タロットでカードの意味について考えたこと
タロットをやるために本を読んでいたら、意味について色々思ったことがあったのでそれについて考察してみる。
タロットカードの意味がとても多様
何冊か本を読んだことがある人ならわかると思いますが、タロットカードは本によって意味が違います。
やりはじめの人は間違いなく困惑するところなのですが、これは解釈のパターンは用意されているけど、意味自体は自分で解釈するという伝統があるようなのです。
例えば逆位置はもとの意味から反転した意味にするとか。
ただ、これにしたって悪い意味ではなくて、ポジティブでない意味にするとか、そもそも採用しない人もいるようですしね。
タロット作った人はどうなのかというと、現在主流のタロットと言えばウェイト版です。
ウェイト版の解説書には意味が載っているらしいのですが、ウェイト自身は占いに使うことをどうやら肯定的でないそうです
そういうこともあって作った人がカードの意味について影響力を持っていないみたいですね。
私のやり方
象徴から意味を見出すというのは私も同じです。
ただ、それぞれのカードの意味について主要な大きな意味と小さな副となる意味に分けて考えます。
すると、カードが多義的ではなくなりますから占いに用いやすくなります。
占いの目的に合わせて副となる意味を使い分けることで無理のない解釈もできます。
他にも占いの内容に合わせて意味を見出しておくというのも重要です。
意味自体は大きく変わることはないですが、こうしておくことで占いごとに適切な意味の使い方をしやすくなるためです。
ただ、この方法は占いに多様性を作りにくくなるという問題は抱えているかもしれませんね。
小さな副となる意味をどれほど使いこなせるかが焦点になるでしょう。
結び
タロットに限らず占いは意味から具体的に解釈することが非常に難しいので、解釈をしやすくする工夫というのはとても大事だと思います。
複雑さと難しさはトレードオフではないので、複雑な様々な結果が出て、かつ解釈の難易度が高くない占いというのが優れた占いと言えるでしょう。
例えば私はモダンヌメロロジーの各項目について9しかないところが非常に惜しいと思っているので32ぐらいに拡張できたらなと考えています。
この方法であれば各項目について32の複雑さを有していながら、モダンヌメロロジーの解釈難易度の低さが損なわれることはないです。
不満点は占いの神秘を崩さない範囲で解消していくべきだと思っています。
私の自己紹介は下のリンクから見てください。