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イタリア国立医学部入試(IMAT)は難しい?日本人受験生の合格率が低い理由を考察する

Ciao! イタリア国立医学部生のNobuです。

突然ですが、「イタリア国立医学部入試がどうして難しいのか」をきちんと考えたことがありますか?

イタリア国立医学部の英語コースは、学費が安いことなどを理由に人気が急上昇中です。それに伴い難易度も上昇しており、日本人受験生の合格率も高くありません。

実際、オンラインチューター(家庭教師)の生徒さんと初めてお話しする際に「イタリア国立医学部入試は難しい」と諦めている方が大多数。

「学力が足りていないので…」
「自分には合格できませんよ…」

そう諦める前に、ぜひこの記事を読んでください。


本記事では、IMAT(イタリア国立医学部入試)が難しいと言われる理由と難しさの「正体」を詳しく解説します。これさえ分かれば、IMATの入試対策を効率的に行えますよ。

イタリア医学部入試の概要や試験情報は、イタリア国立医学部に留学する方法で詳しく解説しています。


それでは早速、本題に入ります。




IMAT(イタリア国立医学部入試)は難しいのか?

いきなり結論を出したいところですが、難しいかどうかの判断は人によって違いますよね。

今の状況や学力レベル、入試までの残り時間によっても「難しさ」は変わってくるでしょう。

今回は、データと実体験をもとにイタリア国立医学部の難易度を考えていきます。


データから紐解くと、IMATは難しい

IMAT2023のNon-EU枠の実質倍率の平均は、9.6倍でした。大学ごとに実質倍率が異なりますが、最も実質倍率が高いボローニャ大学(University of Bologna)は、14.6倍とかなりハイレベルな競争となりました。

イタリア国立医学部英語コースがある16大学の各医学部ごとの実質倍率などの入試データや基本情報は、下記記事で解説しています。


実際に日本人受験生も半分ほどは不合格でした。また、IMATのNon-EU枠は、実質的に1年に1校しか受験できないことも、合格の難易度をあげています。

以上の入試データを踏まえると、IMAT(イタリア国立医学部入試)は難しいと言えるでしょう。

余談ですが、mirunoteでは過去の入試データや大学のカリキュラムなどをもとに、IMAT2024で合格を狙いやすい大学を予想しました。

志望校選びに迷われている方は、ぜひご覧ください。


体感的には、IMATそのものは難しくない

IMATは、筆記試験(マークシート方式)のみで合否が決まります。また、問題の難易度も基本的なものが多いため、優先順位を正しく付け、出題傾向を把握して入試対策すれば、合格は難しくありません。

実際、私は4ヶ月の対策でIMATのNon-EU枠に2位で合格しました。私が実践したIMATの勉強法は、下記記事で詳しく解説します。


とはいえ、日本の入試とは出題範囲が異なるため、注意が必要です。IMATは、出題される問題の傾向も特徴的で、IMAT用に対策が必要な分野が複数あります。


IMATの難しさの「正体」とは?

IMATの難しさの「正体」は、入試問題そのものではなく、高得点の取り合いになっている点にあります。

IMATで求められるのは、「どれだけミスなく問題を制限時間内に解けるか」です。

IMATで高得点が取りにくい理由は次の3つです。これらは、突き詰めていけば、IMAT(イタリア国立医学部入試)が難しい理由と言えます。

1. 入試までに試験内容を網羅できていない
2. 誤答を選ぶと減点される
3. 独学で対策するのが困難

後述しますが、これらの問題点を一気に解決するには、現役のイタリア医学部生に直接、相談できるmirunoteオンラインチューターサービスをご利用ください。

それでは、それぞれの理由を詳しく解説します。


1. 入試までに試験内容を網羅できていない

これは、よくある不合格のパターンです。

IMATで出題される科目は、幅広いです。具体的には、理科3科目(生物・化学・物理)と数学、論理的推論(Logical Reasoning)、判断推論(Problem Solving)、一般常識が出題されます。

対策しなければならない範囲が膨大なため、適切な優先順位を付け、入試までのスケジューリングをしなければ、万全な入試対策をすることはできません。

そのため、独学で勉強する場合では入試対策が間に合わずに、すべての範囲を対策するのを諦めてヤマを張る受験生も多くいます。


2. 誤答を選ぶと減点される

日本の入試ではほとんどないシステムですが、IMATでは、誤答を選ぶと1問あたり0.4点で減点されます。一方、無解答の場合は、0点で採点されません。

選択肢に迷ったとき、一か八かでマークするのか、しないのかで点数は大きく変わってきます。高得点での争いだからこそ、減点はなるべく避けなければなりません。

ゆえに、入試本番での戦略の立て方は重要となってきますが、戦略を独学で身につけるのは難しいでしょう。


3. 独学で対策するのが困難

非常に厄介なことなのですが、IMATにオススメの教材は日本語でも英語でもほぼありません。それゆえ、独学で入試対策をするのが困難になっています。

私自身、受験生時代に多くのテキストやオンラインコースを試しましたが、どれも役に立ちませんでした。

複数の教材を併用しても不足する知識が出てきてしまうため、すべての出題範囲を網羅することが難しかったのです。

この経験から現在、イタリア医学部入試対策用のオンラインコースを日本語と英語版で作成中です。完成まで今しばらくお待ちください。


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今年からオンラインチューターサービス(家庭教師)を始めました。IMATのNon-EU枠に2位で合格した医学生の受験戦略や勉強法をもとに、効率重視でイタリア医学部の合格をサポートいたします。

開始まもないにも関わらず、すでに多くの方にご利用いただき、評価も上々です。

そして嬉しいことに、生徒さんがカトリック大学ボルツァーノ校(Universita Cattolica del Sacro Cuore in Bolzano)に正規合格しました。

mirunoteオンラインチューターサービスのご利用者様の合格体験記は、下記のURLからご覧いただけます。


留学エージェントを利用している受験生の方もOK。単発や短期集中、長期利用など利用方法も自由です。

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まとめ:イタリア国立医学部は合格可能

本記事では、IMATの難しさの「正体」と、難しいと言われる理由について解説してきました。

合格難易度は年々上昇していますが、IMATは、決して難易度の高い問題が出題されている訳ではありません。IMATでは、基礎的な問題をいかに落とさずに、得点を積み重ねられるかが鍵となります。

そのため、苦手分野を1つずつ克服し、すべての分野の問題に対応できることが合格の近道です。

とはいえ、1人ですべての分野を入試本番までに対策するのは難しいでしょう。そんなときは、現役のイタリア医学部生のオンライン家庭教師を利用してみませんか?

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また、IMATのNon-EU枠に2位で合格した入試対策方法は、下記記事で詳しく解説しています。



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