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『年収300万円FIRE 貯金ゼロから7年でセミリタイアする 「お金の増やし方」』  山口貴大(ライオン兄さん) 著

この本では、低所得でもFIREできる投資のコツとマインドが学べます。
33歳で年収327万円でもFIREできることを証明した著者が本書で紹介している「現在の年収額には関係なく、貯金ゼロからFIREできるまでのロードマップ」は、低所得な人にとって大いに役立ちます。

年収300万円で貯金が0円でもFIREするには、収入に対する貯蓄の割合「貯蓄率」が大事になります。「貯蓄」とは、銀行貯金ではなく、株や債券といった金融資産のことです。よもや年金も期待できない老後人生を送るためには、投資は絶対に必要です。長い間デフレだったのが、最近はモノの値段が上がり、インフレ傾向になっています。インフレになると現金や預貯金の価値は相対的に下がり、ひいては資産価値も減っていきます。インフレの時でも価値が下がらない資産(株式や不動産)を持っていることが大切です。

不動産は資産ですが、地方の戸建てのように中古物件として価値が下がる不動産は資産ではありません。中古でも価値は下がらずむしろ上がる不動産が資産です。このように自分の所有物 が資産になるかよく考えて貯蓄率を
上げていくのがFIREする条件です。

本書ではFIREの種類を① Fat FIRE、 ② LeanFIRE、③Coast FIRE、⑨Barista FIREの4種類を解説しています。実現性が高いのは、「資産収入+労働収入」で生活する ④Barista FIREです。まずはFIREするために、副業で稼いで投資に回すお金を増やすとよいでしょう。

著者は、年収300万円の人は月10万円+副業で月10万円の合計20万円を毎月、米国株インデックスファンドに投資することを勧めています。最初の2年間は年間240万円ずつ投資に回してタネ銭を増やし、3年目以降、投資資金を月10万円に減らしても、資産が伸びるそうです。このプランを忠実に実行した年収300万円で貯金0円の20代、30代の人はFIREしています。

FIREには「4%のルール」があります。「4%のルール」とは「運用資産の中から毎年4%を取り崩して、その範囲内で生活する限り、資産を減らすことなく、不労所得だけで人生を過ごせる」というルールです。

本書では失敗しないための「インデックス投資のコツ」も紹介されています。年収300万円からのFIREしたい人は、是非コチラを一読ください。
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