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セイミツ アルティモ(Alutimo) ストローク調整について

今までにないスピード感

セイミツ工業から発売されたCherry MX Speed Silver 搭載ボタンAlutimo(アルティモ)のストロークを短くする事についての記事です。

アケコンボタン 2種類のストローク

ストロークには2種類のストロークがあります。

アケコンボタンの2種類のストローク


総ストローク = ①ボタン押下開始からスイッチONになるまでのストローク + ②スイッチONから底にあたるまでのストローク

Cherry MXなどを採用したGamerfingerなどの他のボタンでも②は比較的調整しやすいイメージがありましたが、Alutimoは構造的に①が調整しやすくなっているのがポイントです。

①と②について私なりのストローク調整案を書きます。

①スイッチONまでのストロークの短縮案

白パーツの上にエレコムの滑り止めグリップテープを2枚重ねて貼った様子
  • セイミツ公式から販売されているMetal Washar 0.2㎜ + 付属のResin Washar 1.0㎜で調整

  • 内部の白パーツ上にシール(エレコム グリップテープを2枚重ねて)貼って調整

    • シールの厚さによってはボタン付属のレジンワッシャー1.0mmを外す事も可能、これにより白パーツが銀軸にピッタリくっつき安定性が増す感覚がある

    • 非クリアの場合は問題ないが、クリアの場合はシールが見えてしまうのが難点

      • クリアの場合は丸いシール / カッティングした紙などで対応してください

②スイッチONから底までのストローク

銀軸を分解して軸に1.0mmスペーサーを指す様子
  • 銀軸を分解し、内部の銀の軸にResin Washar 1.0㎜を刺して組み立て直す

    • スイッチONからすぐ底に着く距離になる

    • 個体によってはボタン入力が連打されてしまうのでCherry MX Speed Silverの厳選が必要(注意)

      • 銀軸はせんごくネット通販などで購入可能です。

      • ちなみにMetal Washar 0.2㎜ は残念ながら入らない

      • 0.8mmのスペーサーを3Dプリンターで自作すれば更に細かい調整は可能

    • 静音化に多少貢献

銀軸の分解は他サイトやいよすけさんのYoutubeをご参考ください。

結論

Alutimo改造後のストロークイメージ

①のストロークはResin Washar 1.0㎜を外しエレコム グリップテープを2枚重ねて調整 + ②では①で外したResin Washar 1.0㎜を銀軸に入れて個体厳選する事で総ストロークを下げました。結果的にエレコムのゴムシールだけで総ストロークを劇的に削減できました。また②の改善によりボタンキャップがボタン受け側に当たらなくなり静音についても効果があったようです。

エレコムのシールに限らず厚みのあるシールやテープなどがあれば可能です。アルティモとても気に入りました。おすすめです。


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