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とくに理由は無いがシャアについて語るとするか
あ~なんだかシャアとかガンダムについて語りてぇな~。
というわけで語る。
特定の作品の感想及びネタバレは無い。何故ならとくに理由はなくシャアについて語りたくなっただけなので……。
それとシャアのことなど一切知れない。ただ一人のオタクが喚いているだけだぜ。
ただ1stやZや宇宙世紀のネタバレやめてください!は無理。生まれる前からあるもんだからよぉ!!!(これ書いてる人は平成生まれ)
あと基本的にガノタに対して酷い事ばかり言っている。何故なら自分もその酷いガノタの一員だから。
ガンダム、ひいてはシャアとの出会い
自分にとって初めて見たガンダムは∀だ。だが当時はガンダムではなくアニメの一つで、おまけに夏休みの再放送だったため最後まで見ることも出来ず、まさしく最初の七話くらいまで見たロボットのアニメ、だった。
だからやはり自分世代のガンダムと言えばSEED&SEED DESTINYとOOだ。
自分と同世代(正しく言うと向こうが上だが)の主人公たちの日常が破壊され友人らと共になし崩しに戦争に……というシチュエーションとストーリーラインに強く惹きつけられた。
戦闘と日常が両方良いバランスで描かれているために、ポケモンとかのアニメと似た感覚がして入りやすかったというか、戦争や対立がキラたちの新しい日常になってしまったと飲み込みやすかったのだ。
ポケモンも日常パートで旅をしている描写を重ねながらポケモンやトレーナーと出会い、バトルして、その街や場所から移動していく。
こうしてみるとポケモンもガンダムも構成が一緒だと思わないだろうか?だいたいイコールだな(暴論)
だから戦闘も生活描写も両方欲しいねガンダムでは。
OOも沙慈の学生パートやマイスターたちの日常描写が描かれて行くと同時に世界中でのっぴきならない状況になっていく、その差異に痺れたのだ。
想いだけでも力だけでも駄目なのです、と同じように戦闘だけでも日常だけでも駄目くらいの感じ。
そのために初代を見て「おもしれー!!!」と転がるようにガンダムシリーズにドはまりしたというわけだ。
趣味がわかりやすい!
色々見た結果結局富野&安彦コンビの互いの色が殴り合ってる1stが一番好きなバランスだったかもと感じたね。
そもそもSEEDは意識的に1stとストーリーや状況を被せて平成の1stとして作っているのだろうが、自分はまんまとそこにハマったためにそのまま1stおもしれー!になったのだ。
(∀)→SEED→SEED DESTINY→OO→1stから制作順に全部見ていった感じ。普通だね。
で、シャアですよ。
シャアに関してはガンダムを知る前から知っていた。
何故ならTVでもネットでもひたすらにシャアがいたので、自分からするとガンダムと言えばシャアだった。
というかシャアどころかシャアみたいなキャラすら生まれる前からそこら中にいたから、もう親の顔くらいシャアやニア・シャアを見ている。
一応オマージュキャラであるクルーゼやグラハムや声まで一緒なデュランダル議長を先に知っていたために、ある意味凄いという噂だけ知ってる謎の先輩と直接お話しする機会をいただいたくらいの距離感で見始めた。
そのくらいの軽い気持ちだったのに、なんだこいつ!?!?!?!?!?の連続で気がつけばガンダムで一番好きなキャラは?の欄にすでにシャア・アズナブルって印刷された状態になっちゃった。
だいたいスタンド攻撃だと思っていただいて構わない。
実は覚えていないんですよね。何故シャアに惹かれたのかを。記憶を奪われたに違いない。
突然自分の人生にシャアという栞を挟まれた感じなので、どちらかというと月島さんなんだよな。
シャアはスタンド使いで完現術者。
ガノタはシャアが好きなの?嫌いなの?
