写実作品展と好きな画家
今日は地元の美術館で開催されているホキ美術館名品展を見てきた。
今日は母が休日出勤の代休で、展示を見に行く予定だと話していたので、ちょうど私も見たかったし〜ということで有給を取得して2人で鑑賞してきた。
美術展などは何度も行ったことあるけど、私は写実作品だけの展示は今回が初めての鑑賞だったので新鮮だった。
どの作品も人物や静物の存在を感じるほどリアルに描かれていて、作家の技術に驚かされたし、「本当に絵なの〜〜〜?」と言いながら、目をかっ開いて入念にタッチを確認しながら見て回った。
私が今回特に好きだったのは、森本草介の風景画だ。
タイトル覚えられなかったんだけど多分『アリエー川の流れ』って作品(帰って調べた)。
大きく穏やかな川と、川沿いの建物や木々が横に細長いキャンパスに描かれている。
建物や自然の描写の細かさにも感動するし、とにかく柔らかな光を受けた景色が美しくて、その静かな風景を見ていると穏やかな気持ちになれる作品だ。
額の向こうに本当にその景色が広がってるみたいで本当に素敵だった。
他にも女性の後ろ姿を描いた作品などもあって、それもすごくよかった。
母は風景画より人物が好きな様子で、何度も同じ作品を見に行っていた。
多分『横になるポーズ』って作品(これも帰って調べた)。
背中の肌の柔らさ滑らかさを見て感じるし、逆に足裏・かかとなどは少し硬さを感じたりしてとにかくその再現度に「すげー!」と思いながら見た。
ニッチかもしれないけど、この絵の女性のかかとがすごく好き。
柔らかすぎずほどほどの皮の厚みと固さを感じるし、荒れてもなくてツルツルすぎず「こんなかかとになりてぇ!」ってかかとをしている。
他の作品も同じかはわからないけど、今回展示されていた森本草介の作品は全体的に柔らかいコントラストで描かれていて優しい雰囲気のものが多かったように思う。
とっても私好みですっかりファンになった。
いつかホキ美術館に行って他の作品も見たいなぁ。
展示会場に入って一番最初に展示されていたのが森本草介の作品で、一発目から「好き!!!!」となったのでそっからは絶対に名前を覚えて帰ろうと思って何度も頭の中で名前を復唱して覚えた。
でも作品名はすっ飛んでしまってこの有様である。
作品展を見に行くこと自体が久しぶりだったのですごく楽しかったし、好みの作品・画家も増えて幸せな1日だった。
たまにはこういう有給の使い方もありだと思う。
明日からまた頑張って働いて、いつかホキ美術館に他の作品も見に行きたいな。