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「ものづくりの全部の過程が好き!」ーーゲーム運営の経験を活かし、エンタメを届けるために情熱を注ぐPdM
スマホ1台でゲーム実況ができる配信プラットフォーム「Mirrativ」を運営するミラティブ。今回は、スマホゲーム運営会社でシナリオライター、ディレクターを経てプロダクトマネージャーとしてミラティブに入社した田村 桃さんにインタビューを実施。その幼い頃から灯し続けた「ものづくり」と「エンタメ」へのあくなき情熱が垣間見える内容になりました。
プロダクトマネージャー 田村 桃
明治大学文学科演劇学専攻を卒業後、2019年に株式会社マイネットに入社。複数タイトルにてプランナー業務とシナリオ業務を担当後、ディレクターに就任。メンバーマネジメント等幅広い業務を担当し、2024年4月にミラティブに入社。
ものづくりに明け暮れた学生時代
ーーまずは学生時代のお話を聞かせてください。
小学校くらいからずっと何かをつくってるような子でした。絵を描いたり小説を書いたり、漫画を描いたり。また、同じ趣味の子と創作物をつくっては見せあいっこもしてましたね。ゲームも好きでした。特にノベルゲームを中心にプレイしていましたね。
高校からは演劇制作にのめり込みました。当時演劇のキャスト側も経験したのですが、自分はじっくり綿密に考えてアウトプットしていくほうが向いているなと気づいたので、その後スタッフとして演劇に携わっていきました。当時インプットとして演劇鑑賞もたくさんしていて、その時に見た舞台に影響を受け、その熱量をそのままに”2徹”して新たな脚本を書き上げて、みんなからフィードバック受けて…といったこともありました。
ーー大学も演劇専攻に進みましたね。やはり演劇の面白さを追求したいと思ったのでしょうか?
はい。高校での経験が本当に楽しくて、もっと続けたいと純粋に思って進学しました。また、面白い作品をつくるにあたって、やはり古典の知識や演出の技法を学ぶことも必要だとも考えていました。
実際に学問として体系的に演劇を中心に勉強する傍ら、個人で劇団を立ち上げて演劇を上演したこともあります。私と高校の友人とで「1回くらい自分たちでやってみたいよね」という気持ちで、えいやと。脚本もオリジナルで、すべてゼロからやりました。
なんでそんなことができたのか、今では正直わかりません(笑)でも、お金をいただいて自分の演劇をやる、という経験がしたかったんです。結果としては、劇場代はきちんと売上の中で出せたし、制作に携わった人たちにもお礼を出せるほどにはなりました。結果として非常によい経験だったなと思います。
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ワクワクするものづくりで多くの人に認められたい
ーーそれでも、実際に演劇を仕事にはしなかったのですね。なぜそこでスマホゲーム運営会社に新卒で入社したのでしょうか。
演劇を続けたからこそ、現実的な側面も見えるようになってきました。演劇は好きだけど、見る側にいるのが自分の幸せかもなあと。
就活前に、私は演劇だけが好きということではないんだなと気づいたんです。「私はエンターテインメント全般が好きだな。ワクワクするものづくりをして、多くの人に認めてもらいたいな」と思いました。じゃあ「 いま多くの人に届けられるエンターテインメントコンテンツはなんだろう」と考えたときに、「スマホゲーム・ソーシャルゲーム」にたどり着きました。自分自身もスマホゲームは一通り遊んでいましたし、その盛り上がりは肌で感じていました。
株式会社マイネットに決めたのは、面接で出会った方々に好感を持ったからです。
とにかく仕事に向き合う姿勢が強い印象で「この人たちのもとで働けたら色々と吸収できそうだな」という期待がありました。
ーー当時はどんな目標を掲げて業務に励んでいましたか?
まずは「自分が関わったコンテンツで人を喜ばせたい」と思っていました。そして、それと同時に「数字でも成果をあげる」ことも目標にしていました。どれだけ評判が良くても、数字が伴っていないと「あー」と頭を抱えてしまうこともしばしばありました。数字の意識は新卒の会社で徹底的に教えてもらったんです。
ものづくりにおいて、自分だけで楽しむ世界もありだとは思います。でも、自分はそれだけじゃ耐えられないんですよね。「認められたい」と思ってしまうんです。だからこそ、数字という明確な指標があると頑張れます。
ーー当時印象的だった出来事や仕事はありますか?
