花影ゆれる砥水 振り返り
2/13、バイト休憩中に水江建太の刀ミュ出演を知って過去一動揺した日から4ヶ月。
配信で幕末、パライソ、らぶフェスで初現地を経験してから刀ミュに落ちていった私にとって正にここぞ!というタイミングで来た作品でした。
建太さんへの思いは長くなるから別で書くけど、間違いなくオタク始めてから1番力を入れたし記憶に残る4ヶ月だった。
まず初日、気づいたら朝9時半に渋谷PARCOの列並んでた。欲しかったグッズ全部買えて、そのままもじパラでうちわオーダーして、池袋でブロマ装飾揃えて帰った。元々お友達とお泊まりで配信見る予定はあったけど、グッズが一般販売されることを知って前日夜に急遽決めてから驚きの行動力でした。お友達ありがとう。
配信見終わった感想は細かいことまで覚えてないけど、綺麗な物語だったなって満たされた感覚になったのだけ覚えてます。全体的に緩急がそこまで強くなかった印象はあっても最後の一期とカゲのシーンは涙ぐんだし、そこまで気にならなかった。
ただ一期の殺陣や演技の不安定さは大丈夫かな?と思ってました。
Twitter開いてたくさんのマイナスな感想を見てからは、一気に不安になった。一期への違和感は理解できたけど、前の脚本家さんとの違い、今作は本公演じゃなくて外伝みたいだ、っていうのは歴の浅い私には理解できなくて、何より初演に近いところから刀ミュを応援してきた方々が今作で刀ミュに対して失望されていたことが悲しかった(その方々の思いを否定するわけじゃなく、ただその事実に対して)。
自分自身の流されやすい性質もあり悪いところに目がいくようになって、念願の現地でも1部の中盤は見どころに欠ける感じでした。
でも正直5/6~7の現地は前日までのバイト連勤でひたすら寝不足だったのが悪い……半分寝てたレベルだったから観るどころか起きてるのに必死で、6日ソワレは2部の刀剣乱舞でも寝かけるレベルだったので本当に制作側にも連番してくださったフォロワーさんにも周りの審神者さんにも申し訳なかったです。改めて陳謝。
そんな感じで東京公演が終わり、一期と脚本を中心に公演に対して悪印象を持つ人が多かったように感じてたのに対して長義は好評だった(はず)から、推しが褒められてる嬉しさと推しが出てる刀ミュの作品が否定されてるって悲しさとで情緒ぐちゃぐちゃでした。
それでも兵庫を経て良くなってるって感想を散見したから、人生初本州外&初遠征の福岡公演を楽しみにしてた。日替わりではご当地ネタ入れてくれたりするのかな、とか少ない滞在時間でどう楽しもうかな、とか色々考えてたらまさかの中止。
初遠征の予定が初めての公演中止。むしろコロナ禍以降にオタク始めたのに良く避けてこられたな。
情緒崩れてたからか公演観られなくなったことへのショックはそこまでなくて、結果としての弾丸福岡旅行も楽しかったので良い経験になりました。
福岡行ったり春単行ったりしてたらいつの間にか凱旋公演。春単での初立川がめちゃくちゃ遠かったからサイドシートも期待しないで行ったらめちゃくちゃ近かった。TDC最後がセンター以外の視界ゼロだったせいで、余計に近いし全部見えるし下手に長義来たら大優勝だし……最初の刀剣乱舞で改めてそこに男士がいることを認識して泣きそうになりました。
近いっていうアドバンテージもあってか、東京とは違う公演観てる?ってくらい良くなってて感動した。マジで東京寝不足のせいでちゃんと比較できないのが悔しい。けど周知のように一期は格段に良くなってて、カゲの感情も強くなってて伝わる思いの強さが全く違かった。
そして前楽、取れた自名義に心から感謝したし初日の配信以来でお友達に観せてあげられるのも嬉しかった。凱旋見てからは初日配信や東京で判断されるのが正直悔しくて悔しくて、みんなに今の花影を見て欲しかったから。
席は思いのほか遠くなかったけど今度はセンター全く見えなくて泣いた。最後なのに。
それでも前回の凱旋よりまた更に良くなってて、よみびとしらずでライトに照らされてどうしようもなく美しい長義を見た途端に「もうこの公演は観られないんだ」と思ってガチで泣きました。終わるのが本当に寂しくて、1部終わってから暫く泣いてた。終わりを感じて泣くのも初めての経験でびっくり。
あと一期とカゲのシーンも涙ぐむどころじゃなくて泣いた。
お友達と飲みながら観た大楽は、映像なのにさっき観たものより迫力が増してるシーンが沢山あって、花影チームの成長力と努力を1番感じた回だった。
途中はとにかく不安で不安で仕方なくて、花影は見れば見るほどスルメのように味が増すんじゃなくてガムみたいに薄れてくんだと思った時期があったから、自分でも最終的に受け入れられるのか怖かった。そんな不安を消し飛ばして、このメンツでこの公演をやってくれて良かった。心からそう思える大楽でした。
Twitterでも日に日に肯定的なツイートが増えていって(否定的な人が見なくなっただけかもしれないけど)、最後は確かにみんなに愛された作品になったのが分かってと〜〜っても嬉しかったです。キャストの方も今までになくロスが強い、みたいなことを仰ってくれてて嬉しかった。初期から途中の評判だって伝わってるだろうに。キャストの方が、制作の方が、胸を張って良い作品だったと仰ってくれることが何より喜ばしい限りです。
公演始まってからの1ヶ月半、素敵なフォロワーさん達にも会えて、FF外だけどよく感想が流れてきたりRTしてくださるようなアカウントにも出会えたり、素敵な出会いも沢山生み出してくれました。
ミュージカル刀剣乱舞を作り上げてる方々、今作に山姥切長義の出陣を決めてくださった方、水江建太の山姥切長義に出会わせてくれたこの作品に関わる全てに感謝しています。間違いなく、建太くんがいたからこそ花影という作品を、刀ミュをもっともっと好きになれました。素敵な4ヶ月をありがとうございました。