つい最近、何故かシャアに興味を持つ人が増えたようだ。知らんけど。
そうするとその方々が困惑している様をよく見かける。
曰く「皆が嬉々としてシャアの悪口を言う。これだけ大人気のキャラクターのはずなのにどうして?」と。
まずXはそういった悪し様に物を語れるのは偉いと考えている悪いオタクが多いことと、好きな物も悪く言えるから自分は冷静で客観視に優れた良い大人だとか自分をウィットに富んだシニカルな人間と思い込んでるとか皆が悪口言ってるからハブられないように/今ならワンチャンバズれるかもと慌てて一緒に大げさな悪口言ってるだけとか一般人の薄っぺらい友情では用いられないようなセンスのある罵倒で盛り上がるのが俺達の☨絆☨と思っているオタクが集まりがちなのは皆さんご存じのはず。
え?宇宙世紀オタクなんだからある程度社会的地位のあるいい年齢のはず?
社会的地位のあるいい年齢の大人の中の”そういう気質”の連中がガノタに集まってんだよ!!!
なので問いに対する答えとしては、みんなシャアのことが好きだよ。
だがシャア・アズナブルというキャラクターには上記の一部の悪いオタクの悪い仕草で悪口まみれになっているわけではない、彼特有のある問題が存在する。
事実を羅列すると悪口/disになる割合が高いのだ。
また、彼の行動や思想には「何故か」「突然に」「この時だけは」「おまけに」「どうしてか」「理由は不明だが」「特別に」が文頭にくっつくことが多い。
好きだけど良い所を褒める時と悪い所を語る時に何故か同じ事柄を同じ視点から語ることが出来てしまうから、喋ってる方も「今褒めてるっけ貶してるっけ」と区別がつかなくなっているんだ。
優しく無視してあげてほしい。
というかあなたもシャアと出会ったらそうなる。老人を嗤ってはいけない。いずれあなたもそうなるのだから……。
・カッコいいシーンはだいたいやらかしてるシーン
・カッコいいシーンは実は別に何もしていないシーン
・負けてんのに印象が「シャアって奴はさぁ!」で勝者に心の照準が向いていかない
・あいつがいると画面が締まる。でも締まるだけ
・正も負もおもしれー男……いや待てぇ今面白さは求めてねぇ
・いい加減にしろよバカ!と振り上げた手で何故か抱きしめてしまう
・でも俺に抱きしめさせてくれない。ナナイじゃないからか?
・抱きしめられたところであいつの中ではマジで何も変わらない。無駄。虚無。ナナイでもダメ
・よく考えなくても最悪な状況を創り出しているが心が喝采をあげている
・でも俺だけはシャアの良い所知ってるから
・シャアのことを話しはじめたらいつの間にか45年経っていた
・ガンダムってニュータイプでもガンダム(機体)でもアムロでもアースノイドとスペースノイドでもなくシャアだな
・シャアってニュータイプもガンダム(機体)もアムロもアースノイドもスペースノイドも内包してるな
・シャアを語る時ガンダムという作品の全てを語っているな
・宇宙の心ってシャアかも
日々SNS等でシャアのことを悪し様に語るオタクがいても困惑したり心を痛めたりしなくていい。
それがオタクとシャアのエターナルだから。
シャアに出会うとシャアカテゴリーが生まれる
誰しも心の中にカテゴリーというものが存在する。
好き、嫌い、苦手、憧れ、結婚したい、食べれるっちゃ食べれるが積極的に食べたいわけではない、映画、音楽、シャア、友人、親戚、買うほど好きではないが人から貰うとすごく嬉しい、面白かったが別に二度見なくてもいい、たいして良くなかったが円盤(現物)は買った。
そんな感じのカテゴリーがね。
シャアに出会うとシャアカテゴリーが生まれるんですよ。タイトルの繰り返しか?でもそうとしか言えないんだよ!
