バンクーバーのプリスクール探し

カナダでは9月から新学期がスタートしました。

私が夏のあいだじゅう悶々としていたプリスクール探し。

本来は春のうちにだいたいの学校の登録が始まります。

しかし今年はちょうど申込が始まる少し前からCOVID-19のパンデミックが始まり、希望していたプリスクールも休業。既に登園していた子を持つ知人の情報だと「通わせられないけど辞めたらせっかくのスポットを失うことになるから学費を払い続けている」とのこと。

その話を聞いて私は「今後の見通しも立たない中で申込なんてできないな。もうCOVIDのせいってことでプリスクールには通わせずに義務教育に突入できたらどんなに楽だろう・・・」と面倒くさがりの本領を発揮。プリスクール探しを放棄しました。

そして季節は夏。6月から徐々に学校も再開され、サマーキャンプも再開されたころにようやく重い腰を上げました。

近所のプリスクールは市営のコミュニティセンターに付属しているところがほとんどで、安価で人気なのですが再開していませんでした。

Google Mapで「Preschool」と検索してとにかく近所にあるところを片っ端から調べ、料金をHPに載せていないところも多いので問い合わせをしまくりました。結果的には当時再開しいてた中で家から一番近いところにスポットがあったので、問い合わせの翌日には見学に行き、翌々日には必要書類を持って申請完了。無事に9月から登園しています。

なんとなくの知識はあったものの、実際に問い合わせてみると申込方法や料金の規定なども全く違ったのでまとめておこうと思います。特に料金について、「随分と強気な規約だな」と感じても、果たしてどれがスタンダードなのか疑問でした。今もだけど。​

デポジットの行方

ほとんどのプリスクールでは登録時に登録料を支払います。Registration Feeですね。これは$50とか$100だったりします。これに加えて1か月分の月謝をデポジットとして先に支払います。

まずうちの子供が現在通っているプリスクール(掛け持ちしているのでふたつ)は共にデポジットがなく、登録料のみを入学後に支払いました。

申込と同時にチェックを書いて持ってきてというところや、申込時にカード払い可能というところもあります。登録料は基本的に申込を取消をしても返金不可です。

そして少しびっくりしたのが、このデポジットとして払った1か月分の月謝はなんと、年度末の6月分の月謝に充当されるという規定の園がいくつかありました。それはつまり、年度末より前に退園すると損するということです。実際に問い合わせたら、途中退園の場合返金はしません。と言われた園もあります。デポジットと登録料を合わせるとその園は$600でした。なんて強気。

申込方法

これに関してはもう本当にさまざまで、子供同伴で見学必須のところもありました。自分で申込用紙をダウンロードして記入して、必要書類とともに直接提出に行くところや、オンラインだけで完結するところ、COVIDの影響もあったので見学して書類一式をもらった後はEmailで送付する場合もあります。提出する書類は申込用紙、証明写真、予防接種の履歴、その他コンセントフォーム、出生証明書が必要なところもあります。

入園までに準備するもの

日本の幼稚園や保育園のことはあまりよくわかりませんが、これは共通するだろうと思うのは記名記名とにかく記名。ありとあらゆるものに名前を書きます。スナック用のコンテナ、ウォーターボトル、着替え、室内靴、バックパック、レインギア、帽子、日焼け止め、、、等々。なにより地味に大変なのはEmergency Kitの用意。どのプリスクール・デイケアでも用意が必要です。これも中身はさまざまで、基本となるものはボトル入りの水、グラノーラバーなどの保存食、小さいおもちゃ、家族からの手紙と家族写真、あとはレインポンチョやアルミのブランケットなどの防寒具、使い捨てフォークなどを指示されます。日本人の間ではバンクーバーでは地震がないねなんていわれていますが、実はリスクがそれなりにあり防災についての意識を高めようという活動も多くあります。

キンダーの越境通学の優先度が上がる?

これは今回新しく得た情報なのですが、バンクーバー市内でキャッチメント外の学校に通学させたい場合、まずは兄弟姉妹がすでにその学校に通っている子が優先度1という扱いになります。その次に Non-catchment student (Daycare) - A student resident in the School District enrolled in child care within the catchment (applies to Kindergarten - Grade 7 only)との記述があり、学区外だけどそのエリアのチャイルドケアに通っていた子が優先度2として申込可能なのです。ちなみにこれはDaycareと書かれているのでプリスクールはおそらく対象外なのですが、通わせたい学校がある場合はプリスクール探しが難航したらデイケアに切り替えるのもいいかもしれません。Licensedは難しいかもしれませんが、Registered License-not-required child careだとわりと空きがあることが多いです。

このサイトではチャイルドケアの空き情報が毎月更新され、施設のインスペクション情報も閲覧することができます。かなり便利。保育料の補助であるAffordable Child Care Benefitの申請サポートもしてもらえます。


バンクーバーの親はプリスクールのスポットを探すのに必死だとよくいいますが、午後クラスには比較的空きがあったりするので入れないということはないと思います。私個人の感想としては、問い合わせの返答がスムーズなところは親切で園の雰囲気もよく、好印象でした。プリスクール探しが終わったと思ったら次はすぐにキンダーの申込が始まります。それはまた動き次第記事にしようと思います。

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