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STAND WITH UKRAINE #1 Odesa



ここ数日のロシア軍によるウクライナ侵攻のニュースを見て、言葉で言い表せないような悲しみと強い怒りを感じている。ウクライナは行ったこともない国だけど、一人の傲慢で卑劣な人間のために何の罪もない人たちの平穏な生活や自由、大切な命を奪われることは、決して許すことはできない。遠く離れた日本という地から何かできないかと思った時に、ウクライナ大使館などへの寄付の他に私ができることといえば、Bandcampで現地アーティストのリリースを購入することかなと思ったので、ここに購入したものを記録しておく。

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まず今まさに攻防戦が行われていると言われる黒海に面した街、Odesa(Not Odessa!らしい、世界史で習うOdessaはロシア語読みみたい)に拠点を置くアーティストのリリースを紹介します。

Odesa - "The Sea Pearl of Ukraine"

注記)私はエクスペリメンタル、エレクトロあたりの音が好きなのでその辺りを中心に掘っています。それ以外のジャンルについては見きれていません。また、言語化が苦手なのと、急いでまとめているため見苦しい文章になっていますがご容赦ください。

1. HATEYOUALL - IN PROCESS

Odesaを拠点に活動するHATEYOUALL aka Alexey Volusunovによる2014年の自主リリース。オススメは2曲目(May 2)温かみがありつつも静寂を切るような金属音とミニマルに構築されたドラムマシン、深いアシッドループが複雑に絡み合う、恍惚サウンド!下記、Odesaに拠点を置く音楽/アートレーベル"система | system"からもEPリリースしていてそちらも良い感じ。ちなみにсистемаのmixシリーズ良いよね...。本当にプーチンが憎い。


2. Knappy Kaisernappy

"система | system"と言えば私の中ではKnappy Kaisernappyなのですが、彼女もOdesa出身。ミックス/ライブはよく聴いていたけど、EP買ったことないなと思いとりあえずсистемаから出ているものについて、この機会に購入しました。全部等しく最高なのだけど、とりわけ好きだったものについて紹介します。

2018年にリリースされたLa forme brève​​/​​hyperthem 連作。Descriptionによると、この2つの作品は事前に録音されたサンプル音源を使用したライブ演奏を収録したもので、「ランダムで即興の演奏により浮かび上がる"追憶的なパターン"と"屈折した音色"」がテーマとなっているのだそう。2本のライブは同じサンプル音源を使用して作られているものの、それらのサンプル音源がライブの過程で再構築されることにより、全く異なるパターン/音色となってアウトプットされているのがわかる形になってる。コンセプトといい、アートピースみたい。

これは完全に私の感覚的なところだけど、目を瞑り、彼女が紡いだ音に耳を澄ますと、聴覚から視覚へイメージが転送されて、そのまま意識の深淵、無意識に近いところまで瞬時に連れて行かれる感覚があり、これが堪らない...。脳内が良い意味で混乱するので、是非試してみてね。

あと、彼女のсистема 62番のライブも捻れて歪んで最高なので聴いてみてね。


3. Климентово поле - Атлантида II

アーティスト名もアルバムタイトルも正しく読めないけれど(Google翻訳的にはタイトルは”アトランティス2”)、3曲目(Высотка)がインダストリアルテクノでオススメ。前半の力強いキックとアイコニックな金属音、後半のハイハット追い上げと小刻みにされた声ループがデジタルでありながら人力感のあるサウンドを作り出してる。ちなみに"アトランティス1"も実験的で面白いので購入しました。


4. Bryozone -ACID FROG DAY

モスクワのCancelled Recordsからカセットでリリースされていたらしい(Soldout)、幻想的で奇怪なアンビエント・テクノ。個人的には3曲目のVavilが好き。中盤からトライバルなキックが続き、後半から心地よいシンセの音が螺旋を描くようにそのブレないリズムを包み込んでいく。クラブ帰り、おぼつかない足取りで家に向かう道のりで聴きたい一曲。


5.  kozy246 - Transformation EP

2021年にリリースされたkozy246のFirst EP。Descriptionによると、「誘惑や疑念、抑圧的な思考、同じ音の繰り返しから、内省し、自分自身を受け入れることで再び手に入れた心身の穏やかさと優雅さ」を一連の曲で表現しているとのこと。そのコンセプトがよく感じ取ることのできる、メロディックなエレクトロ/ブレイクビーツ集。個人的にはMorphologyみたいなベタッとした音の3 曲目が好き。

6. その他

聴いていて良い感じだったものについて羅列していきます。

【Distortion records】Odesaのダブステップ、インダストリアル、ハードステップ系レコード会社。ゴリゴリで変則系の音多くて今からどれ買うか悩みます。

【Kurl - Fickle】Odesa拠点インディーポップトリオのサイケデリック〜ヒップポップ〜ポップなアルバム。

【Zukkor Zzov - stepindisorder】2017年リリースのダークウェーブ。4曲目◎

https://www.instagram.com/zukkor_zzov/


追加があればまた書きます。