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PMP合格したぞー! (試験の流れなどをつぶやく)

こんなに手応えがない試験があっていいのか?!

勉強をしているときも、試験を受けている最中も、自分が合格できる姿が全く想像できないのです。2024年7月にPMP試験を受けて合格したので、感想や試験当日の流れなどをつぶやいていこうかなと思います。


そもそもPMPとは?

PMP® とは、PMI 本部が認定しているプロジェクトマネジメントに関する国際資格です。

PMP® 試験は、受験者のプロジェクトマネジメントに関する経験、教育、知識を測り、プロフェッショナルとしての確認を目的として実施されます。

専門知識を有していることを証明するために、米国PMI本部が資格認定を行うものであり、法的な資格、免許ではありません。

PMP® 資格は、プロジェクトマネジメントに関する資格のデファクト・スタンダードとして広く認知されており、プロジェクトマネジメント・スキルの評価基準として、IT・建設をはじめとする多くの業界から注目されています。

https://www.pmi-japan.org/pmp_license/pmp/

PMP試験を運営しているPMIはこう定義しているらしい。
国際的な資格なので日本以外で働いている人にももちろん意味があると思いますし、プロジェクトマネージャーとして活躍していきたい方は取得しておいて損はないと思います。

PMPには受験資格があり、大学を卒業している方は3年以上、高校を卒業している方は5年以上のプロジェクトマネジメント経験が求められます。(期間が重複していないことが条件)

PMPの受験申請をする際に上記のプロジェクト経験や個人情報を英語で入力して提出する必要があり、そこが最初の難関かもしれません。私が勤めている会社はPMP専門の講師、並びに受験申請全般をサポートしてくれる補助員を手配してくれていたので簡単に申請できました。

受験しようと思ったきっかけ

私の経歴としてはこんな感じです。
・1~2年目:新規事業開発 (新規事業開発のPM経験)
  ↓
・3~4年目:データ活用/クラウドコンサル (コンサルのPM経験)
  ↓
・5~6年目:経営企画 (組織開発関連のPM経験)

私がPMPを取得したいと思ったのは3年目のころ。
周りにPMP資格を持っている人がたくさんいるから」というメチャクチャ浅はかな理由です。ただ、プロジェクトマネージャーをするには長年の勘や経験だけでなく、体系的にプロジェクトの流れやコーチングの手法を身につけるべきだと思っていました。(「いつもこのやり方でやってるから、あなたもこのやり方でやってね」みたいな説明しかできないPMは説得力ないなと)

周囲からは否定的な意見もありまして、「経営企画はPMPの資格なんて必要ないでしょ」と同僚に言われたこともありましたが、個人的には必要だと思っています。発注者/受注者、社内プロジェクト/顧客プロジェクト、内容や規模に関わらずプロジェクトマネジメントの基本的な考え方は重要になってくると思いますし、今後のキャリアにも役に立ちそうだと判断しました。

そんなこんなでPMPを取得したいことを上司と教育担当者に申し出たところ、快諾いただきました。

勉強方法など

勉強方法に関しては一部の方を除き、あまり参考にならないと思うので飛ばしちゃってください!

私が勤める会社は5日間の研修を用意してくれていたので、その講師がPMP試験の傾向や頻出問題等を踏まえながら講義をしてくれました。市販の本よりも分かりやすく、かつ要点を絞ったテキストも配布いただいたので無駄のない学習ができました。

勉強した期間は1ヶ月ちょっと。
趣味のゲームに気を取られて毎日は勉強できなかったですが、通勤時間等を使いながら合計50時間くらいは勉強したかなと思います。(平均すると平日1時間、休日2時間くらい)

勉強の流れはというと、以下3つをひたすら繰り返しました。
①予想問題を解く
②正解/不正解に関わらず問題をじっくり復習
③テキストを見直す

[正解/不正解に関わらず]と記載した理由は、「なんとなくこれが正解でしょ」という気持ちで解いた問題が正解だったとして、その問題が本質的に何を要求しているのか、どのようなアプローチが必要なのかを理解していないと学習にならないからです。

