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VTSネタバラシ 「チャタートンの死」
今回も様々な考えに触れることが出来て楽しかったです!
さて今回の絵ですが・・・
作者: ヘンリー・ウォリス Henry Wallis (1830-1916)
作品: チャタートンの死
でした。
貧困からわずか17歳でヒ素による服毒自殺を図った(とされる)、実在するイギリスの詩人「トーマス・チャタートン」がモデルとなっています。
実際に屋根裏部屋が命を絶った現場で、それも再現されています。小瓶はヒ素が入っていたもののようです・・・。波乱万丈の生き方は死後に広く芸術家に大きな影響を与え、舞台など様々な媒体で取り上げられたようです。
「トーマス・ローリー(偽名)」として:
16歳のころ中世風の文字、つづり、文体を駆使して15世紀の修道士トマス・ ローリー (Thomas Rowley) という架空の名で詩を書いた(捏造)。
チャタートンの空想によれば、ローリーはエドワード4世治世期のブリストル市長ウィリアム・ケアニング(レッドクリフ教会に葬られている)の庇護のもと活動する詩人である。
チャタートンはローリーの偽名で中世英語の詩を自作し、エドワード4世時代のブリストルに思いを馳せ、理想化した数々の作品を生み出す。
チャタートンはこれらの作品を中世の古文書から発見したものだと触れ込んだ。
しかし当時の出版社とは折り合いが上手くいかずに生活は困窮したために、ヒ素で服毒死という道を選択した。この時、僅か17歳9カ月。
その間、多くの詩と散文、政治批評、オペラの脚本等々膨大な創作を書き上げ、法律事務所勤務や船医アシスタントの経験もした。
彼の死後、詩集は偽作(捏造)と判明するが、その作品そのものは中世風文体を駆使した優れたものであり、後のロマン派の詩人キーツやワーズワースに影響を与えるなど英文学史上類稀な神童として持てはやされるようになる。
実際にチャタートンの詩を読んでみたい・・・けどうまい日本語訳が見つかりませんでした(泣)
ですがこのような書籍が販売されています。
沢山の応募ありがとうございました (〜´∀`)〜
頂いた投稿はまた明日、夕方頃に別記事で紹介します!
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