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株式会社Handiiのプロダクトチームを突撃!~新しい法人決済の体験を生み出すpaildはどんなブレインたちがつくっているのか~

まず簡単なメンバー紹介から!

PdM 中山勝貴さん(左)、PO 森雄祐さん(右)


PO(プロダクトオーナー) 森 雄祐(もり ゆうすけ)さん
「法人決済領域で今一番注目すべきCTO」
三菱UFJ銀行に新卒で入社し、クオンツとしてデリバティブのプライシングモデルの構築などを経験。4年半前に中学からの友人である柳さん(CEO)に誘われてHandiiをはじめた共同創業者。プロダクトチームではPOという役割で、どんな機能をどの順番でどのようにつくるかの意思決定を担う。ユーザーヒアリングや調査優先順位付けを行いながら、開発もしている。

PdM(プロダクトマネージャー) 中山 勝貴(なかやま かつき)さん 
「ラーニングアニマル」
キヤノンで経理を経験し、freeeのプロダクトチームに所属するなど、一貫して経理と関わりが強いキャリアを歩む。それらの経験を携えて今、経理と繋がりの深いpaildというプロダクトのPdMをつとめる中山は、Handiiに入社するべくして入社したよう。新しく作る機能を検討し、決定していく。そのための調査量や知識量は社内随一で、まさに『プロダクトを成長させる知識箱』。


プロダクトチームってどんな部署?

 企業の支出をリアルタイムで可視化し適切に管理できる「統合型スペンドマネジメント」の世界を実現するために、今はカードという切り口で「従業員一人ひとりにカードを配り、ツール毎にカードを分ける」という体験を生み出すことで、気づかない間に発生している本質的ではないコストを削減したり、業務効率化や可視化の実現を目指しています。

paildはカードを何枚も発行できるというのが最も重要な性質で、SaaS毎にカードを発行したり、拠点毎にカードを発行して小口現金の代わりにするという使い方などができます。そのために今のpaildではまだまだ足りない点もあるので、そこを解消するための最適な方法を取捨選択しているといったところです。また、海外では決済サービスが進んでいるので、paildに近いサービスを行っている海外の事例を調べたりしています。情報を集め、プロダクトに関する意見・考えを出し合いながら、paildの有用性が幅広く受け入れられるよう日々取り組んでいます。

ーー限られた人数・時間・リソースの中でアウトプットを出す、「ナゼ」を考える習慣

森)Handiiの中の人はみんなpaildが大好きで、社内でのドッグフィーディングも盛んなので、プロダクトに関するアイデアが社内からどんどん出てきます。そうやってに出てきたアイデアって、当然どれもよさそうなものばかりなんですよ。可能なら全部実装してしまいたいくらいです。

でも時間やリソースが無限にあるわけではないので、全て実現できるわけではないですよね。そういった制約がある中で、どのようにアイデアを形にしていくのかというのがプロダクトマネジメントだと思っています。多くのやりたいことや、やったほうがよさそうなことの山から、「paildのある世界がどうなっていてほしいのか」という観点でやることを決めていますね。

中山)中から出てくるアイデアだけではなく、ユーザーさんから「こんなものがほしい」といったご要望を頂くことも多いです。paildというプロダクトがすごく愛されているなあと実感していますし、とてもありがたいことです!そのように「なにかがほしい」という意見を頂いたときには、「なぜそう思うのか」、「何をしたいのか」を考えてみるというのが、まず一番はじめにやることですね。たしかに、いただいたご意見のまま実装するほうが簡単というシーンも多いですが、もしそこに飛びつくだけなら、それはプロダクトマネジメントとは言えないと思います。

色々と考えてみると、ご要望の文字通りの機能がなかったとしても、最終的にたどり着きたい地点に向かってアプローチをすれば、実は既存の機能でやりたいことができましたというケースも多いです。結果的にリードタイムが短く、ユーザーさんの求めるゴールにたどり着けるので、付加価値の高い仕事だと思っています。

森)中山さんはもともと経理をやっていたので、「どこが妥協できるポイントなのか」という嗅覚にとてもすぐれているんです。僕だと経理をやっている人なら当たり前に必要だと思うことや、なくても特に違和感のないものの違いがわからなかったりしますから、ドメイン知識が多く経験の豊富な中山さんには助けられています。あと、当然考えているだけでは、よくわからんということも多いので、ユーザーヒアリングをさせていただくケースも多いですね。

中山)そうですね。ただ、ヒアリングって、ユーザーさんの時間もいただきますので、とりあえず聞いてはみたものの収穫なしということは絶対に避けたいと思っています。重要なのは「なぜヒアリングするのか」という目的意識をきちんと持つことですね。仮説を立てて、知りたいことを決めたら期間を決めて一気に聞いていく感じです。ふわっとヒアリングしてみよっかで始まるケースもなくはないですが、かなり早い段階で「何故やるんだっけ?」という話になります(笑)