試験当日の流れ

Pearson Professional Centers - Shinjuku Japan

私が試験を受けたのは「Pearson Professional Centers - Shinjuku Japan」です。西新宿駅からは徒歩1分、新宿駅から徒歩10分ちょっとの場所にあります。私はできるだけ早く終わらせたかったので朝8時の試験に申し込みましたが、時間帯は会場予約をするときに選択できます。

【試験会場に到着した後の流れ】
⚫️身分証明書の確認と注意事項の説明
 ・携帯等は電源を切ってバックにしまいロッカーに入れる
 ・飲食物はバックから出した状態でロッカーに入れる
 ・試験会場には身分証明書とロッカーの鍵以外持ち込めない
⚫身体検査
 ・全てのポケット、袖、ズボンの裾 など細かくチェックされます
⚫️試験に必要なものを渡されて会場へ
 ・メモ用紙、ペン、耳栓、ティッシュを任意でもらうことができます
⚫️230分で180の問題を解く
 ・任意で10分×2回の休憩をとることが可能です
⚫️試験終了後、すぐに暫定結果用紙をもらい退出

【試験を受ける際の心得】
・耳栓をもらうべし
必要ないかな〜と思っていましたが念の為受け取ることにしました。試験会場はとてつもなく静かですが、耳栓をすることでより集中できるような気がします。(ヘッドフォンが置いてありましたがキツくてすぐにやめました)

・休憩はしっかりと取るべし
試験を受けていると手応えがなさすぎて「早く帰りたい」という気持ちになってきます‥  しかし、4時間近く集中力を切らさず問題を解き続けるのは至難の業。休憩時間にお手洗いや水分補給をすることで頭を切り替えることができます。

・ラムネなどの糖分を持っていくべし
先ほど記載した通り、PMP試験は集中力との戦いです。
途中の休憩でブドウ糖を摂取できるようにしておくとリフレッシュできますし、頭がスッキリするような感覚があります。

どんな問題が出るのか

PMPは1問1答で答えられるような問題はまずなく、ほぼ全てがケース問題です。「コンフリクトが起きた場合にプロジェクトマネージャーの立場でどのように対応するか」「仕様変更に対してプロダクトオーナーの立場でどのように対応するか」など、状況を想像しながら回答していく感じです。

4択から2択までは絞れても、そこから先はPMIがどのように回答してほしいのかを考えながら選択していくことが要求されます。

私の場合は特殊な問題が4つ程ありました。
・関連するフレーズどうしをドラッグして配置する問題 ×2
・グラフの正確な位置にドットを打つ問題 ×1
・計算問題 ×1

最後数問のところで特殊な問題が出て回答に苦戦したので、余裕をもった時間配分が必要だと思います。

全体を通しての所感

試験後すぐに暫定結果が記載された紙をもらって退出します。
英語で記載された紙はほとどん解読できませんでしたが、「congratulations!」という記載を見て安堵しました。

その日の23時ごろには詳細な結果がメールで送られてきます。
全く手応えはなかったですが、「Above Target」で試験をパスすることができました!!

ミロの試験結果

何度も記載しちゃってますが、PMPは集中力との戦い!
試験中に頭が真っ白になり、問題文が頭に入ってこないことが何度もありました‥

いま思うと大学受験の時は1日に何時間も勉強をして、本番も丸一日集中していたわけですよね。受験からブランクがあるとこんなにも集中力が落ちているんだと悲しくなりました。定期的に資格試験の勉強をしたり、集中力を身につける努力が必要ですね。

このnoteがこれからPMPを受験しようとしている人の参考になったら嬉しいです。まだまだ書きたいことは沢山あるので、また次回の記事でお会いしましょう!


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