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【イタリア私立医学部】キャンパス・ビオメディコ大学のMedTechコースの出願締め切りは8月27日まで!《UCBM》

Ciao! イタリア国立医学部生のNobuです。

今回は、イタリア私立医学部の「Università Campus Bio-Medico di Roma」のMedTechコースの出願締め切りのお知らせ記事です。

出願登録締切:2024年8月27日 20:00(日本時間)


キャンパス・ビオメディコ大学のMedTechコースと医学(Medicine and Surgery)と工学(Biomedical Engineering)の2つの学位を取得できるダブルディグリーコースです。

1次募集は終了しましたが、新たに2次募集がされており、まだ出願のチャンスがあります。

イタリア私立医学部に興味がある方は、ぜひこの機会に受験してみてはいかがでしょうか。

それでは早速、Università Campus Bio-Medico di Roma(キャンパス・ビオメディコ大学)の2024/2025の2次募集の入試概要を紹介します。




キャンパス・ビオメディコ大学MedTechコースとは?

公式HPより

Università Campus Bio-Medico di Roma(キャンパス・ビオメディコ大学)のMedTechコースは、首都ローマにあるキャンパスで行われます。

MedTechコースは、医学(Medicine and Surgery)と工学(Biomedical Engineering)の2つの学位を英語で取得できるダブルディグリーコースです。

医学と工学を統合することで、臨床医学と研究における将来的に活躍する医師を教育する、新しく革新的な6年制プログラムとして、カリキュラムが組まれています。

通常、医学部を卒業するためには6年間で360単位取得が必要ですが、工学(Biomedical Engineering)の学位を取得するには、さらに30単位を追加取得しなければなりません。

とはいえ、これからテクノロジーを駆使した医学を利用する時代を迎えるので、「将来の選択肢を広げたい」「マルチに活躍できる医師になりたい」などの場合は、かなりオススメです。

詳しくは、大学のパンフレットをご覧ください。


入試分析をはじめ、詳細な大学の概要や入試情報、enrolment の方法は、別記事で解説します。

「どの大学にしたら良いか分からない…」と迷っている方に向けて、志望校選びに失敗しないための4つの基準について解説しました。

こちらの記事もあわせてご確認ください。


また、イタリア医学部生に個別相談したい方やオンライン家庭教師をご希望の方は、mirunoteオンラインチューターをご利用ください。


キャンパス・ビオメディコ大学(MedTechコース)の募集要項 2024/2025

キャンパス・バイオメディコ大学のMedTechコースは、EU枠とNon-EU枠では、出願締切日や入試日、試験方式が異なります。

受験できる枠は人によって決まっていますので、EU枠とNon-EU枠のどちらを受験できるかを確認のうえ、出願してください。

それぞれの枠の入試情報は、下記のとおりです。


EU枠入試(MedTechコース)

EU枠は、二重国籍者、すなわちイタリア国籍または他のEU加盟国の国籍を有する者(EU市民)と、イタリア居住している非EU市民が受験できます。

また、ノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタイン、スイス、サンマリノ共和国、ローマ教皇庁の市民も、EU枠での受験しなければなりません。

【EU枠入試】
・受験資格:B2以上の英語資格を取得していること、12年の教育を受けていること(日本の高校卒業に相当)
・出願締切:2024年9月5日20:00(日本時間)
・筆記試験:2024年9月16日
・合格発表:2024年9月20日
・募集人数:28名
・受験料:€100
・受験方法:対面方式(ローマ会場)
・試験形式:筆記試験のみ

※ B2以上の英語レベルは、IELTS:5.5以上、TOEFL iBT 72点以上となります。その他の資格での条件は下記のPDFで確認できます。


詳細は、大学の募集要項でご確認ください。


Non-EU枠入試(MedTechコース)

Non-EU枠は、イタリア居住していない非EU市民が受験できます。そのため、多くの日本人受験生は、Non-EU枠のでの受験となります。

Non-EU枠の入学試験はオンラインで実施されるため、安定したインターネット環境さえあれば、世界中どこからでも受験することが可能です。もちろん、日本の自宅から受験することもできます。

【Non-EU枠入試】
・受験資格:B2以上の英語資格を取得していること、12年の教育を受けていること(日本の高校卒業に相当)
・出願締切:2024年8月27日20:00(日本時間)
・筆記試験:2024年9月3日21:00(日本時間)
・合格発表:2024年9月6日
・募集人数:12名
・受験料:€100
・受験方法:オンライン
・試験形式:筆記試験のみ