普通なら好きや嫌い等の感情/感想フォルダもしくはガンダムやアニメ等のジャンル/作品フォルダに放り込むのに、シャアという独立カテゴリーが人の心や頭の棚に悠然と居座るってわけ。
それだけのインパクトと占有率を誇る厚みのあるキャラクターと言えば聞こえはいいが、45年ほど世界中のオタクの脳の一部を彼一人が居座っているのだ。
そりゃあオタクの方もなんか壊れてくるよ。
かくいう自分の脳にもシャアがずっといるからなんかもうあいつへの感情が「一は全、全は一」みたいになってんすよ助けてくださいよ。
シャア・カテゴリーにはシャアが沢山入っている。
シャアじゃない人も沢山入っている。
同じシャアだけど違うシャアもいる。
何を言っているのかわからないかもしれないが、シャア・カテゴリーにはシャアとシャアじゃない人とシャアだがシャアと言えるかどうかは人によるシャアとシャアではあるのだが語る時にシャアとは別ということにしておいた方がいいシャアとシャアなのにシャアとして語ると他のガノタに「それを正史のシャアとして語りますかね笑」と戦いのゴングが鳴るため事前に該当作品名を挙げておく必要があるシャアがいるのだ。
シャア(1stTVシリーズ)
シャア(1st劇場版三部作)
シャア(小説版『機動戦士ガンダム』富野喜幸著)
シャア(小説版『機動戦士ガンダム』中根真明著)
シャア(『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』)
シャア(ゲームブック『最期の赤い彗星』)
シャア(漫画版『機動戦士ガンダム C.D.A.若き彗星の肖像』)
シャア(ゲーム『ギレンの野望』)
みたいなのとか……。
クワトロ・バジーナ
フル・フロンタル
シャア・アズナブル(本物)
エドワゥ・マス
アフランシ・シャア
みたいなのもいるし……。
「全部同じじゃないですか?」「ちがいますよーっ」「これだからしろうとはダメだ!もっとよく見ろ!」
オタクはシャアのカイ・シデンになりたい
先日XでTHE ORIGINのキャスバルのことを考えるとキャスバルの叔母になり引き取りてぇと謎の欲望を吐露したのだが、でも本当はシャアのカイ・シデンになりたいんですよ。
何言ってんだよとお思いでしょうが、多分それなりのオタクがシャアのカイ・シデンになりたい気持ちから目を逸らしてることを知ってるんですよこっちは!
俺達は!シャアの!斜め後ろくらいに立っててさぁ!ニヤニヤ笑いながらつまんない話とかどうでもいい話とかぺちゃくちゃ話しかけてさぁ!何故かやたら次から次へと発生する失敗とか事件とか珍事とか茶化して笑い話にしたりさぁ!空き時間に水切りとか缶蹴りとか麻雀やって一緒に整備員や秘書にキレられたりさぁ!戦意高揚のため地下鉄に乗った時には「実際一人で乗ったことあんの?」とか「じゃあ今度は商店街歩いて駄菓子屋の婆ちゃんにシガレットとかもらってカッコよく咥えてお茶目さとか演出すっか笑」とか駄弁ってさ……ずっと生き延びて……あいつの傍にいてやりたいじゃん……!!!!あいつがどこに行ってどんな名前を名乗ってどんな自分でいたいかもわからず人に求められる何かになろうとしていても、そんなあいつを見つけて最後の瞬間まで一緒にいてやりたいじゃん!!!!オタク(主語デカ)は皆そう思ってんだよ!違うか!?
どっちかというとカイ・シデンに夢を見ている!?
それは……そう!カイさんはここまでしてくれない。でもイメージするならカイさんだよなぁ。
昔からシャアに必要なのは尊敬できる上司と悪友と言われており、そのほとんどが一時的に手に入ったエゥーゴが理想的な居場所とされていた。
実際Zの彼は凄く楽しそうで、誰視点から見ても頼りになる(本当に頼れはするし精神的な拠り所になるという意味であり、誰かの身に起こったハプニングや悲しみをなんとかしてくれるとかそういうことではない)面白くていい奴で顔と声もいい。
パーフェクトである。要らんこともしてるがそれも愛嬌。本当にそうか???????
