関西弁あるある言いたい

「〇〇ちゃう?」という関西弁。
標準語でいうところの「〇〇じゃない?」の意味だ。

例えば、
「あの犬、ちゃうちゃうちゃう?」は
「あの犬、ちゃうちゃうじゃない?」
の意味だ。

これを応用すると
「ちゃうちゃうちゃう?」
「ちゃうちゃう、ちゃうちゃうちゃう。」
「え!?ちゃうちゃうちゃう?」
「ちゃうちゃう、ちゃうちゃうちゃうんちゃう?」
となる。
関西では定番の早口言葉。
これはなかなか関東人にもウケが良い。

でもこれ、ジジババ世代になると「〇〇とちゃう?」と言う傾向にある気がする。これがもうとにかくダサい。「と」がつくことによってなんか一気に落語みたいな古臭さが出る。

「ちゃうちゃうちゃう?」も、
「ちゃうちゃうとちゃう?」になってしまう。
これでは早口言葉にしたってなんの面白みもない。

「〇〇とちゃう?」に関連して、エピソードを一つ。
過去に夏休みの作文の一節に「そっちちゃうで!」という会話文を記載したところ、
祖父から「そっちとちゃうで、の間違いやろ?」とわざわざ添削されたことがある。

これが私は悲しかった。
私はそんなおばあちゃんみたいな言い回ししないのに。
結構重要な会話文だったのに。。

だいたい、『と』を入れたところで、別に丁寧なニュアンスになる訳でもない。ただ古臭さが出るだけじゃないか。

絶妙な世代間ギャップ。伝わるだろうか。きっと関東人には伝わらない。

...こんな死ぬほどどうでも良いエピソード、普通なら適当な雑談の中で共感を得て、とっとと忘れてしまうような話なんだけども。
このニュアンスが伝わる相手なんて、今住んでいる東京には全くいない。彼氏だって興味すら持ってくれない。あぁなんという孤独。

周りの人間と母語が違うという事実は、時にチクリとした悲しみを伴うし、この積み重なりでいよいよ郷愁にやられてしまう日がくるかもしれない。

気楽に関西弁あるある、言いたい...

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