はじめてディレクターとして成果をあげることができた時です。当時ジョインしたときから運営が厳しい状態のタイトルだったのですが、そこから挽回して連続黒字化させました。もともとプランナーやシナリオ担当として入っていたり、自分が好きなコンテンツだったりといったこともあり、自分の今までの知見を全力投球しました。
当時は「自分だったらこれがほしい、こういうものが見たい」をとにかくトライアンドエラーしました。報酬設計の調整やUXの変更など、細やかな改善ももちろんしましたが、大切にしていたことは「いちユーザーとしての視点」です。その時ユーザーさんがほしいと思うものを惜しみなく提供する。今までやったことがなくても、その時ユーザーさんに響くと思ったら提案して、周りと相談して実現させる。ということをたくさん実行しました。
また、振り返ると、ユーザーさんの気持ちに寄り添うことと、数字分析も成功要因の一つだったと思います。
特別なことはしていません。「この数字を上げるにはどうしたらいいかな」をずっと考えて、実行して改善していく。そういうPDCAを回していくことを地道に続けました。
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女性がパワフルに働いている姿をみて
ーーそんな会社の文化にも馴染み、成果を挙げられていたけれども、転職を決意されたのですね。
はい。5年ほど在籍して、一度外の世界を見てみたいという気持ちになりました。ちょうど当時参画していたプロジェクトが落ち着いたというのもタイミングの一つです。
ミラティブを選んだきっかけは、知ってたということもありますが、やはり前回同様面接で出会った人が印象的だったからです。すごくたくさんの人とお会いする機会をいただいて、その中で「この人たちと働きたいな」と心から思えたんです。
皆さん印象に残っていますが、まおさんとのお話は特に印象に残っています。女性がパワフルに会社にコミットしている姿を拝見して、「そういう風に女性が活躍できる会社っていいな」と思えました。
▲まおさん(小川)のインタビュー
また、最終面接でお会いした赤川さんは…不思議でした(笑)すごい人なはずなのに、話しやすくて威張るようなこともなくて。その前にお会いしていた面接官の方に「ミラティブのどこが魅力ですか?」と伺った際、「赤川さんがすごく信用できる人だ」「赤川さんについていきたいと思った」といった答えをよく聞いていました。実際に赤川さんにお会いして、納得できましたね。
スピード感とリスペクトを感じられる日々
ーーミラティブでどんな業務を担当しているか教えてください。
今はエモモイベントの企画担当に従事しています。また、まおさんがやられているリーダー業務のサポートとして、全体のファシリテートや資料作成なども行っています。エモモの衣装デザインはデザイナーが主体になって決めているので、私はその「見せ方」を考える役割です。
今回の目玉や新しいコンテンツに対して、どんな訴求がよいのかを考え、ユーザーさんにより一層楽しんでいただけるよう試行錯誤する役割です。デザイナーさんにデザインの依頼をしたり、魅力を伝えるために告知を担当するオペレーションチームに訴求を入れてほしいと連携をしたりなどですね。
以前の会社で経験したゲーム運営とはまた違うものの、実はギャップはそこまでありません。使ってるツールの一部はまだ不慣れなこともありますが、ユーザーさんとの向き合い方や業務の進め方はいままでの経験を活かせています。
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ーーミラティブ業務で印象的だったことはありますか?
業務とはまた少し離れるかもしれませんが、メンバーでその週やその月の業務で頑張ったこと、助けられたことや、成果物を共有する時間があるのにはびっくりしました。そうやって互いをリスペクトしあって、業務モチベーションを上げる取り組みはとても素敵で印象的でしたね。
また、まおさんの合理的なのに情もある、そしてスピード感ある決断力にものすごく感銘を受けています。日々勉強になることばかりです。まさに理想の上司ですし、私が目指すべき姿だなと。まおさんの判断や立ち振る舞いを吸収しつつ、この先も頑張っていきたいです!
ーーなにかミラティブに入ってみて意外だったことや、ギャップなどはありましたか?
「Mirrativ」自体、運営を9年迎えたこともあり、正直新しいことに挑戦しにくいという印象がありました。でもいざ入社してみると、誰かが言った「こういうことやってみたいなあ」や「ユーザーさん喜ぶんじゃないかなあ」というアイデアが、ものすごい速度で実装されていくなと。ちょうどチャレンジしやすいタイミングというのもあるかもしれませんが、意外とスピード感があって柔軟に物事が進められるんだなあと思っています。
ーー今後の目標などがあれば教えて下さい。
定常業務を安定して回すことも大事ですが、もっと会社の数字に貢献していきたいです。といいつつ、数字分析にすごく苦しんでいて、クエリを「わからんわからん」と言いながら学んでいます(笑)心強い分析チームはいるのですが、細かい数字はやっぱり自分で引っ張ってこないといけないので、頑張っています!
最後に
ミラティブではプロダクトマネージャーを積極採用しています!ご興味がある方はぜひご応募ください。