. 美

もう監督も悟ったのだろう。この美しさなら白黒でも間に合うだろう、と言う事実に。いや、そもそも今まで普通の洋服を着ていたのにも関わらず突然ドレスを着始めたのだ。どういうことだ。もう意味がわからない。この46秒間、お姫様コンセプトが出てくる様な要素は1つも無かったのに、まさに先ほど述べた「欲張り手法」だ。(勝手に名前をつけるな)

Ⅴ. ガールクラッシュ

韓国界隈では、女の子がこのようにクールに決め、同性でも惚れそうなその姿を指す時「ガールクラッシュ」と言う言葉がよく使われるが、その言葉を知らない当時の私の感想はまさに「え〜!なんだコレ!」
可愛い女の子達がいきなり銃を持っているのだ。まるで映画の様に、コロコロ変わるシーンに当時の私は目が離せなかった。(このシーンはジョンヨンちゃんがとても綺麗、ショートカットの女性ってカッコ良いよね。)

Ⅵ. ラッパーライン(可愛い)

同じラップラインの2人だけでもこんなにお洋服やシーンに違いがあるのが面白かった。ドラマで見るような伝統的なTHE 韓国 のお洋服を見にまとうダヒョンちゃん、そしてカウガールの衣装が何ともお似合いのチェヨンちゃん、同じ曲の同じラップを歌っている2人なのに、まるで正反対のようなお洋服を着ているのが面白い。そしてラップラインにまでしっかりとしたコンセプトで撮影している所が大好き〜!となった。(そもそも女性がラップを担当すると言うあまり慣れていない文化に気づくのはもう少し先のお話)

・まとめ

短くまとめるつもりが、すごく長くなってしまったけど、こんなにも多くの宝石のようなシーンが散りばめられたこの4分1秒のMVに、私は虜になってしまった。恐らく今まで推してきたアイドルにはなかった、何かに定義されない姿に惚れたのかもしれない。コンセプトを一つに決めずにコロコロとお洋服を変えたりする彼女たちが大好きになった。もう一度言うが、今思えば私が最初に好きになったTWICEの音楽がCHEER UPで本当に良かった。時系列第一弾と書いているのにもはや時系列でも何でもないので、第二弾でもっとハマったきっかけを描いていきたいな〜


そしてこの後、人の顔と名前がなかなか一致せず、新しく出会った友人間で時に気まずい思いをする私が、なんともすんなりと9人の名前を覚え、のちにもっともっとKPOPの沼にハマっていくのである…。笑

・おまけ

pv版とは違う色の衣装のこちらも、グッと印象がが変わってもっとアメリカンに見えるので大好き。右手にホットドック、左手にコーラ。

サナちゃんの後日談「この時多忙すぎて、寝る時間がなく、イントロの段階で目を瞑って寝てしまっている」と言うエピソードも大好きです。(いっぱい寝てね)なのでそちらのファンカムも貼り付けます。(本当に序盤で寝ているように見えるし終始目がとろーんとしている笑)

長いのに読んでくれてありがとう。