※ B2以上の英語レベルは、IELTS:5.5以上、TOEFL iBT 72点以上となります。その他の資格での条件は下記のPDFで確認できます。


詳細は、大学の募集要項でご確認ください。


入学試験について

入学試験は筆記試験(マークシート式)のみです。書類審査や面接などはありません。

入学試験は、試験時間100分、全80問の択一式でおこなわれます。各分野ごとの問題数は下表のとおりです。

$$
\begin{array}{|c|c|} \hline
科目 & 問題数 \\ \hline
論理(Logic) & 50問 \\ \hline
生物(Biology) & 10問 \\ \hline
化学(Chemistry) & 10問 \\ \hline
物理・数学(Physics/Math) & 10問 \\ \hline
\end{array}
$$

入試の点数は、加点・減点方式です。

【採点方法】
・正解:+1点
・不正解:-0.2点
・未解答:0点

合計得点が10点未満の場合は、無条件で不合格となります。この場合、繰上合格の順番は回ってきません。

※ 詳しい入試対策方法や高得点の取り方などはnoteの別記事で解説します。


受験の大まかな流れ

キャンパス・バイオメディコ大学のMedTechコースの受験の流れをざっくりと紹介します。詳細は大学HPや募集要項でご確認ください。


1. 出願登録をする

オンラインで出願登録をおこないます。

具体的には下記の手順で出願手続きを行います。

【出願登録の手順】
1. ポータルサイトに登録し、認証情報(ユーザー名とパスワード)を作成する
2. Eメールで受け取るリンクをクリックする
3. 受験者の資格情報を使ってポータルにアクセスし、願書に記入する
4. 入学試験の登録料をクレジットカードでオンライン決済する
5. 支払いと受験登録を確認するEメールを受け取る

🔹出願登録はこちらから。

※ 詳しい出願手続きのやり方や注意事項などは、noteの別記事にて解説します。


2. 入試対策をおこなう

手続きが完了すると、入試対策用のテストシュミレーターにアクセスできるようになります。可能な限り多くの問題を解いて、試験対策をしておくのがオススメです。

配点が高いLogic(論理)を中心に、理系科目(生物・化学・物理)も対策を行いましょう。

入試対策に行き詰まっている場合は、mirunoteオンラインチューターにご相談ください。現役のイタリア医学部生がオンラインで家庭教師としてサポートします。

※ 詳しい入試対策方法や高得点の取り方などはnoteの別記事で解説します。


4. 入試を受験する

EU枠の場合はローマ会場で、Non-EU枠の場合はオンライン上で入試を受験します。

スムーズに入試を受験するために、募集要項や大学からのメールを事前に確認し、当日の注意事項を把握しておきましょう。

オンラインで試験を受験する際は、安定したインターネット回線や個室が必要となりますので、適切な環境を事前に準備しておくことを忘れずに。


5. 合格発表後にEnrolmentをおこなう

合格発表日から10日以内(土曜、日曜、イタリアの祝祭日を除く)に、オンラインでEnrolment(登録手続き)を行う必要があります。

具体的には、次の手順で行います。

【入学手続き(Enrolment)の手順】
1. 大学のプラットフォーム上で必要事項を登録
2. Reserved Areaにログインし、第1回分割払いの授業料(8,000ユーロ)を支払う
3. 学費の第1回分割払いの領収書と等価証明書を添付して、segreteriastudenti@unicampus.itに送付する。

これらの手続きが期限通りに行われなかった場合、入学を辞退したと見なされますので、注意してください。

また、2024年9月20日までに公認翻訳者によってイタリア語に翻訳された卒業証明書と等価証明書(DOV)の提出が必要です。

詳細は、大学の募集要項で確認してください。

※ キャンパス・バイオメディコ大学のMedTechコースの過去の入試分析をはじめ、詳細な大学の概要や入試情報、enrolment の方法などは別記事で解説します。


まとめ:イタリア医学部でダブルディグリーを目指す方にオススメ

イタリア私立医学部入試が軒並み終わっている中で、まだ受験できるキャンパス・ビオメディコ大学のMedTechコースは貴重です。

募集人数は少ないものの、例年、受験倍率はそこまで高くないため、狙い目と言えるでしょう。

イタリア国立医学部の人気が年々上昇している中、滑り止めとして私立医学部の受験を検討されている方や、ダブルディグリーを取得したい方にオススメです。


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