イルミネーションダイビングの開催初日レポート
大阪府民なら誰もが知っている『なんばパークス』で毎年開催されている『なんば光旅』というイルミネーションのイベント。
このイベントのイルミネーションとスマートグラスを融合した『イルミネーションダイビング』というコンテンツをMiRu placeが開発協力させていただきました。
企画・制作:株式会社U.
開発協力:MiRu place (ミルプレース)
この記事ではイルミネーションダイビングの1日目のレポートを開発者の目線や見どころも織り交ぜて紹介させていただきます。
動画に映っていない内容のネタバレはなるべく書いていません。
イルミネーションダイビングの開発に関する内容は別の記事に書いていますので以下のリンク先から見ていただけたら幸いです。
スマートグラスはARグラスとも呼ばれるメガネタイプの最新デバイスです。
VRのようにバーチャルの世界に入るのではなく現実の景色にバーチャルの映像を出現させることができます。
本当に目の前にいるかのように体験者の動きに合わせて映像の角度や大きさも変わりますし、コミュニケーションを取ることもできます。
この技術を活かしてキラキラと輝く海の生きものがイルミネーションの周辺を回遊する夢のような空間を創り上げました。
なんば光旅のランドマークとも言える『光の滝』からしぶきをあげながら飛び出してくる巨大なクジラは必見です。
南海電鉄のスタッフの皆様やメディア関係者の皆様に事前に体験していだいた時も驚いたり感動されていました。
スマートグラスで体験された後はオプショナルツアーとして iPadでイルミネーションや海の生きもの達と一緒に写真撮影をしながら会場をもう一周お楽しみいただけます。
あまり知られていませんが会場のなんばパークスはグランドキャニオンの渓谷をモチーフにした造りになっているそうです。
そう言われてみると世界的に有名な観光スポットでグランドキャニオン近郊にあるアンテロープキャニオンを彷彿とさせます。
イルミネーションで装飾されたこの場所を光る海の生きものたちが泳いでいる姿を見られるわけです。
クリスマス前後など除いて基本的に土日の開催で事前予約制でしたが初日と2日目のチケットは完売。
初日にテクニカルサポートのスタッフとしてボランティアで参加してきました。
受付を終えるとスマートグラスが貸出されます。
スマートグラスを装着すると真横にある噴水の水場から沢山の光が溢れて水中からイルカが飛び出します。
開始時間まで案内役のイルカとコミュニケーションを取って遊ぶことができます。
両手を振るとイルカが反応して芸を見せてくれるのですが、この時点で体験者の皆様から「えー!?なにこれ!?どういう仕組み!?」という声が聞こえてきます。
ほとんどの人達は驚いて静止していましたが「テレビやスマホの画面と違って歩いていけばイルカに近寄ることができるのでぜひ歩いて行ってみてください。」と案内すると「…え!?えぇ!?」と更に驚いてくれるので嬉しい瞬間でした。
これは反応してくれているように錯覚で見せているわけではなく実際にスマートグラスに内蔵されているセンサーが両手を振っていることを認識することでイルカが反応するようにプログラミングしています。
ちなみにイルミネーションダイビングでは実装していませんが手をグーにすることで映像を握ったり、そのまま掴みながら映像を移動させるなどのインタラクティブな動作の実装も可能です。
開始時間になると入口に設置された水面からダイビングすることになります。
水面の向こう側はなんばパークスを歩く人達しか見えないので最初は不思議そうな反応をされていましたがダイビングした瞬間、沢山の海の生きもの達が姿を表します。
音楽も流れる不思議な空間と初めての体験に進むことを忘れてその場で立ち止まりながら周囲を眺められている人も沢山いました。
メインの演出は光の滝からしぶきを上げて飛び出すクジラです。
このクジラがどこに向かって行くのか最後まで見届けた人は気が付いてくれるこだわりポイントがあります。
決して少しずつフェードアウトや突然消えたりするわけではなく、施設の向こう側に行くように見えなくなります。
施設の形状に合わせて映像が出ていることにも驚いてくれました。
体験はここで終わりではなく折り返すことになりますがもちろん行き道と同じものを見るわけではありません。
他にも紹介していない演出など沢山ありますがこれ以上は楽しみがなくなってしまいますのであなたの目で確かめてみて下さい。
アンケートもほとんどの人達が期待以上と答えてくださったり大変好評でした。
今までなんばパークスに来たことがなかった人達も来てくださっていて南海電鉄のスタッフの皆様も喜ばれていました。
ちなみにアンケートにお答えいただくとなんば光旅のノートとクリアファイルがもらえます。
もったいなくて使えないぐらいお洒落なデザインとクオリティーです。
未知の体験もできて写真撮影もできてなんば光旅のノートとクリアファイルまでもらえるのに300円という破格。
サンタクロースに怒られるレベルです。
既に年内のチケットは残りわずかとなっています(2022年12月15日現在)。
少しでも気になった方は以下の特設サイトまで。
『イルミネーションダイビング』
企画・制作:株式会社U.
開発協力:MiRu place (ミルプレース)
MiRu placeは大阪を拠点にしていますが関西に限らず全国どこでも対応可能です。
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