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【イタリア国立医学部入試】 30冊以上から厳選!IMAT対策にオススメの教材を2位合格者が紹介します。

Ciao!イタリア国立医学部生のNobuです。

「イタリア国立医学部入試を受験したいけれど、どの教材で勉強してよいか分からない…」というお悩みを解決するため、イタリア国立医学部に2位で合格した現役医学生が、IMAT対策にオススメの教材をまとめました。


本記事の信頼性

この記事を書いている私は、イタリア国立医学部のNon-EU枠に2位で合格しました。その経験を活かして、イタリア医学部入試対策の家庭教師をおこなっており、イタリア医学部をはじめ、東欧医学部に合格実績があります。


IMAT(イタリア国立医学部入試)の受験を決めた際に、まず「勉強の方法がわからない」という壁にぶつかることでしょう。


日本の大学入試であれば、参考書のコーナーにさまざまな参考書や問題集が置いてあり、「選ぶ」ことが難しいですが、イタリア医学部入試では「探す」こと大変です。


IMAT用の教材はあまり多くなく、質や量を考えるとオススメできないものばかりです。そもそも日本で教育を受けた人向けに作られた教材がないので、効率よく対策することが難しいのが現状です。


本記事では、日本で教育を受けた人に相性のよいIMAT対策の教材をオススメのポイントとともにお伝えします。



イタリア国立医学部に合格するためには、何が必要なのか?

一言でまとめると、IMAT合格に必要な能力は、英語力各科目の基礎知識応用力の3つです。


特に、人気の大学(ボローニャ大学やミラノ大学など)を狙う場合は、この3つの能力を身につけなければ合格は難しいと言えます。


IMATは2023年入試から対策のしにくい General Knowledge(一般常識)の問題が大幅に削減され、その分、対策可能な理系科目の問題数が増加しました。

IMAT2023の変更内容は、下記記事にて解説しています。


またここ数年、IMATは人気に火がついており、受験者のレベルが毎年高くなっていることを踏まえると、これから入試の難易度が上がるのは間違いありません。


イタリア国立医学部入試は日本の医学部入試より簡単だから合格できるという過信を捨て、入試対策をなるべく早くから始めることを強く推奨します。



IMATの試験科目について

IMATの試験科目は次のようになっています。


イタリア国立医学部入試の試験科目

Reading skills and knowledge acquired during studies(一般常識)
Logical reasoning(論理的推論)
Problem-solving(判断推論)
Biology(生物)
Chemistry(化学)
Physics & Mathematics(物理・数学)


ご覧のように試験範囲は膨大ですが、IMATでは英語力はもちろん、これらの基礎知識をどれだけ身につけられるかが合否の分かれ目となります。


また日本の医学部入試では問われない内容も試験範囲となっているため、IMATに特化した対策が必要です。イタリア医学部入試対策をプロに任せたい場合は、mirunoteチューターにご相談ください。


次の章では最低限の基礎知識が身につく教材を科目ごとに紹介します。


各科目オススメ教材を1冊ずつ簡単に紹介。

受験生のとき、私は教科書・問題集を30冊以上読み漁り、教材選びにかなりの時間を費やしました。そんな受験教材オタクの私が、各科目1冊ずつ厳選してオススメする理由とともに紹介します。


とはいえ、正直、オススメの教材は各科目ごと受験生のレベルによって変わりますし、今回紹介する1冊のみで試験範囲をすべて網羅できないものもあります。


より自分のレベルにあった教材を選びたい場合は、mirunoteチューターの公式HPの「イタリア医学部入試にオススメの教材・勉強法」をご確認ください。


各科目のレベル別の教材一覧は、別記事で解説します。


また、今回はすべて英語の教材ですが、「英語で勉強するのは嫌だ!」という方向けにIMAT対策にオススメの日本語の参考書をまとめました。



Logical Reasoning(論理的推論)


『Critical Thinking: An Introduction to Analytical Reading and Reasoning』は、多くのIMAT合格者がオススメしている定番の教材。

これを極めれば、高得点を狙えるほど充実した内容で、分量も申し分ないため、オススメされる理由がよく分かる。



Problem Solving (判断推論)


『Get into Medical School - 700 BMAT Practice Questions』は、BMAT(イギリスの医学部入試)用の問題集だが、IMATにも利用できるオススメの問題集。

