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就職氷河期の氷河を彷徨った自分④

2002年

次の春には復学しましたがハイテンションは続いていました。そして選んだバイトは鳶職。慣れない肉体労働と夜間大学の両立は厳しかったです。
買い物依存症にもなっていたのでカードで毎月何十万という請求書が来ていました。次第に大学にも行かなくなり、自室にこもってチャットをしていたのを覚えています。そして統合失調症が悪化し幻聴が聞こえ、自分で救急車を呼ぶ事態となりました。急遽、地元から親が駆け付け、緊急入院。大学も再休学。そして帰省。自宅療養。世の中には携帯電話があふれパソコンもWindowsが出てきて誰でも簡単にインターネットに接続できる世の中が到来してきました。そんな中、自分はまだ自分の人生で何を為すのか、何を為したいのかわからないままでした。2002年日韓ワールドカップの熱狂とともに自分のハイテンションも限界を突き抜け精神崩壊の一歩手前まで行っていたのではないかと振り返ります。

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