【イタリア私立医学部】ローマにあるビオメディコ大学医学部の概要まとめ。《UCBM》
Ciao! イタリア国立医学部生のNobuです。
イタリア私立医学部は2024年現在、ダブルディグリコースを含めて5大学8コースあり、どの大学を受験すべきか悩んでしまいます。
特にイタリアの首都ローマには、他にもカトリック大学、ユニカミラス大学の医学部があり、大学のHPを一見しただけだと違いが分かりにくいです。
本記事では、2019年度より募集が始まったUniversità Campus Bio-Medico di Roma(キャンパス・ビオメディコ大学)医学部の英語コースについて、ざっくりと紹介します。
また、医学(Medicine and Surgery)と工学(Biomedical Engineering)の2つの学位を取得できるダブルディグリーコースのMedTechコースもあわせて紹介します。
それでは早速、本題に入ります。
Università Campus Bio-Medico di Roma(UCBM)とは?
医学部の公式HP:https://www.unicampus.it/en/
Università Campus Bio-Medico di Roma(キャンパス・ビオメディコ大学)は首都ローマにキャンパスをもつ私立の医療系総合大学です。
キャンパス・ビオメディコ大学では、医学部英語コースのほか、工学と医学の学位を取得できるダブルディグリーのMedTechコースの2つが用意されています。
医学部のカリキュラムは、移民が多く住む今日の多民族社会を考慮に入れており、多様性と宗教間対話の価値に特別な注意を払いながら医学の基礎を学べるようになっています。
UCBMの1年次の科目とは?
Università Campus Bio-Medico di Romaは、医学部とMedTech(ダブルディグリーコース)でカリキュラムが大きく異なります。
医学部の場合もMedTechコースの場合も、6年間で卒業しますが、MedTechコースの場合は、追加で30単位を取得しなければなりません。
それぞれのコースの1年次の科目を詳しく見ていきます。
Medicine and Surgery (医学部)の場合
1年次は他の大学と同じく、前期は生物や化学などの基礎科目、後期から解剖学などの医学分野を学びます。
Propaedeutics of Medicine (19 CFU)
Medical Humanities I (5 CFU)
Medical Humanities II (5 CFU)
Italian language (4 CFU)
Anatomy (6 CFU)
Biochemistry (6 CFU)
Structure and basic functioning (8 CFU)
Teaching Electives (1 CFU)
MedTechコース(ダブルディグリー)の場合
1年次は、医学だけのコースと比較して、物理や数学などの工学系の科目が多くを占めています。
Biology (9 CFU)
Chemistry (7 CFU)
General Physics I (7 CFU)
Mathematics (10 CFU)
General Physics II (5 CFU)
Computer Science (5 CFU)
Medical Humanities I (4 CFU)
Basic Life Sciences 1 (13 CFU)
Italian Language (4 CFU)
キャンパス・ビオメディコ大学の入試概要
キャンパス・ビオメディコ大学(UCBM)の医学部入試は、医学部もMedTechコースも例年、2月に行われます。
また、合格者が募集人数に満たない場合は、夏〜秋にかけて2次募集が実施されます。
2024年もキャンパス・ビオメディコ大学(UCBM)のMedTechコースのNon-EU枠の2次募集が開始しました。
入試の詳細は、下記記事で詳しく解説しています。
それぞれのコースの入試情報(1次募集)は、次のとおりです。
試験形式は、択一式のマークシートのみで、記述問題や口述試験(面接)などはありません。
試験時間は100分間で80問出題され、その内訳は論理問題(Logic)が 50問、生物が10問、化学が10問、数学・物理が10問となっています。
キャンパス・ビオメディコ大学(UCBM)の試験概要などの詳細や受験手順は、別記事で詳しく解説します。
キャンパスのある都市は首都ローマ
キャンパス・ビオメディコ大学(UCBM)は、首都ローマにキャンパスがあり、どちらのコースもローマで学べます。
首都ローマは言わずもがなイタリア屈指の観光地で、コロッセオをはじめとした多数の世界遺産があり、観光に適した街です。また、近くにはサン・ピエトロ大聖堂で有名なバチカン市国などがあり、休日を過ごすにはもってこいの街でしょう。
日本からローマまでは、ITA AirwaysとANAが直行便を出しており、所要時間は約13時間となっています。アクセスも非常に良く、街も発展しているため、留学には適した環境と言えます。
まとめ:UCBMはダブルディグリーがあるローマの医学部です
本記事では、Università Campus Bio-Medico di Roma(キャンパス・ビオメディコ大学)の概要をざっくりと紹介しました。
キャンパス・ビオメディコ大学(UCBM)は、首都ローマにキャンパスをもち、医学部とMedTechコース(ダブルディグリー)の2コースを開設しています。
どちらのコースも他の私立医学部と比較して、難易度が高くなく、実質倍率も低いです。近年は人気度が高まっていますが、対策を怠らなければ、合格は難しくないでしょう。
特にMedTechコースは、これまで毎年2次募集が行われており、ダブルディグリーコースを目指されている方には、狙い目の医学部です。
Università Campus Bio-Medico di Roma(キャンパス・ビオメディコ大学)の特徴やカリキュラム、定期試験の概要などは、別記事で詳しく解説します。
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