Problem Solvingの豊富なパターンの問題が収録されているので、問題演習にもってこいの1冊。

また、Problem Solving以外にも、理系科目(Biology, Chemistry, Physics & Mathematics)などの練習問題が収録されているのも評価できる。



Reading skills and knowledge acquired during studies(一般常識)


『IMAT Preparation for General Knowledge (English Edition)』は、貴重な一般常識の対策ができる問題集。

IMAT2023では、イタリアに特化した内容が出題されたため、これ1冊ですべての一般常識を網羅することはできないものの、IMATで過去に出題された分野を幅広く網羅している。

一般常識を独学で対策することは難しいため、本書の活用オススメ。私も実際に受験前に使っていました。ただし、日本のAmazonでは、Kindle版しかないのが難点。



Biology(生物)


『IB Biology, Course Book: Oxford IB Diploma Programme, 2014 Edition』は、医学の分野も網羅されている生物の教科書。

本書では補えない部分があるものの、本教材を読み込めば、IMATで出題される生物の基礎知識は網羅できる。

最新年度のものもあるが、2014 Editionである本書が個人的に見やすくオススメ。IMAT上位合格者にも人気の教材。

ペーパーブック版のほか、Kindle版(電子版)も販売されており、私も理科3科目のKindle版をもっています。



Chemistry(化学)


『Chemistry for the IB Diploma (Oxford IB Study Guides)』は、練習問題も豊富に用意されている国際バカロレア(IB)用の化学の教科書。

IMATで出題される内容がトピックごとに簡潔にまとめられており、重要な知識を網羅している点がgood。

特に英語での理論化学の知識の習得にオススメ。最新年度のものもあるが、2014 editionである本書が私の好み。



 Physics(物理)


『IB Physics Course Book 2014: Oxford Ib Diploma Program』は、前出の生物と化学の教科書と同じシリーズの物理の教科書。国際バカロレア用の教材。

本書の知識をマスターすれば、入試で基本問題を落とすことはないため、十分に高得点を狙える。最新年度のものもあるが、2014 editionである本書が私の好み。

本書に掲載されているすべての範囲がIMATで出題されているわけではない点に注意。



Mathematics(数学)


『基礎からわかる数・数式と図形の英語: 豊富な用語と用例』は、英語の数学用語に馴染みがない方には必須の参考書。

IMAT対策だけでなく、私立医学部入試対策にも利用できます。日本語で英語の数学用語を学べる唯一の市販の教材で、辞書なしで読み進められるのがポイント。

問題演習しながら、分からない部分が出てきたら本書を辞書のように使うのがベスト。本書は問題集というよりは参考書に近いので、問題集を併用するのがオススメ。



IMAT対策用の市販の問題集


『The Ultimate IMAT Collection』『IMAT Practice Papers Volumes One & Two』は、IMAT対策の定番の問題集。私も受験生のときに、演習と復習のために利用。

問題数も多いので、2冊やりこめば、十分な分量をこなしたことになる。解説がついているのも嬉しいポイント。

また、Mock Test(模擬試験)が付属しているので、入試直前期に試験形式に慣れる意味で利用するのもオススメ。


以上が、入試対策にオススメの教材でした。


私はこれらの教材(他にも色々と使いましたが…)を利用して、IMATのNon-EU枠に2位で合格しました。

私が2位で合格するまでにした受験勉強法は、下記記事で紹介しています。



IMATの勉強でつまづいたときは…

IMATを独学で対策するのはかなり大変です。


志望校選びから始まり、目標点数を決め、入試までの勉強スケジュールを立て、使用する教材を選び、優先順位を付けて勉強しなければなりません。


厄介なことに、模試のような自分のレベルを客観的に把握する方法がなく、周りの受験生のレベルを知ることも難しいため、自分の勉強法が正しいのかを把握するのは極めて困難です。


IMATの試験対策につまづいた…
自分の勉強法が正しいのか不安…
IMATの入試対策をどうすべきか分からない…

など、イタリア国立医学部入試のお悩みがありましたら、現役の日本人イタリア医学生が運営する家庭教師サービスのmirunoteチューターにいつでもご相談ください。


イタリア国立医学部に2位で合格した医学生をはじめ、イタリア医学部生がサポートいたします。枠に限りがありますので、ご希望の方はお早めにご相談ください。


また、mirunoteチューターの公式HPでは、イタリア医学部入試対策にオススメの教材や勉強法を公開しています。本記事では紹介しきれなかった教材も多数紹介していますので、あわせてご覧ください。


今回は、以上です。


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