近場の女に手を付けるのは……うん……でもさぁ、クワトロ大尉がそこにいるとしてさぁ、顔と声がよくて変な愛嬌があってカッコいいと思ったら色々変でたまにふと思い悩むような顔を見せたり誰とどこにいても目立つ存在感とそれ故に真にどこへも馴染むことなど無いと理解させられるような独特の雰囲気と寂しさを感じさせてくる男、が自分にはふと弱さや可愛さを見せてくるんですよ。
レコアもナナイも……仕方ないだろ……!!!そんなの……!許せねぇよシロッコ!!!!!
だが彼女とか娘とか、もっと言うと母になってしまえる女じゃダメなのだ、という話を45年してきているわけだ。
オタクは悪友になるしかないわけ。Q.E.D.
あぁ~~~~どっかの悪いオタクが権力を握ってシャアの隣に悪友ポジの男がいるif作品とか作らないかな~~~~。
悪友じゃなくてもいい、親友とかマブダチとか呼ばれるような奴とか……。でもねっとりとした崇拝や執着を見せるような男はちょっとね汗。いきなりそんなん令和に生やしてくる悪いオタクはいないか!ダハハ!!
でも本当に誰かシャアの隣にいてほしいとは思う。
ガンダムやニュータイプという趣旨や本題にも添った願望だと思うのですがね。
最後に
酷いnoteだね……。
ちなみにトップの写真はTHE ORIGINの特典のミニ色紙のうちお気に入り三枚とシャアぴあ。
THE ORIGINはシリーズ全部プレミアor舞台挨拶付きのやつを見たので、あの期間はずっと池田秀一さんと潘めぐみさんと安彦良和さんを見ていた。
毎度別の会場でやるから大変だった記憶もあるけどな……!プレミア上映会で豊洲PITだの神奈川県民ホールだの東京オペラシティだのに初めて行ったのはいい思い出。友人と二人で「駅から遠い!」「この道であってるよなぁ!?」と騒いでたな~。
ちなみに一番好きな非ガンダム機体はハンブラビで、一番好きなガンダムはガンダムローズです。
基本的に変形する機体と武装が多い機体が好き。トロワの全弾撃ち尽くしのファイトスタイルもだ~い好き。
ガンダムローズは「ガンダムって自由なんだ!」とビルドファイターズの登場キャラみたいなセリフを素で言わせてくれた、エポックメーキングな機体でもあるからだ。
ビルドファイターズ前に自分はビルドファイターズ世界の人間になってたってわけ。
初見で凄まじいインパクトを喰らい、やっていいんだこれー!!ってなったんだよね。あと機体に「可愛いー!!」って感想が自分の中から出てきたってのもかなり印象深くて。ジョルジュの声優が大好きな山崎たくみさんである加点もあったかもしれんが。
可愛いよねガンダムローズ。HGありがとう。1/144ガンダムローズを買ってちゃちい~可愛い~と愛でていた。ずっと横にHGUC 1/144 Hi-νガンダムとか置いてたので更に可愛くなっていた。
Gガンのキャラだとレインとジョルジュがそれぞれ好きだったね。Gガン外伝楽しみ。
だらだらとまとまりのない記事を読んでくれてありがとう。あと勝手にシャアのカイ・シデンになりたいオタク扱いしてすみません。でもあなたもシャアの悪友になりたいですよね?
何故だか知らんが今はオタクのあずかり知らぬ所でシャアとマブダチの湿気が立ち込めているが、これからもシャアが伸び伸び暮らしていける世界を夢見ていきたいと思う。
伸び伸びした結果にやらかしたらいつでも誰かが撃墜してくれるから大丈夫。
でも俺はぶつくさ言いながら最期まで傍にいるから……。ということを世界中のオタクが言っている。自分もそのうちの一人にすぎないのだ。
あなたもそうなる。(呪いエンド)