ーープロダクトチームの一日

中山)みんなあまり朝は早くないです。森さんは10時頃、僕が11時前くらいに来ることが多いんですね。出勤してすぐはこまごまとしたことを片付けて、昼くらいから外部とのMTGを二人でこなしつつ、ディスカッションをしたり、意見をドキュメントにまとめる作業をします。

直近での業務としては、後払いのサービスを始めるための準備とかをやっていますね。要件の詰めやら、デザインの詰めやら、エッジケースの洗い出し、実現したいユーザー体験を磨き込んだりとか、法的要件が充足されているかとか、なにしろバリューチェーンが長いです。これはFintechならではという感じかもしれませんね。

森)採用関連も多いですね。現在プロダクトメンバーは2人で、デザイナーさんを入れれば3人で、単純に人手が足りていません。採用のためにカジュアル面談をしたり、エージェントと相談したり、このようにインタビューを受けたりしています(笑)

あとこれは、プロダクトチームの一日という話とはずれるかもしれませんが、最近は領収書を手に入れたときに、これ経費だったらどう処理できると嬉しいかなというのを考えたりしますね。プライベートで手に入れたレシートは捨てるだけですが、経費という文脈で手に入れたレシートは写真を撮ってアップロードしたりしないといけないじゃないですか。どうすれば漏れなく、ミスなく、ストレスなく処理出来るかを考えたくて。やや病的ですね(笑)

ーープロダクトチームとして今後実現したいこと

森)法人としてお金を使い、使った後にどんな効果が生まれたのか。そういう決済体験が今よりはるかに良くなるような世界を創りたいです。今のpaildももちろんそういったことに寄与していると思いますが、まだまだ強度が足りなくて、これから沢山つくっていかないといけないものがあると思っています。

中山)paildの運用の幅は広く、カードの発行粒度はSaaS、従業員、部署、購買依頼ごとといった様々な形態があります。しかし、機能的には誘導があまりなく、運用の構築はお客様にゆだねられています。当然機能でそこを支援することもやっていきますが、それだけでなく、お客様に有用なナレッジリソースをもっと積み上げていきたいです。お客様とコミュニケーションを取りながら、そういったプラクティスについてを日ごろからディスカッションしていきたいと思っています。

Handiiで働くということ

ーーどんな人にHandiiはおすすめ?

森)Handiiは法人決済のリーディングカンパニーだと思っているので、法人決済に興味があるということなら、自信を持ってpaildをお勧めします。
極端な話、カードって決済ができれば、それで機能としては完結してるわけですよね。でもそこで立ち止まらずに、法人決済という領域の色彩豊かな部分に目を向けるというのが、Handiiでのプロダクトマネジメントの面白いところです。多様なペインやユーザーストーリーを発見して、全く新しいソリューションで解決することを気持ちいいと思える人は向いていると思います。
カードを使うという経済活動の中で、「こんな体験があるのか!」とユーザーさんに思ってもらえることが楽しい瞬間です。そんな瞬間に立ち会いたい人、新しいことに挑戦しよう、という気合がある人と一緒に働きたいです。同時に、新規事業の立ち上げも行っているので、0→1に挑戦したい人も向いているのではないかと思います。なんかだらだらと話しましたが、「新しい金融を切り拓く」というミッションを掲げているので、この言葉にワクワクできる人と言い換えれば用が足りたかも(笑)

中山)Handiiはまだ人数も多くなく、型が決まっていません。しっかり効率的な型をこれからいくつも創る必要があります。試行錯誤しながら自分で新しい型をつくっていきたい人には、とても面白いと思ってもらえると思います。paildは一般的なtoB SaaSと少し違って、決済額によって売上の額が変わります。そういった収益につながる変数が少し変わっているところなども、頭を捻るには楽しい環境だと言えます!

ーーこんな方と働きたい!


プロダクトチームにはまだまだ足りていないロールがあります!

  • エンジニアバックグラウンドをもつPdM

    • エンジニアリングという領域に知識があり、届けようとしている価値についてきちんとディスカッションができる鋭い視点と発想力を持つ方!

  • マーケティングの知識をもつエンジニア

    • ユーザー体験やカスタマーサクセスの道筋を考えつつ、プロダクトとマーケティングの両サイドから進めて行ける方。プロダクトについてマーケティングチームと効果的なディスカッションがスムーズにできるよう、プロダクトの理解と同時にマーケティングサイドの意見を整理できるような仲間を探しています。

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