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#49 伺い知れないこと

今日も北風が強い
揺れる樹々の葉っぱたちが朝日に反射して
キラキラ眩しく光ってる

目を細めて走っていると
緑道の脇に立っている看板の後ろに
ランドセルを背負った少年が。。。

冷たい風を少しでも避けようとして
そこにいるのだろうか
登校中なのだろうけど
開門まではまだ時間があって
辺りに他の小学生の姿はない

お散歩中かと見える老夫婦の男性が大きな声で
「僕、早いねぇ」
少年に声をかけている
少年下を向いたまま

友だちと1番乗りを競って自分から早く出てきてそこにいるのか
ご両親のお仕事が早くて早々に出てこなければならなかったのか

私はほんの数分 そんな光景を横目に通りすがっただけなので
伺い知れることはほとんどないんだけれど
そこにはきっと
ワタシの想像を超える喜怒哀楽のドラマがあるかもしれなくて
常に 想像を超える可能性の方を大事に思えたら
ワタシの風景が変わっていくなぁと思う

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