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ダウン症の弟へ、愛を語る
ダウン症の子が身近にいる方も、そうでない方でも、みんなに読んで欲しい。
自分自身、生きていて、
「生きてるなぁ」
と思うことはあまりない気がするけれど、
私は弟を見て、
「頑張って生きてるんだなぁ」
と思うことならある。
私の弟は「ダウン症候群」と診断され、生まれてきた。
当時私は4歳になる年だったので、いつ、どうやって私は、弟が障がいをもっていることを知ったのか、あまりよく覚えていない。
1歳になっても2歳になっても弟が立つことはなかったので、布団で一緒に遊んでいた。とりあえず、ずーーーっとニコニコしていて可愛かった。
そんな弟は17歳になろうとしている。
基本寡黙でおとなしめ、ぼーっとしすぎてこちらの質問に全然答えてくれない時もある。あとゲーム好き、マリオとかカービィは基本全クリする。多分頭はいいのだと思う。曲を聴いたり、踊るのも好き。
日々弟は、歌ったりゲームしたり、ゴロゴロしながら生きている。
彼が日々どんなことを感じていて、考えているのかがわからないけれど(めっちゃ顔に出てる時もあるけど)1回心の中覗いてみたいなあ。毎日どんなことを考えているんだろうか…。
ここで何が言いたいのかというと、
私は弟が大好きである。
こんな可愛らしい生命体、愛でないわけがない。
ダウン症は天使。とよく言われる。その通り、1人いればみんなが笑顔になる。癒される。最近は兄面していろいろ手伝ってくる。私のお手伝いをしたいらしい。可愛い。
正直、この日常が普通過ぎて、この平和な世界以外考えられない。弟に怒られることはあるけど、喧嘩はないし、仲直りとかいう概念もない。
実際私は友達とも喧嘩はしたことはなくて、私の平和主義はこの日常から生まれたんだろうな。
ダウン症とか、障がいを持っている子が身近にいない人から見たら、障がい者やその家族を「可哀想」だと思っている、という印象がある。だから私は弟がダウン症だと基本言わないし、聞かれなきゃ言わない。
しかも障がい者が「可哀想」なのかは誰にもわからないし、家族は大変だけどこんな可愛い天使みたいな存在がいて幸せなので、「可哀想」では決してない。何をもって「可哀想」なのか、それを言われる身はどうなのか。今一度考えてみてほしい。
ダウン症や障がいを持っている人の悪口、たくさん聞いた。たくさん傷ついて、たくさん泣いた。
でも負けずに、私は弟を好きであり続けてよかったと思う。
そんな私は、今日も弟を愛でる。
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